2024年2月のNISA(少額投資非課税制度)でみんな何を買ったのか、商品ごとにPayPay証券での買付金額ランキングをご紹介します。
NISAつみたて投資枠【投資信託】
つみたて投資枠では、インデックスファンドが人気となっています。米国株や全世界株のファンドが人気ですが、最近の日経平均株価の史上最高値更新もあってか、日本株ファンドも上位にランクインしています。
また、米国のテック銘柄に投資するiFreeNEXT FANG+インデックスが6位になっています。FANGは、メタ・プラットフォームズ(Meta Platforms[旧Facebook])、アマゾン・ドット・コム(Amazon)、ネットフリックス(Netflix)、アルファベット(Alphabet[旧Google])の頭文字をつないだ造語です。これらの銘柄に加えて、マイクロソフト、アップル、エヌビディア、テスラ、ブロードコム、スノーフレイクの計10銘柄に均等投資をします。集中投資をする代わりに高い収益を期待でき、人気となっているようですね。
NISA成長投資枠【投資信託】
成長投資枠では、HSBC インド オープンがランクインしました。インドは経済の高い成長力などが注目され、インド関連ファンドを購入する人が増えています。このファンドはインド国内の企業や、収益のかなりの部分をインド国内の活動から得ている、インド以外の国の企業を投資対象にしています。インド株等に投資したいという方は、ぜひ活用してみてください。
9位の三菱UFJ 純金ファンドは、国内取引所の金価格の値動きに連動することを目指すファンドです。金はリスクヘッジ資産として買われることもありますが、このファンドは直近5年間で約2.1倍も上昇しており、値上がりを期待して買っている人も多そうです。
NISA成長投資枠【米国株/ETFランキング】
米国株/ETFランキングは、1~6位までを大手テック企業が占めています。半導体メーカーのエヌビディアはAI(人工知能)関連銘柄の筆頭として、株式市場でも話題になることが多いです。9位のアドバンスト・マイクロ・デバイセズも同じく半導体メーカーとして注目されています。
また、米国株は、ナスダック市場の時価総額上位100社(金融除く)で構成されるナスダック100が史上最高値を更新するなど上昇が続いています。それに伴って、ナスダック100の値動きに連動することを目指すインベスコQQQトラストシリーズ1を買っている人も多いみたいですね。
NISA成長投資枠【日本株ランキング】
米国でAI(人工知能)に必要な半導体銘柄が上昇している影響もあり、日本でも半導体銘柄が注目されています。ランキングでは、半導体製造に必要な洗浄装置などで世界シェアトップのSCREENホールディングスが1位となりました。また、多くの半導体製造装置で世界シェア1位の東京エレクトロンも買われています。
日本株は海外投資家による見直し買いが続いており、2位のトヨタ自動車が日本企業として初めて時価総額60兆円を超えるなど、今後も上昇が期待できる銘柄が多くあります。
※各銘柄の詳細は目論見書やホームページ等でご確認ください
記事作成日:2024年3月6日