今年の年末年始は最大9連休!
10月に入り、2024年も残すところあと3カ月となりました。今年の年末年始は12月28日(土)から1月5日(日)までの休暇だと最大9連休となり、この長い休みを使えば遠くへの旅行もしやすいのではないでしょうか?
前回、外国人観光客に「コト消費」が人気とお伝えしましたが、日本から海外へ旅行する場合もテーマパークや美術館など、現地ならではの娯楽や文化、食事を楽しみに計画を立てる方も多いでしょう。
そこで今回は、海外を訪れた時に楽しみたい「コト消費」に関連する米国株2銘柄をご紹介します。
ウォルト・ディズニー<DIS>
企業紹介
アニメ製作会社を母体に、テレビや映画のほか、テーマパークやホテル運営などを行う。
注目ポイント
世界中にディズニーファンを抱えるほど、同社のコンテンツは根強い人気があります。近年注力しているストリーミング事業では「Disney+(ディズニープラス)」などが好調な他、アニメーション映画「インサイド・ヘッド2」も好評で、好調な業績となっています。
また、9月に行われたエミー賞の授賞式で、真田広之さんが主演とプロデューサーを務めたドラマ「SHOGUN 将軍」が作品賞に選ばれた他、日本人で初めて主演男優賞を受賞するなど、史上最多の計18冠に輝いたことも話題となりました。
ただ、テーマパークについては、物価上昇やチケット値上げなどの影響を受けて需要が減少しているようで、今後需要が増加するのかには注目でしょう。また、現在航海しているクルーズ船に加え、新たにクルーズ船を追加予定とのことですから完成が待たれています。
株価動向
株価は好業績で上昇した3月28日高値123.74ドルから8月8日安値83.91ドルへ下落、その後は上昇に転じ、9月30日高値97.57ドルまで戻しました。
カーニバル<CCL>
企業紹介
旅客船で世界最大。北米・オーストラリア・欧州・アジアなどでクルーズ客船を運航する。
注目ポイント
クルーズ期間中は、美味しい食事はもちろんのこと、プールや映画、スパなど様々なアクティビティを楽しむことができます。行動制限が解除されてから利用者数の増加によって順調に売上は伸びていますが、想定したほどの伸びではないため、さらなる増加に期待したいところです。また、物価上昇によって燃料費などのコスト増加も懸念されています。
なお、2025年と2026年の予約状況は好調で、販売価格が上昇しても高い乗船率となっているようです。
株価動向
株価は4月16日安値13.79ドルから7月23日高値19.48ドルまで上昇。その後8月5日安値13.78ドルへ下落しましたが、その後は上昇傾向で9月20日高値19.09ドルまで上昇しました。
ここ1年ほどは、およそ14~20ドル程度で推移しています。
記事作成日:2024年10月2日
ファイナンシャルプランナー
横山利香
短大卒業後、金融専門出版社やビジネス書出版社で雑誌の記者、書籍の編集者を経て、ファイナンシャルプランナー、国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)として独立。株式や不動産、外貨、投資信託など、資産運用をテーマとした執筆や講演活動、投資塾などを行う。株式や不動産への投資を中心に、為替などさまざまな金融商品への投資を行う。大学生の子どもがいる。