💡この記事のポイント
✅景気後退懸念が強まる中、ゲーム株やエンタメ株は景気の影響を受けにくい面も
✅株価が高値から調整している銘柄も多く、押し目買いの好機と見る投資家も
✅ゲームやエンタメ関連の日米株をご紹介
🔎登場する主な銘柄
✅日本株:任天堂、カプコン、ソニーグループ
✅米国株:ロブロックス、ネットフリックス、ユニティ・ソフトウェア
✅景気後退懸念が強まる中、ゲーム株やエンタメ株は景気の影響を受けにくい面も
✅株価が高値から調整している銘柄も多く、押し目買いの好機と見る投資家も
✅ゲームやエンタメ関連の日米株をご紹介
✅日本株:任天堂、カプコン、ソニーグループ
✅米国株:ロブロックス、ネットフリックス、ユニティ・ソフトウェア
景気悪化の中でも注目!「ゲーム株」に押し目買いのチャンス?
最近、米雇用統計の悪化などで景気後退の懸念が強まってきました。しかし、景気後退局面でも、全ての業種が同じように影響を受けるわけではありません。景気の影響を受けにくいディフェンシブ株などはむしろ買われやすくなるケースがあります。
また、「ゲーム株」や「エンターテインメント株」は、高額な支出(旅行や高価な耐久消費財など)が控えられ、家で過ごす時間が増えることで、手軽に楽しめる娯楽として景気悪化の影響を受けにくいことも考えられます。さらに、成長株としての側面もあるため、一般的なディフェンシブ株とは違った魅力もあります。
これらのゲーム/エンタメ株は6月末にかけて上昇し、その後は調整局面に入っている銘柄が散見されます。このような状況を、「将来の成長を見据えた押し目買いのチャンス」と捉える投資家もいるようです。
そこで、ゲーム関連を中心としたエンタメ株をいくつかご紹介します。
家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」や数々の人気ゲームソフトを開発・販売しています。2025年5月に「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の続編を発表するなど、IP(知的財産)の活用も積極的です。
「Nintendo Switch 2」が好調で、株価は6月末にかけて上場来高値を更新していましたが、その後は上昇一服の流れが続いています。好調な業績にもかかわらず株価が下落しているため、好決算からそろそろ押し目買いのチャンスと見る投資家もいるようです。
人気ゲームソフト「バイオハザード」や「モンスターハンター」シリーズなどを開発・販売する大手ゲームメーカーです。2025年3月期前期決算では、売上高、営業利益ともに2桁の増収増益を達成しました。
株価は7月1日まで上場来高値の更新が続いていましたが、その後は上昇一服の流れが続いています。直近では「モンハンワイルズ」の失速で急落し、高値から大きく下落しました。そろそろ押し目買いを検討して良い水準かもしれません。
玩具、家庭用ゲーム、アミューズメント施設など幅広い事業を展開する総合エンターテインメント企業です。「機動戦士ガンダム」や「ドラゴンボール」、「ワンピース」といった強力なIPを多数保有しており、ゲーム、アニメ、玩具、プラモデルなど多角的な事業展開が強みです。2025年3月期前期決算では、売上高、利益ともに過去最高を達成しました。
株価は6月末の高値から7月中旬にかけて下落。7月末にソニーグループ<6758>による株式取得と業務提携が発表され急騰しましたが、その後は一服となっています。
「ファイナルファンタジー」や「ドラゴンクエスト」シリーズなど、数々の人気RPG(ロールプレイングゲーム)を手掛ける大手ゲーム企業です。2025年3月期前期決算では、大型新作の販売本数が想定を上回ったことにより、前々期に赤字だった営業利益は黒字に転換しました。
株価は7月頭の年初来高値のあとは一服となっていましたが、徐々に値を戻す展開となっています。
「プレイステーション」で世界的なゲーム事業を展開するほか、音楽、映画、金融など多角的な事業を持つエンタメの巨人です。4月末には半導体子会社のスピンオフ(分離・独立)上場を検討との報道で急騰する場面もありました。
株価は5月末に上場来高値を更新しましたが、その後は調整が続いています。ゲーム事業の成長性やIPの活用に期待する投資家にとっては、押し目買いを検討する良い機会かもしれません。
出版、アニメ、ゲーム、Webサービスなどを手掛ける総合エンターテインメント企業です。出版事業で生み出したIPを、アニメ化やゲーム化、グッズ販売などで多角的に活用するメディアミックス戦略が強みです。電子書籍市場の拡大や、Webtoon(ウェブトゥーン)と呼ばれる縦読み漫画への注力も成長ドライバーとなっています。
株価は6月下旬の年初来高値以降は下落基調が続いています。エンタメやIP関連株への人気が出てくれば、反発となる可能性も考えられそうです。
世界最大のエンターテインメント企業であり、「ディズニーランド」や「ディズニープラス」などを運営しています。テーマパーク事業は景気動向に左右される面もありますが、動画配信サービス「ディズニープラス」は、景気に左右されにくい面もある娯楽事業として注目されます。また、コスト削減や広告付きプランの導入により、会員数増加と収益性改善を目指しています。
株価は4月の年初来安値から6月末の年初来高値まで上昇後は、調整局面が続いています。
「Roblox」というオンラインゲームプラットフォームを運営しています。ユーザー自身がゲームを制作・共有できるモデルが特徴で、メタバースとしても注目されています。1日あたりのアクティブユーザー数は堅調に増加しており、広告や有料アイテムを通じた収益化を強化しています。7月末には「Grow a Garden」などのヒットで好決算と今期予想を上方修正し上場来高値を更新しました。
株価は4月上旬の年初来安値から上昇傾向で、7月31日に上場来高値更新後は反落しています。
有料動画配信サービスの世界最大手です。競合がひしめく中で、豊富なオリジナルコンテンツへの投資や、アカウント共有の取り締まり強化、広告付きの低価格プラン導入などで会員数を増やしており、市場での優位性を保っています。
好業績予想でアナリストの目標株価引き上げが相次ぎ、株価は6月末の上場来高値まで上昇していましたが、その後は下落が続いています。
ゲーム開発エンジン「Unity」を提供する企業です。モバイルゲームを中心に、多くのゲーム開発者から支持されています。近年はゲーム以外の分野(自動車、建築、映画など)にも事業を拡大しており、メタバースやAR(拡張現実)分野での需要増加も成長の追い風となりそうです。
株価は7月中旬の年初来高値以降は調整が続いています。
記事作成日:2025年8月4日
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