いよいよボーナスシーズン。「ボーナスが出たら、投資をしてみようかな」と思っている人もいるのでは?
では、ボーナスで本当に投資を始めてもいいのでしょうか。ぜひ、チェックしてみましょう。
ボーナスで投資をするのはアリ!でも…
「いつか投資をしてみたい」と思いながら、なかなか始められない人も多いでしょう。そんなとき、ボーナスが出たタイミングは、投資をはじめる良いきっかけになると思います。
でも、いきなりまとまったお金や使う予定のあるお金で投資をするのは要注意!。その理由は2つあります。
1つは相場には波があって、高い時に買ってしまう“高値づかみ”の恐れがあるから。もう1つは、今後使う予定のあるお金で投資をすると、いざお金を使いたいときに相場が下がっていたら、現金化の際に損が出ることになりかねないので、要注意なのです。
ボーナスで受け取ったお金=「余裕資金」かどうかを確認してから、少しずつ投資にまわすようにしましょう。
つみたてならカンタン
ボーナスの内、しばらく使う予定のない余裕資金で投資をはじめてみようと思ったら、そのお金を分割して、毎月投資信託をつみたてていくのも一案です。
例えば、30万円の投資資金がある場合、毎月5,000円なら5年、1万円なら2年半で投資信託をつみたてていくイメージです。
同じ金額でつみたてていくと、価格が低いときにはたくさん買い、価格が高いときは少なく買うというドルコスト平均法の効果が期待できます。この方法だと一度に大きな額で高値づかみしてしまうことを避けられ、取得単価の平均も結果的に引き下げられやすくなります。
投資信託ならつみたて購入の設定がカンタンで、一度申し込めば、あとは毎月自動で買い付けをしてもらえます。NISA(少額投資非課税制度)口座で買うと、利益が出ても20.315%の税金がかからないメリットもあります。
また、ボーナスで資産運用をはじめる人は、どんな運用をしたいかを考えて投資信託を選びましょう。例えば、安定的に運用したい人は値動きを抑えられるもの、大きく資産を増やしたい人は値上がりが期待できるもの、などのように運用の方針をある程度決めると選びやすくなりますよ。以下の投資信託も一例として参考にしてみてください。
参考ファンド3本
スマート・ファイブ(1年決算型)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
イーストスプリング・インド消費関連ファンド
※詳細な商品性は目論見書をご覧ください
記事作成日:2024年6月13日
ファイナンシャルプランナー
西山美紀
出版社勤務後、2005年に独立し、FP資格を取得。生き方、マネーなどをテーマに、単に貯蓄額を増やすのではなく、日々にうるおいをもたらすお金の使い方・貯め方・増やし方を女性誌やWEBで発信。監修・講演等も。著書に『お金の増やし方』(主婦の友社)等。