アニメから映画まで!好きな番組をとことん楽しめる
スマートフォンやタブレットの普及に伴い、自宅や移動中などにドラマやアニメ、スポーツに映画など、お金を払ってでも自分が好きな内容の番組やサービスを楽しみたいと考える人が増えています。実際に、有料サービスを契約しているという人も多いかもしれません。
そこで今回は、自分が好きな番組や映画等を楽しめる有料放送サービス関連の日米株2銘柄をご紹介します。
ネットフリックス<NFLX>
企業紹介
映画やドラマなどをオンラインで再生できる「Netflix」を運営。世界の有料会員向けに、様々なジャンルや言語のエンターテイメントサービスを提供。
注目ポイント
月額料金制を採用していますが、料金基本プランの引き上げやアカウントの家族間での共有を禁止したり、広告販売やゲーム提供を強化したりするなど新たな収益源の柱を育成中です。
なお、今年4月に業績の指標となる有料会員数の公開を停止することを発表しています。業績への懸念が高まる可能性も考えられますので、今後の動向には注意が必要でしょう。
株価動向
米国の株式市場が好調に推移していることもあって、株価は今年1月以降、500ドル前後から7月5日の697.49ドルまで上昇しました。2024年4-6月期の業績は増収増益で好調でしたが、7-9月期の売上高見通しが予想を下回ったことが懸念されているようで、高値をつけて以降は下落が続いています。
サイバーエージェント<4751>
企業紹介
ネット広告事業とスマホゲーム事業が2本柱。ネットテレビ局「ABEMA」を運営。
注目ポイント
ネット広告事業や国内最大規模のブログサービス「アメブロ」が有名ですが、最近はインターネットテレビ「ABEMA」を開局した他、定額音楽配信サービス「AWA」等を提供しています。「ABEMA」は地上波放送では放送されないアニメ番組やスポーツ番組等を提供している点が人気を集めています。
株主優待は9月末を基準に、100株以上を保有している株主には3ヶ月分、500株以上を保有している株主には12ヶ月分の「ABEMA」プレミアム利用料無料クーポンを提供しています。
また、今期の配当金は15円、予想配当利回りは1.55%です(24/07/30現在)。
株価動向
株価は今年1月以降、900円前後から上昇し、4月1日には1,136円まで上昇しました。その後は利益確定売りに押されているようで1,000円を挟んでもみ合う動きが続いています。ただ、中長期では2021年6月以降下落基調が続いていて、そろそろ下げ止まりとなって反転に転じるのか注目です。
記事作成日:2024年7月31日
ファイナンシャルプランナー
横山利香
短大卒業後、金融専門出版社やビジネス書出版社で雑誌の記者、書籍の編集者を経て、ファイナンシャルプランナー、国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)として独立。株式や不動産、外貨、投資信託など、資産運用をテーマとした執筆や講演活動、投資塾などを行う。株式や不動産への投資を中心に、為替などさまざまな金融商品への投資を行う。大学生の子どもがいる。