新しいNISA(少額投資非課税制度)がスタートし、「みんな何を買っているんだろう」と気になりませんか?みんなが買っている人気銘柄を見れば、参考になるかも!
そこで、1月の1ヵ月間にNISAで何が買われたのか、商品ごとにPayPay証券での購入者数ランキングをご紹介します。
NISAつみたて投資枠【投資信託ランキング】
つみたて投資枠の人気銘柄は、10本中6本が「eMAXIS Slimシリーズ」となりました。このシリーズは、業界最低水準の運用コストを目指す投資信託として人気を集めています。コツコツつみたてをするのにも向いているので、多くの人がつみたて投資枠で買っているのでしょうね。
その他も低コストのインデックスファンドが人気となっており、投資先で見てみると、米国株式や全世界株式(オール・カントリー)、国内株式が上位にきています。
アクティブファンドからは、唯一ひふみプラスがランクインしました。このファンドは主に日本の成長企業に投資し、運用のプロ(ファンドマネージャー)が選んだ企業に手軽に投資できるのがメリットです。個別銘柄選びに自信のない方は、このような投資信託を活用するのも1つの方法でしょう。
NISA成長投資枠【投資信託ランキング】
成長投資枠では、さまざまな種類の投資信託がランクインしています。
1位のグローバルESGハイクオリティ 成長株式ファンド(為替ヘッジなし)は、持続可能な競争優位性があり、高い利益成長が期待される銘柄に厳選投資する投資信託です。過去1年の騰落率は62%以上(※)と高いリターンを誇り、ネット証券ではPayPay証券でのみ購入できます。
また、英国のウォーレン・バフェットと呼ばれるテリー・スミス氏が運用するファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンドや、注目を集めているインド株に投資できるHSBCインド オープンなど、特徴的な投資信託もランクインしています。
成長投資枠では、購入できる投資信託が幅広いので、興味のある投資先やつみたて投資枠では買えないものを検討してみるのもいいでしょう。
※マンスリーレポート(2023年12月29日基準)より
NISA成長投資枠【米国株/ETFランキング】
米国株は、人気の大手テック企業であるエヌビディア、アップル、アマゾン、テスラ、マイクロソフトがランクインしています。米国株式市場をけん引する銘柄で、世界的にも有名です。よく知られた製品やサービスを出しており、なじみのある方も多いのではないでしょうか。
3位のSPDRゴールド・シェアは、手軽に金に投資できるETF(上場投資信託)です。株式とは違う値動きをする傾向があり、インフレヘッジ資産として買われることもあります。
また、6位のバンガード・米国高配当株式ETFは、高配当ETFとして人気のある銘柄です。NISAではETFの分配金も非課税なので、高配当のETFをコツコツ買って副収入を増やしていくのも将来の楽しみになりそうです。
NISA成長投資枠【日本株ランキング】
日本株は、ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが1位でした。ある程度の資金は必要ですが、保有株数が500株以上になれば、株主優待で1デーパスポートがもらえるのはうれしいポイントです。
高配当銘柄としても知られる日本電信電話(NTT)、日本たばこ産業(JT)、日本郵船、三菱UFJフィナンシャル・グループもランクインしています。日本を代表する大型株なので、配当を受け取りながら長期保有でじっくり値上がりを待つのもいいでしょう。
その他には、AI(人工知能)関連のAppier Group、半導体関連のSCREENホールディングスやレーザーテックといった市場で注目されているテーマ銘柄も買われています。大きな値上がり益を狙いたい場合は、特定のテーマに関連する銘柄を買うのもいいかもしれません。
※各銘柄の詳細は目論見書やホームページ等でご確認ください
記事作成日:2024年2月8日