2024年5月のNISA(少額投資非課税制度)でみんな何を買ったのか、商品ごとにPayPay証券での購入金額ランキングをご紹介します。
NISAつみたて投資枠【投資信託】
つみたて投資枠は、米国株と全世界株の投資信託が引き続き人気です。米国株は利下げ期待やエヌビディアを筆頭とした生成AI(人工知能)関連銘柄の上昇が市場をけん引しています。S&P500は過去最高値を更新する勢いとなっており、米国株が約6割を占めるオルカンも人気です。
NISA成長投資枠【投資信託】
成長投資枠は、今回はじめてダイワ・ダイナミック・インド株ファンドがランクインしました。主にインドのインフラ投資や消費拡大に注目するアクティブファンドで、過去5年の騰落率は約2.4倍と好調です(2024年4月月次レポートより)。今月のインド総選挙では、現職モディ首相の与党単独過半数にはならず株式市場では不安視されましたが、長期的な経済成長への期待は大きくは変わらないでしょう。
NISA成長投資枠【米国株/ETFランキング】
米国株/ETFでは、ノババックスが3位にランクインしています。同社は5月に仏製薬大手サノフィと新型コロナウイルスワクチンに関連するライセンス契約を締結したと発表してから株価が1日で2倍以上に急騰し、その後も値上がりを続けています。値動きが激しくなっているため、取引の際は急変動に注意しましょう。
また、好調な決算を発表したエヌビディアは引き続き人気で、新しいNISA開始以降5ヵ月連続で1位となっています。
NISA成長投資枠【日本株ランキング】
日本株では、日本電信電話(NTT)が1位になりました。高配当・連続増配株として人気がある同社ですが、今年1月に192.9円の上場来高値をつけて以降は下落基調となり、2022年末前後の株価水準まで下がってきています。その分、配当利回りも上がっていますので、配当狙いの投資家には魅力的に映るかもしれません。ちなみに配当金は14期連続の増配予定で、2003年度比で見れば10倍以上に拡大しています。
※各銘柄の詳細は目論見書やホームページ等でご確認ください
記事作成日:2024年6月5日