春は、気分を一新して習慣を変える良いチャンス。
お金を上手に貯めたいと思ったら、「マイルール」をつくるのがおすすめです。
お金が貯まるようになる「マイルール」を5つ紹介します!
1.お金は「貯めてから使う」
お金が貯まらない人は、「お金が残ったら貯めよう」と考えている人が多いもの。日々節約や貯金のことを考える必要があり、面倒になってしまいますよね。
それなら、順番を変えてみるのも手。「お金を先に貯めてから、残ったお金を使う」というルールにしてみましょう。
「先取り貯蓄」とも言われるこの方法なら、貯金を考えなくても自動的に貯まるようになりますよ!
2.手取りの1割を「先取り貯蓄」
「先取り貯蓄」を、ぜひ実践に移しましょう。
手取り月収に対して、1割以上が目安です。20万円の手取り月収なら、2万円以上を目指したいところ。実家暮らしの方や収入が多い方は、手取り月収の4割ほど貯められる可能性があります。
その金額で、例えば銀行の自動積立定期預金を始めてみましょう。手元に残ったお金を使うようにすれば、毎月確実にお金が貯まります。
3.ムダな買い物を防ぐ「自分への声かけ」
買い物は楽しいものですが、ムダな買い物が増えると、お金はなくなる一方…。
そこで、ムダな買い物をしないために、毎回自分に問いかける言葉を決めておくのが効果的!
例えば、「同じものを持っていない?」「他に買いたいものはない?」「これは、今必要?」などといったフレーズです。
自分が冷静になるような声かけをできれば、勢いで買って失敗することも防げますね。
4.いつもよりちょっと「早起き」をする
貯蓄には関係ないような気がするかもしれませんが、実は「早起き」も貯蓄に効果的です。
いつもより10分、15分早起きをするだけで、朝の時間にゆとりが生まれ、忘れ物が減って余計な買い物を防げたり、出勤前の時間をオンライン講座や読書などの自己研鑽に使え、ゆくゆくは収入アップにつながったりと、いいことづくめなのです。
この春から、ちょっと早起き生活、始めてみませんか?
5.「つみたて投資」を始めてみる
この春の時期から、投資をする習慣を始めてみるのもいいでしょう。
例えば、投資信託のつみたてを設定すれば、毎月自動的に投資ができるようになります。預貯金では金利がほとんどつかないのでお金は増えませんが、投資は長い目で見れば、経済や企業が成長するにつれて元本が増えていくことを期待できます。NISA(少額投資非課税制度)を使って投資すれば、利益に税金がかからず、増えた分をまるまる受け取れますよ。
投資は大きな金額ではなく、月3,000円や5,000円といった少額からでも始められます。毎月の支出を見直せば、月数千円くらいは投資に回せるでしょう。相場状況によって損になるときもあるかもしれませんが、気にせずコツコツ続けることがお金を増やすポイントです。
「つみたて投資」をする、というのもマイルールに加えてみませんか?
「自分で決めたルール」なら実現しやすい!
「マイルール」を考えたときから、お金が貯まる道がスタートです。誰かから言われたことではなく、自分で考えるからこそ、実現しやすくなるはず。
新たな習慣を取り入れやすいこの春、「お金が貯まるマイルールづくり」からはじめてみましょう!
記事作成日:2024年3月1日
ファイナンシャルプランナー
西山美紀
出版社勤務後、2005年に独立し、FP資格を取得。生き方、マネーなどをテーマに、単に貯蓄額を増やすのではなく、日々にうるおいをもたらすお金の使い方・貯め方・増やし方を女性誌やWEBで発信。監修・講演等も。著書に『お金の増やし方』(主婦の友社)等。