定番インデックスファンド「eMAXIS」シリーズ6選

定番インデックスファンド「eMAXIS」シリーズ6選

目次

「eMAXIS Slim」シリーズ定番の4本

「eMAXIS」シリーズで自分好みの運用を

投資信託(ファンド)は、投資家から集めた資金をファンドマネージャーなどが運用し、その収益を投資家に分配する金融商品です。投資信託の種類は数多くありますが、なかでもインデックスファンドの「eMAXIS Slim」と「eMAXIS」が有名です。

 

今回は、このシリーズの定番ファンドをピックアップしてご紹介します。

  

「eMAXIS Slim」シリーズ定番の4本

eMAXIS Slim」シリーズには合計14本(PayPay証券ではそのうち7本を取扱い)の投資信託があり、運用先は日本国内の株式、米国の株式、全世界の株式、新興国の株式のほか、REIT(不動産投資信託)や債券に投資するものなどがあります。

 

共通する特徴は「業界最低水準の運用コストを目指している」ことです。その中から人気の4本をご紹介します。

  

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

通称・オルカンと呼ばれる人気の投資信託。日本を含む先進国および新興国の株式市場の値動きに連動する投資成果を目指します。ただし、オール・カントリーといっても、実際には米国株の割合が約60%(2024年1月末現在)となっており、米国株市場の値動きを反映しやすくなっています。後述の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」とともに「2大投信」と呼ばれるほどの人気商品です。

 

 

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

米国の主要株価指数である「S&P500」に連動する投資成果を目指します。S&P500には、おなじみのアップルマイクロソフトといった世界的に有名なIT企業はもちろん、テスラウォルト・ディズニーといった企業も含まれており、米国株式市場全体の値動きを示す指標とされています。

 

 

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

この投資信託は2018年に設定されましたが、昨今の米国株上昇を追い風に、設定来の騰落率は167.3%となっており、2.5倍高を達成しています。

 

 

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

直近の目論見書(使用開始日2024年1月25日)では中国が組入の30.0%(2023年9月末現在)を占めていましたが、中国市場の停滞やインドの躍進で順位が入れ替わっています。

 

 

「eMAXIS」シリーズで自分好みの運用を

「eMAXIS Slim」と同じ運用会社の投資信託に、「eMAXIS」というシリーズもあります。その中から「eMAXIS 最適化バランス」と「eMAXIS Neo 自動運転」をご紹介します。

  

自分に合ったリスク水準が選べる「最適化バランス」

eMAXIS 最適化バランス」は、日本を含む世界各国の株式公社債および不動産投資信託証券市場の値動きに連動する投資成果を目指します。

  

種類は5種類で、それぞれリスクごとに分類され、「マイゴールキーパー」「マイディフェンダー」「マイミッドフィルダー」「マイフォワード」「マイストライカー」と、サッカーのポジションの名称がついています。それぞれ目標とするリスク水準(標準偏差)の目安が設定されており、投資家のリスク許容度に応じて選べるというメリットがあります。

なお、標準偏差とは、リターンの振れ幅の大きさを定量的に測定する尺度です。標準偏差の値が大きいほど、ばらつきの幅が広く、リスクが大きいとされ、逆に値が小さいほど、ばらつきの幅が狭く、リスクは小さいとされます。

 

 

テーマに特化した投資信託も

最後に、「eMAXIS」の中でも「自動運転」というテーマに特化した投資信託をご紹介しましょう。「eMAXIS Neo 自動運転」は、主に米国の金融商品取引所に上場している、日本を含む世界各国の自動運転関連企業の株式等に投資します。日米の株式市場では、自動車の自動運転は息の長いテーマとなっており、この分野の成長を期待するのであれば、ポートフォリオの一部に加えてみるのもおもしろいかもしれません。

 

なお、ここまで紹介してきた投信は、NISA(少額投資非課税制度)の成長投資枠およびつみたて投資枠での購入が可能となっています(eMAXIS Neo 自動運転は、成長投資枠でのみ購入可)。一口に投資信託といっても、その種類はさまざまです。自身の投資スタンスに合わせて、複数の投信を組み合わせてみてはいかがでしょうか。

 

  
※詳細な商品性は目論見書をご覧ください
記事作成日:2024年2月28日時点

公開日:2024.3.4

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