外食・中食関連の日本株/日本マクドナルドホールディングス、日清食品ホールディングス、セブン&アイ・ホールディングス【はじめての個別株】

外食・中食関連の日本株/日本マクドナルドホールディングス、日清食品ホールディングス、セブン&アイ・ホールディングス【はじめての個別株】

目次

暑い時は家事もラクしたい!

日本マクドナルドホールディングス<2702>

日清食品ホールディングス<2897>

セブン&アイ・ホールディングス<3382>

暑い時は家事もラクしたい!

連日40度近くの猛暑の日が続き、あまりの暑さに少々夏バテ気味…という方も多いかもしれません。

夏バテを予防するためには、きちんと食事をすることが大事だとわかっていても、体力が消耗してヤル気が削がれ、毎日の家事を面倒に感じてしまいますよね。そんな時に利用したいのが、コンビニやスーパーで販売しているお弁当お惣菜。飲食店でのテイクアウトデリバリーサービスです。

そこで今回は、日本株の中から手軽に食事をしたい時に活用できる外食・中食関連の3銘柄をご紹介します。

 

日本マクドナルドホールディングス<2702>

企業紹介

世界的ハンバーガーチェーン「マクドナルド」を展開。外食では国内トップクラス。

 

注目ポイント

原材料価格の高騰等を背景とした値上げや、期間限定商品等を定期的に展開していることもあって売上は順調に伸びていて、業績は好調に推移しています。

株主優待は、6月末と12月末を基準に1年以上保有している株主に対して、バーガー類やサイドメニュー等と引き換えできる優待食事券を送付しています。

100株以上を保有している株主は優待券を1冊、300株以上を保有している株主は優待券を3冊、500株以上を保有している株主は優待券を5冊受け取れます。

今期の予想配当金は42円、予想配当利回りは0.67%です(24/07/23現在)。

 

株価動向

株価は2024年12月期の業績への期待が高まり、今年1月から上昇し始め、2月8日に発表された決算内容は好感され急騰し、2月15日には7,170円の高値をつけました。その後は7,000円を挟んでもみ合う動きが続きましたが、5月に入ると株価は下落し始め、6月末の権利取りに向けての動きもあまり見られず、7月10日には5,860円まで下落しました。

その後はハイテク株から出遅れ株への流れもあり、6,200円前後まで戻しています。

 

日清食品ホールディングス<2897>

企業紹介

即席麺のパイオニアで、カップ麺は国内シェア首位。海外展開を強化。傘下に湖池屋等がある。

 

注目ポイント

「カップヌードル」を中心とした即席麺・カップ麺に加え、「日清Spa王」等のチルド・冷凍食品といったイメージが強いですが、「湖池屋ポテトチップス」等の菓子類も展開し、多様な飲食を取り扱っています。値上げを行っていることが売上増加につながっているようですが、原材料価格の上昇等によってコストもアップしているようです。

株主優待は、3月末と9月末を基準に、①グループ製品詰め合わせ、②日清食品グループオンラインストアで利用できるクーポン、③国連WFPへの寄付のうちの一つから選択できます。

100株以上を保有している株主には年1回1,000円分、300株以上を保有している株主には年1回3,000円分、900株以上を保有している株主には年2回6,000円分、3,000株以上を保有している株主には年2回7,500円分が贈呈されます。

また、業績が好調に推移していることもあって増配基調です。今期の予想配当金は70円、予想配当利回りは1.60%です(24/07/23現在)。

 

株価動向

株価は今年1月17日高値5,203円から5月31日安値3,872円まで下落。その後は、冷凍パスタの値上げ報道を好感して業績への期待から反発傾向となり、食品株への循環物色から7月19日には4,398円まで上昇しています。

 

セブン&アイ・ホールディングス<3382>

企業紹介

総合小売業で首位。日米「セブンイレブン」を中心に、イトーヨーカドーや外食等も展開。
 

注目ポイント

コンビニ事業は国内外で順調のようですが、スーパー事業が厳しいようです。

株主優待は8月末を基準に、保有株数に応じた共通商品券を配布しています。3年未満の場合は、100株以上を保有している株主には2,000円分、400株以上を保有している株主には2,500円分、700株以上を保有している株主には3,000円分を、3年以上保有している場合はそれぞれ追加で500円分を受け取れます。

25年3月期の予想配当金は40円を予定していて、予想配当利回りは2.23%です(24/07/23現在)。

 

株価動向

株価は2023年10月安値1,720.7円から今年2月高値2,244.5円まで上昇。その後はしばらく横ばいで推移していましたが、4月の決算発表を嫌気して下落し7月上旬までは2,000円前後でのもみあい。7月11日の決算発表も嫌気され1,800円前後まで下落し、7月24日安値1,765円まで売られています。

 

記事作成日:2024年7月24日

ファイナンシャルプランナー
横山利香

短大卒業後、金融専門出版社やビジネス書出版社で雑誌の記者、書籍の編集者を経て、ファイナンシャルプランナー、国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)として独立。株式や不動産、外貨、投資信託など、資産運用をテーマとした執筆や講演活動、投資塾などを行う。株式や不動産への投資を中心に、為替などさまざまな金融商品への投資を行う。大学生の子どもがいる。

公開日:2024.7.25

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