30~40代になると、20代の頃に比べて貯蓄が増えて、「資産運用をしてみようかな」と思う人もいるでしょう。
資産運用にはさまざまな方法がありますが、少額の資金で、投資先を分散させてリスクを抑えながら投資できる方法の一つに、投資信託があげられます。
今回は、投資初心者の30~40代の方に向けて、投資信託で資産運用を始める際に、知っておきたいポイントと投資信託の具体例を紹介します。
まずはNISAの「つみたて投資枠」をベースに始めよう!
資産運用をする際に、少しまとまった預貯金がある場合、「まとめて投資した方がいいの?」と悩むかもしれません。
しかし、投資にはリスクがあり、元本保証がないことに要注意です。元本が増えたり減ったりしますので、初心者の方はまずは少しずつつみたてていく方法がおすすめです。
まとまった預貯金があっても、まずは月5,000円や1万円などから、NISAの「つみたて投資枠」のラインアップから選んでつみたてるといいでしょう。金融庁により、分散投資をするのに適したものが選ばれているという安心感を得ることができます。
NISAで購入すれば、利益が出ても20.315%の税金がかからない大きなメリットがありますよ。
自分の投資スタンスに合わせて投資信託を選ぼう
人生経験を重ねてきた30~40代の方は、こんな投資をしてみたいという想いがある方もいるでしょう。ぜひ、そんな「投資スタンス」を考えてから始めましょう。
例えば、日々忙しく、投資方針について考えられない場合は、世界中の株式に幅広く投資できるタイプ1本をつみたてていくのもいいでしょう。
また、個別株を選ぶ自信や時間がない方は場合は、お金のプロであるファンドマネジャーが選定している「アクティブ」タイプの投資信託を選ぶという手もあります。投資信託なら、少額でもたくさんの株に投資できます。
一方で、貯蓄の一部を資金として、「日本の個別株」の投資にも挑戦したいと考えている方もいるかもしれません。その場合は日本の個別株は自分で選びつつ、日本株を除いた先進国に投資を行う「インデックス」のタイプの投資信託を選びポートフォリオのバランスを図るのも一案です。
いずれの場合でも、「下がったから売ろう」といったよう、すぐに判断せず長い期間つみたてていきたいですね。
それでは、30~40代で初めて投資をする人に向けて、PayPay証券のNISA「つみたて投資枠」でつみたてができる投資信託の例をご紹介します。
参考ファンド
はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
コモンズ30ファンド
※詳細な商品性は目論見書をご覧ください
記事作成日:2024年4月11日
ファイナンシャルプランナー
西山美紀
出版社勤務後、2005年に独立し、FP資格を取得。生き方、マネーなどをテーマに、単に貯蓄額を増やすのではなく、日々にうるおいをもたらすお金の使い方・貯め方・増やし方を女性誌やWEBで発信。監修・講演等も。著書に『お金の増やし方』(主婦の友社)等。