💡この記事のポイント
✅米国株では好決算でも急落する銘柄が相次ぎ、成長期待と業績のギャップが焦点に
✅日本株では主力事業の好調を背景に業績予想を上方修正する企業も
✅決算発表で株価が大きく動いた注目の日米株をご紹介
🔎登場する主な銘柄
✅米国株:アルファベット、インテル、イーライリリー
✅日本株:コナミグループ、日本郵船、オリエンタルランド

✅米国株では好決算でも急落する銘柄が相次ぎ、成長期待と業績のギャップが焦点に
✅日本株では主力事業の好調を背景に業績予想を上方修正する企業も
✅決算発表で株価が大きく動いた注目の日米株をご紹介
✅米国株:アルファベット、インテル、イーライリリー
✅日本株:コナミグループ、日本郵船、オリエンタルランド
アルファベット<GOOGL>
インテル<INTC>
サービスナウ<NOW>
イーライリリー<LLY>
ゼロックス・ホールディングス<XRX>
コナミグループ<9766>
日本郵船<9101>
オリエンタルランド<4661>
野村総合研究所<4307>
富士通<6702>
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2026年10月下旬、日米の株式市場では主要企業の決算発表が相次ぎ、業績や今後の見通しによって株価の明暗が分かれています。
特に注目されるのは、増収・増益などの好決算を発表しても、株価が大きく下落するケースが見られることです。株価には将来の成長期待が織り込まれているため、決算内容が事前の市場予想に届かなかったり、今後の見通しが慎重だったりすると、売りが膨らむことがあるようです。
米国では、AI関連の巨額投資が続くなか、その投資がどれだけ利益や現金収入の拡大につながるのか、投資家の目が厳しくなっているようです。また、業績見通しの下方修正や株主還元策の見直しも株価の急落につながっています。一方、医薬品などでは需要の拡大が業績を押し上げており、企業ごとの成長力の違いが鮮明になっています。
日本でも決算内容による株価の明暗が分かれています。ゲームやレジャー、海運などでは主力事業の好調を背景に業績予想を上方修正する企業が見られる一方、売上高が堅調でも費用の増加によって利益が市場予想に届かないケースもあります。今回の決算シーズンは、売上高の伸びだけでなく、収益力や今後の見通しが重要なポイントとなっているようです。
そこで今回は、直近の決算発表などで動意付いた日米株をご紹介します。
検索サービス「Google」や動画配信サービス「YouTube」、クラウド事業などを展開する米国のIT大手です。
10月28日に発表した2026年7-9月期決算は、売上高が前年同期比+25%増となりました。クラウド事業の売上高は同約2倍に拡大するなど、AI関連需要の強さが見られました。
一方、全体の売上高は市場予想を下回りました。検索広告収入の伸びが前の四半期から鈍化したことも懸念されたようです。
さらに、AI向けデータセンターなどへの巨額投資によって、フリーキャッシュフロー(企業が事業で得た現金から設備投資などを差し引いた資金)の赤字幅が拡大しました。
AIへの投資負担と収益化への懸念が強まり、10月29日の株価は前日比-12.64%安と急落しました。
パソコンやサーバー向けのCPU(中央演算処理装置)などを開発・製造する米国の大手半導体メーカーです。
10月29日に発表した2026年7-9月期決算は、売上高が前年同期比+21%増の約165億ドルとなりました。
ただし、売上高は市場予想にわずかに届きませんでした。加えて、同社が示した2026年10-12月期の売上高予想は150億~160億ドルで、市場予想の約173億ドルを下回りました。
パソコン市場の減速が少なくとも2027年前半まで続くとの見通しも示され、投資家の警戒感が強まったようです。
10月29日の時間外取引では、-23.02%下落しました。
企業のITシステム管理や業務の自動化を支援するクラウドソフトウエア企業です。企業向けAIサービスの開発にも力を入れています。
10月28日に発表した2026年7-9月期決算は、売上高が前年同期比+21%増の約41億ドルとなりました。
ただし、投資家が注目したのは今後の成長見通しです。契約済みのサービスのうち今後1年以内に売上として計上される見込みの金額(cRPO)の成長率は、2026年7-9月期の20.5%に対し、10-12月期は18.5%となる見通しが示されました。
売上高が増加していても、将来の成長ペースが鈍るとの懸念が強まり、10月29日の株価は前日比-26.94%安と急落しました。
米国の大手製薬会社で、糖尿病や肥満症、がんなどの治療薬を開発・販売しています。
10月29日に発表した2026年7-9月期決算は、主力の糖尿病治療薬「マンジャロ」と肥満症治療薬「ゼップバウンド」の販売拡大が業績をけん引しました。
世界的に肥満症治療薬の需要が拡大しており、同社の成長を支える重要な事業となっています。
堅調な業績を踏まえ、同社が示した2026年12月期今期の売上高と一株当たり利益の見通しは、市場予想を上回りました。
これを好感し、10月29日の株価は前日比+6.62%高となりました。
コピー機や複合機、業務用プリンターなどを手がける米国企業です。企業向けのITサービスや業務効率化を支援する事業も展開しています。
10月29日に発表した2026年7-9月期決算は、売上高が前年同期比-4.7%減の18億7,000万ドルとなりました。調整後の一株当たり利益は0.02ドルで、市場予想の0.1ドルの赤字を上回りました。
一方、2026年12月期今期の調整後営業利益予想を従来の5億5,500万~6億500万ドルから4億5,000万~4億7,500万ドルへ下方修正しました。原材料コストの上昇や市場環境の悪化などが影響しているようです。
さらに、フリーキャッシュフローの見通しも引き下げ、配当の停止も発表しました。
こうした先行きへの懸念から、10月29日の株価は前日比-40.32%安と急落しました。
「eFootball」や「遊戯王」などの人気コンテンツを展開するゲーム大手です。家庭用ゲームやモバイルゲームのほか、スポーツクラブなども手がけています。
10月29日に発表した2026年4-9月期決算は、売上高が前年同期比37%増の3,079億円、純利益が同70%増の792億円となりました。サッカーゲーム「eFootball」や「遊戯王カードゲーム」などの主力タイトルが好調だったようです。
これを受け、2027年3月期今期の純利益予想を従来の1,010億円から1,350億円へ上方修正しました。前期比35%増で、過去最高益を更新する見通しです。年間配当予想も224円から299円に引き上げており、今後の株価動向にも注目が集まりそうです。
これにより株価は、10月30日の朝方に27,300円まで上昇し上場来高値を更新。一時前日比+19%上昇しました。
国内海運大手の一角で、コンテナ船や自動車船、エネルギー輸送などを幅広く展開しています。
10月29日、2027年3月期今期の連結純利益予想を従来の2,400億円から3,300億円に上方修正しました。前期比では56%の増益となる見通しです。
背景には、コンテナ船の運賃市況が想定を上回って推移していることがあります。コンテナ船事業を運営する持分法適用会社の業績が好調なほか、鉄鉱石や穀物などを運ぶばら積み船やエネルギー輸送の市況も堅調なようです。
これにより株価は、10月30日の朝方に一時前日比+5.48%上昇しました。
東京ディズニーランドや東京ディズニーシーなどを運営するテーマパーク大手です。
10月29日、2027年3月期今期の営業利益予想を従来の1,607億円から1,854億円へ上方修正しました。従来の減益予想から一転して前期比10%増益となり、過去最高益を更新する見通しです。
東京ディズニーシーの開園25周年イベントが集客を押し上げ、入園者数と来園者一人当たりの売上高が増加したことが寄与したようです。
これにより株価は、10月30日の朝方に3,450円まで上昇し年初来高値を更新し、一時前日比+8.83%上昇しました。
企業向けのシステム開発やITコンサルティングなどを手がける大手企業です。金融機関向けシステムや情報セキュリティーにも強みを持っています。
10月29日に発表した2026年4-9月期決算は、売上収益が前年同期比8%増の4,299億円、純利益が同12%増の600億円となりました。
AIを前提とした既存システムの更新需要や、サイバー攻撃への対策需要などが業績を支えているようです。
2027年3月期今期の営業利益予想を従来の1,750億円から1,800億円に、純利益予想を1,190億円から1,230億円にそれぞれ上方修正しました。年間配当予想も84円から88円に引き上げています。
これにより株価は、10月30日の朝方に一時前日比+5.87%上昇しました。
企業や官公庁向けのITサービス、システム開発などを展開する国内大手企業です。AIやデジタル変革を支援する事業にも注力しています。
10月29日に発表した2026年4-9月期決算は、営業利益が前年同期比2%増の1,076億円となりました。
ただし、営業利益は市場予想を下回りました。デジタル支援などのサービスソリューション事業は堅調だったものの、費用増加が利益の重荷となったようです。
特に2026年7-9月期の営業利益は前年同期比23%減の550億円となり、市場では決算内容への失望感が広がりました。
これにより株価は、朝方から売りが膨らみ、株価は一時前日比-16.19%下落しストップ安となりました。

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記事作成日:2026年10月30日