自動車関税の影響を受けにくそうな日米自動車株3選/テスラ、フェラーリ、スズキ

💡この記事のポイント

✅トランプ政権が自動車関税を発動することで、自動車メーカーの業績悪化が懸念されている

✅ただし、なかには関税の影響を受けにくい企業も

✅自動車関税発動の影響を受けにくそうな日米の自動車株3銘柄をご紹介

🔎登場する銘柄

テスラフェラーリスズキ

目次

関税発動で業績への懸念高まる自動車株

テスラ<TSLA>

フェラーリ<RACE>

スズキ<7269>

自動車関税の影響を受けにくそうな日米自動車株3選/テスラ、フェラーリ、スズキ

関税発動で業績への懸念高まる自動車株

トランプ政権は4月3日から、輸入される自動車に対して25%の関税をかけることを明らかにしました。関税が引き上げられることによって自動車メーカーの業績が悪化することへの懸念が高まり、自動車関連銘柄は売りに押される展開が続いています。

 

ただ、関税は輸入車に限られるため、米国での生産が中心だったり、米国で販売していないメーカー等は、関税による影響は限定的になりそうです。

 

そこで今回は、トランプ政権による自動車関税の発動の影響を受けにくそうな自動車株3銘柄をご紹介します。

 

 

テスラ<TSLA>

企業紹介

起業家イーロン・マスク氏が率いる世界トップクラスの電気自動車メーカー。関連する部品の設計や製造、販売等を手掛ける。

  

注目ポイント

米国で販売する車の生産拠点とサプライチェーンの大部分が米国内に集中している他、現地での部品調達が多いため、自動車関税の影響は他の国内メーカーよりは比較的小さいと考えられています。

 

世界トップクラスの電気自動車(EV)の販売台数を誇っていますが、EV購入補助金の打ち切り等の影響を受けて、欧米を中心に販売台数の減少傾向が続いています。また、ピックアップEVの「サイバートラック」はリコールが続いていて、業績への影響が懸念されています。

 

一方、ロボタクシーのサービスをテキサス州で2025年6月に開始することを予定していて、ロボタクシーの「サイバーキャブ」は2026年に向けて順調に進捗しているようです。さらに、販売価格が手頃な安価モデルについても予定通りに進捗しているようです。

 

また、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の政府効率化省(DOGE)での活動が任期の5月末までで終了し、本業に集中できるかなど同氏の言動も注目されるところです

 

株価動向

株価は2024年12月上場来高値488.54ドルから今年3月11日安値217.02ドルまで下落し、トランプ大統領が大統領選挙で勝利したことを好感して株価が上昇した分をすべて帳消しとなりました。高値から50%以上の下げ幅になったことでリバウンド上昇を期待した買いが入り、足元は250ドルを挟んで推移しています。

 

フェラーリ<RACE>

企業紹介

イタリアの高級自動車メーカー。スポーツカーの設計、製造、販売等を手掛ける。

 

注目ポイント

トランプ政権が輸入自動車に対して25%の関税を課すことを発表しました。フェラーリの最大市場は米国です。同社はイタリアで全車両を生産していることから追加関税の影響を受けることになるため、4月2日以降に米国へ輸出する全車種の価格を最大10%引き上げることを発表しました。

 

関税の影響は受けるものの、フェラーリの購入者は富裕層になるため、値上げによる販売台数への影響は小さいかもしれません。ただ、2025年12月期今期の業績は関税への対応で利益率がやや下がるリスクがあるとしました。

 

株価動向

株価は2022年6月安値167.45ドルから上昇基調で、2024年9月高値498.23ドルまで上昇。その後今年1月3日安値413.17ドルから、2月25日上場来高値509.13ドルまで上昇しました。その後は米国の株式市場が下落した影響を受けて株価は値下がりが続き、3月27日年初来安値402.90まで下落し、直近は430ドル前後まで反発しています。

 

スズキ<7269>

企業紹介

軽自動車・二輪車で国内トップシェア、インド事業にも注力。トヨタ自動車<7203>と提携。

 

注目ポイント

軽自動車が販売の中心となるため、メインとなる市場は日本をはじめインドや欧州、アジア等となり、米国では販売していません。米国へ依存していないことから、自動車関税の影響は比較的小さいと考えられています。

 

2024年の国内の軽自動車販売台数は1位で、総販売台数のおよそ39%を占めています。インドをはじめ欧州やアジア等世界各国でも、好調な販売状況が続いているようです。足元の業績が好調ということもあって、2025年3月期今期の業績予想を上方修正しました。

 

株価の動きも他の自動車株とは異なり、比較的堅調に推移しています。

 

株価動向

株価は2024年7月高値1,973円から8月安値1,300円へ下落以降は、1,500円を挟んでの推移が続きました。12月以降は上昇が続き、今年2月6日上場来高値2,014.5円まで上昇。直近は1,800円前後で推移しています。

 

その他自動車関連銘柄

ゼネラル・モーターズ<GM>

フォード・モーター<F>

オライリー・オートモーティブ<ORLY>

トヨタ自動車<7203>

日産自動車<7201>

本田技研工業<7267>

三菱自動車工業<7211>

マツダ<7261>

SUBARU<7270>

いすゞ自動車<7202>

ブリヂストン<5108>

豊田自動織機<6201>

デンソー<6902>

アイシン<7259>

 

 

記事作成日:2025年4月2日

ファイナンシャルプランナー
横山利香

短大卒業後、金融専門出版社やビジネス書出版社で雑誌の記者、書籍の編集者を経て、ファイナンシャルプランナー、国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)として独立。株式や不動産、外貨、投資信託など、資産運用をテーマとした執筆や講演活動、投資塾などを行う。株式や不動産への投資を中心に、為替などさまざまな金融商品への投資を行う。大学生の子どもがいる。

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