一般的に難解なイメージがつきまとう「投資」
そこで、株式投資の世界をより楽しむためにも、株式投資の基礎知識をわかりやすくご紹介していきたいと思います。
株式投資って難しい?
「株式投資を始めてみたい」と考えている方、多いのではないでしょうか。
老後の不安、子供の将来のため、大金持ちになりたい!なんて方もいらっしゃるでしょう。
でも、いざ始めようとすると、「どの株を買ったらいいのかわからない」、「損をしたら怖い」、「売ったり・買ったりするタイミングが分からない」、などとためらう方も多いのでは?
最初の一歩を踏み出すのって、怖いですよね。でも、思い出してみてください。
初めて補助なしの自転車に乗れた時のことを。風を切る爽快感、急に世界が広がったように感じませんでしたか。
株式投資も同じです。
初めてみると、いままで見向きもしなかったニュースに反応したり、ご自分の愛用品のメーカーが気になったり、はたまた買った株の株価が上昇し気持ちも上がったりと(その逆もありますけど)、いままでとは違う、自分を見つけることでしょう。
もちろん、自転車でスピードを出し過ぎたり、止まるべきところで止まらないと、転んで痛い思いをしたり、最悪、事故にあってしまうように、株式投資も無鉄砲に行えば、大切なお金を失うことになりかねません。
投資の道を乗りこなすには、ある程度の基礎知識や考え方を身にまとうことが必要です。
では、これから株式投資の世界を楽しむために、どんな知識や考え方が必要かみていきましょう。
株ってなに?
その前に、そもそも「株」ってなんでしょう?
「株」は、企業が事業のための資金を調達する手段の一つです。企業は株のほかにも、債券の発行や銀行など金融機関からの融資を受け、資金を調達します。
「債券」や「融資」と言った経済誌で見かける言葉が急に出てきましたが、債券発行や融資を受けるというのは、簡単に言えば借金して、お金を得ることです。企業からみれば、利子を付けて返さないといけないお金です。
それに対して、株というのは企業の未来に期待をして、お金を出してもらうこと、「出資」という言葉になります。
債券や融資との違いは、出資してもらったお金は返済義務がないことです。
出資した人からみれば、元本が保証されていないということです。
出資をすると、「株」が発行され、株を保有している人は「株主」となります。企業は経営が上手くいけば、利益を株主に配分します。これを配当金といいます。
そして、「株」は売買することが出来ます。いわゆる株取引です。売買という以上、一般の商売と同じで、売値から仕入れ値を引いた額が儲けとなります。
株の取引では、これを「値上がり益」といいます。
一般的に配当金というのは、株価の数%ですが、値上がり益は会社の経営次第では、数倍から数10倍になることも少なくありません。
つまり、株式投資で儲けるということは、基本的には「これから騰がりそうな株を、安く仕入れて、高く売る」ということです。
これは、商売の基本、「安く仕入れて、高く売る」と同じです。
記事作成日:2021年1月14日