セル・イン・メイ(sell in May)
◎欧米でよく知られる相場格言の1つで「5月に株を売れ」というものです
◎これは米国株が夏場の6~8月に例年低迷しやすい(上昇しにくい)というアノマリーが影響しています
◎アノマリーとは理論的な根拠があるわけではない経験則のことです
◎「5月に株を売れ」の背景として、次のようなことがあるようです
◎ヘッジファンドは5月以降に決算を発表することが多く、その前に保有株を売って決算に備えるケースが見られます。これは株価の押し下げ要因となります
◎2つ目に、米国は前年に支払った税金の還付金が春に支払われ、その還付金による投資で4~5月に株高となりやすい傾向があります。高いときに売りましょうということです
◎また、夏場は休みに入る投資家が多く「夏枯れ相場」となりやすいです。これは日本など他の市場でも同様の傾向があり、それを見越して保有株を売りましょうということです
◎ちなみに「Sell in May and go away, come back on St. Leger’s Day(5月に売って立ち去り、セント レジャー デイ(9月第2土曜日)に戻りなさい(買いましょう)」というのがフレーズの全文です