2024年6月のNISA(少額投資非課税制度)でみんな何を買ったのか、商品ごとにPayPay証券での購入金額ランキングをご紹介します。
NISAつみたて投資枠【投資信託】
つみたて投資枠では、先月5位だったPayPay投信 日経225インデックスが3位に、9位だったeMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)が5位にランクアップしました。
日本株は4月頃から横ばいでもみ合いとなっていましたが、6月末にかけて尻上がりとなり、日経平均は4万円台に回復する展開となっています。
日本株には半導体や生成AI(人工知能)、PBR1倍割れなど中長期的なテーマもあるので、今後も期待したいところです。
NISA成長投資枠【投資信託】
成長投資枠では、グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)が新しいNISAの始まった1月から安定して4位以内にランクインしています。
このファンドの2024年5月のマンスリーレポートによると、ウーバー・テクノロジーズ<UBER>やサービスナウ<NOW>など24銘柄が投資対象となっており、評価の高い企業にのみ投資できるファンドです。
その他、人気の定番ファンドやインド株ファンドが2本ランクインしています。
NISA成長投資枠【米国株/ETFランキング】
米国株/ETFでは、マイクロン・テクノロジーとブロードコムが初めてランクインしました。
マイクロンは半導体メモリを手がける大手企業で、中でも広帯域メモリ(HBM)はデータセンター向けのAI半導体として需要が急拡大しています。
また、ブロードコムは「次のエヌビディア」とも言われており、AI関連の売上高が急増している大手半導体企業です。
そのほか圧倒的1位のエヌビディアを筆頭に、アップルやマイクロソフト、アマゾンといったAI関連株が6銘柄を占める結果となりました。
NISA成長投資枠【日本株ランキング】
日本株では、10位の日立製作所が初めてランクインしました。日立は事業構造改革を進め、株価は2020年頃から順調に推移しています。最近は電力を効率的に制御する送配電事業が好調で、膨大な電力を使う生成AI向けデータセンターの需要を取り込んでおり、AI関連銘柄としても知られるようになりました。
※各銘柄の詳細は目論見書やホームページ等でご確認ください
記事作成日:2024年7月2日