💡この記事のポイント
✅2033年までにAI市場が4兆8000億ドルに達するという見通しも
✅ドバイで世界最大級のAIイベントが開催中
✅業績拡大が期待されるAI関連の米国株3選をご紹介
🔎登場する銘柄
✅アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、デル・テクノロジーズ、ブロードコム
✅2033年までにAI市場が4兆8000億ドルに達するという見通しも
✅ドバイで世界最大級のAIイベントが開催中
✅業績拡大が期待されるAI関連の米国株3選をご紹介
✅アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、デル・テクノロジーズ、ブロードコム
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>
デル・テクノロジーズ<DELL>
ブロードコム<AVGO>
国連貿易開発会議(UNCTAD)が発表した「技術・イノベーション報告書2025」では、世界のAI(人工知能)市場は2033年までに4兆8,000億ドル(約710兆円)に達する見通しと発表していることからも、進化を続けるAIが社会や産業に変革をもたらす可能性に世界中が注目していることがうかがえます。
現在、世界最大級のテックおよびAIイベント「GITEX GLOBAL 2025」(10/12-15)がドバイで開催されています。このイベントにはオープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)もスピーカーとして登壇するなど注目を集めています。
また、デジタル技術の見本市「CEATEC 2025」(10/14-17)も幕張メッセで開催されています。
この手のイベントは、要人の発言や様々な発表がマーケットに影響を及ぼす場合もあるため、スケジュールなどは事前にチェックしておきたいものです。
そこで今回は、今後の業績拡大が期待できそうなAI関連の米国株3銘柄をご紹介します。
マイクロプロセッサーやチップセットなどの製品を手掛ける半導体メーカー。
オープンAIと複数年にわたって提携するAIインフラ構築に関する契約締結を発表しました。今回の契約により数百億ドル規模の新たな売上が見込まれるとのことから、業績への期待が高まっています。
これにより、複数のアナリストが投資判断を「中立」から「買い」に引き上げ、目標株価を175ドルから240ドルや、170ドルから300ドルに引き上げており、今後の収益拡大への期待から強気な見解が相次いでいます。
AIアクセラレータではエヌビディア<NVDA>に差をつけられていますが、今回の大型契約でAI技術分野で評価が向上することへの期待が高まっています。
株価は4月8日年初来安値76.48ドルから8月13日高値186.65ドルへ上昇。その後9月8日安値149.22ドルまで下落しましたが、オープンAIとAIインフラ構築に関する複数年にわたる提携の契約締結を発表したことが好感され、10月9日年初来高値240.1ドルまで急騰し、2024年3月上場来高値227.3ドルに迫りました。
IT関連製品やサービスの設計、開発、製造、マーケティング、販売、サポートを手掛ける。
足元で長期的な業績目標として、年間の売上高成長率目標を従来の3~4%から7~9%へ引き上げたほか、一株当り利益の成長率目標も15%以上の伸びになる見通しであることを公表しました。
AI向けサーバーの需要拡大によってインフラ部門の売上高が年率11〜14%伸びるとの見通しを示し、AI需要が業績拡大シナリオにつながっているようです。
株価は4月7日年初来安値66.25ドルから8月12日高値142.11ドルまで上昇。その後9月2日177.7ドルまで下落しましたが、10月8日年初来高値166.1ドルまで上昇しています。
無線(ワイヤレス、ブロードバンド)や通信インフラ向けの半導体製品、ソフトウェアなどを製造・販売。
オープンAIと、AI向けカスタム半導体やネットワーク機器の共同開発での提携を発表しました。オープンAIがカスタム半導体を設計し、ブロードコムが開発することで、対話型AI「チャットGPT」に最適化させ、コストの低減につなげるようです。
オープンAIは自社設計品の採用を増やしてエヌビディアへの依存を減らし、長期的にAI半導体の調達費用を下げる効果を見込んでいるようです。
2025年5-7月期決算では、売上高159億5,000万ドル(前年同期比22%増)が市場予想を上回り、調整後一株当り利益1.69ドルも市場予想を上回りました。さらに、8-10月期売上高予想約174億ドルが市場予想を上回ったことも好感されて、堅調な株価の推移につながっています。
株価は4月7日年初来安値138.1から9月11日上場来高値374.23ドルまで上昇。その後は340ドル前後での推移が続いています。
記事作成日:2025年10月14日
ファイナンシャルプランナー
横山利香
短大卒業後、金融専門出版社やビジネス書出版社で雑誌の記者、書籍の編集者を経て、ファイナンシャルプランナー、国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)として独立。株式や不動産、外貨、投資信託など、資産運用をテーマとした執筆や講演活動、投資塾などを行う。株式や不動産への投資を中心に、為替などさまざまな金融商品への投資を行う。大学生の子どもがいる。
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