日経平均7万円台回復で注目の日本株10選

💡この記事のポイント

✅日経平均が約3カ月ぶりに7万円台を回復

✅AI/半導体株が相場をけん引し、円安も輸出関連株の支えに

✅物色が広がるなか、注目の日本株をご紹介

🔎登場する主な銘柄

✅アドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、トヨタ自動車、リクルートホールディングス

 

目次

アドバンテスト<6857>

東京エレクトロン<8035>

ソフトバンクグループ<9984>

TDK<6762>

トヨタ自動車<7203>

リクルートホールディングス<6098>

ファーストリテイリング<9983>

安川電機<6506>

バンダイナムコホールディングス<7832>

カプコン<9697>

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日経平均7万円台回復で注目の日本株10選

2026年10月の東京株式市場では、日経平均が再び節目の7万円台を回復しました。10月5日に一時70,072.13円まで上昇し、取引時間中として約3カ月ぶりの7万円台となりました。翌6日も前日の米ハイテク株高を受け、70,700円台まで上昇する場面がありました。 

 

相場をけん引しているのがAI/半導体関連です。米国市場ではエヌビディア<NVDA>など大型ハイテク株への買いが続いており、その流れが東京市場にも波及しています。

 

一方、足元ではAI/半導体だけに資金が集中しているわけではないようです。コンテンツ、消費関連などにも買いが広がっています。また、外国為替市場では1ドル=157円台後半で円安ドル高が進んでおり、輸出関連株にも追い風となりそうです。

 

そこで今回は、日経平均が7万円台を回復するなかで注目しておきたい日本株をご紹介します。

 

 

アドバンテスト<6857>

半導体が正常に動作するかを調べる半導体試験装置(テスター)の世界的大手です。

AI半導体の需要拡大を背景に業績成長への期待が続いており、10月6日には41,900円まで上昇し、連日で上場来高値を更新しました。時価総額も10月6日時点で30兆円を上回っています。

注目したいのは、株価の上昇に加えて一株当たり利益も大きく伸びている点です。2027年3月期今期の一株当たり利益予想は911円と、2024年3月期の84円から10倍超に拡大しています。このため、10月6日時点のPER(株価収益率)は45倍程度と、過去3年間の平均である49倍程度を下回っています。

さらに、アナリスト予想では2028年3月期来期の一株当たり利益予想が1,243円と、今期から3割以上増えると見込まれています。株価は高値圏にありますが、AI半導体需要による利益成長が続くかどうかが、今後の株価を左右するポイントとなりそうです。

 

 

東京エレクトロン<8035>

半導体を製造するための各種装置を手掛ける世界的な半導体製造装置メーカーです。

同社は2027年3月期上期の売上高予想を1兆6,200億円、営業利益予想を4,580億円としています。さらに10月6日には、2027年3月期今期の連結営業利益が1兆円規模に達する可能性が報じられ、市場の関心が高まっています。

もっとも、業績拡大への期待は株価に一定程度織り込まれているとの見方もあります。今後は実際の受注や利益の伸びが期待に追いつくかがポイントとなりそうです。 

 

 

ソフトバンクグループ<9984>

通信事業会社のソフトバンクなどを傘下に持つほか、世界のテクノロジー企業への投資を積極的に行っています。

現在の大きな注目材料が、ChatGPTを手掛けるオープンAIへの巨額投資です。ソフトバンクグループは2026年10月1日、オープンAIへの追加出資の最終分となる100億ドルの投資を実行しました。

これによりオープンAIへの累計投資額は646億ドルとなり、持分比率は約13%となっています。オープンAIの企業価値が高まれば同社への期待も高まりやすく、AI関連株として存在感を増しています。

一方、10月6日は利益確定売りなどから株価が反落する場面もありました。AI関連の材料に株価が大きく反応しやすいため、短期的な値動きの大きさには注意したいところです。

 

 

TDK<6762>

電子部品やセンサー、二次電池などを世界で展開する総合電子部品メーカーです。

スマートフォン向け部品の印象が強い企業ですが、AIデータセンター関連の需要拡大も業績を押し上げています。

10月5日には、東芝がHDD(ハードディスク駆動装置)の増産に動くとの報道で、株価が一時前日比+9%超上昇し、約3カ月ぶりの高値を付けました。翌6日も一時3,698円まで上昇しました。

2026年4-6月期は売上高が前年同期比38.3%増の7,410億円、営業利益が53%増の863億円となり、ともに4-6月期として過去最高となりました。

また、同社は円が対ドルで1円変動すると、年間の営業利益に約20億円の影響があると試算しています。AI需要と為替の両面から注目されやすい銘柄といえそうです。

 

 

トヨタ自動車<7203>

世界最大級の自動車メーカーで、「トヨタ」「レクサス」ブランドを世界各国で展開しています。

海外販売の比率が高いため、一般的に円安が進むと海外で稼いだ利益を円換算した際の押し上げ要因になりやすい企業です。

2026年4-6月期は、為替変動が営業利益を3,450億円押し上げました。2027年3月期今期については、会社側が想定するドル円レートを1ドル=150円から160円へ変更し、営業利益予想を従来の3兆円から3兆4,000億円へ引き上げています。

足元の円相場は1ドル=157円台後半で推移しており、円安関連株として意識されやすい一方、足元の円安による業績押し上げ効果は、ある程度すでに織り込まれている面もありそうです。

 

 

リクルートホールディングス<6098>

求人検索サイト「Indeed」などを世界で展開する人材サービス大手です。

生成AIの普及によって人材関連サービスが影響を受けるとの警戒もありましたが、足元ではAIを活用して収益性を高める企業として評価する動きも出ているようです。

2026年4-6月期は売上収益が前年同期比18.9%増の1兆453億円、営業利益が66.1%増の2,554億円となりました。好調な業績を受け、2027年3月期今期の売上収益や利益予想も引き上げています。

人材採用の効率化やマッチングにAIを活用することで、「AIに仕事を奪われる企業」ではなく「AIを使って稼ぐ企業」として評価が変わる可能性がありそうです。 

 

 

ファーストリテイリング<9983>

「ユニクロ」や「GU」などを世界で展開するアパレル大手です。

日経平均への寄与度が大きい値がさ株であるため、同社株の動向が日経平均そのものを左右することもあります。

2025年9月-2026年5月期は売上収益が前年同期比17.1%増の3兆651億円、事業利益が33.6%増の5,927億円となり、海外ユニクロを中心に好調な業績が続きました。

さらに、秋冬商品の販売が伸び、国内ユニクロの9月既存店+Eコマース売上高が前年同月比10.8%増となり、10月5日には株価が前日比+4.06%高となりました。

10月8日に予定される2026年8月期前期決算で、今後の業績見通しがどう示されるかにも注目が集まりそうです。

 

 

安川電機<6506>

産業用ロボットやACサーボモーターなどを手掛ける大手メーカーです。

工場の自動化に加え、最近は「フィジカルAI」への取り組みも進めています。フィジカルAIとは、AIがロボットなどの機械を通じて現実世界で動作する技術のことです。

同社は2026年7月、AIを活用したロボットシステムを発表したほか、ソフトバンク<9434>との共同実証も進めています。生成AIの次の成長分野としてロボット分野への投資が拡大すれば、注目される可能性があります。

10月9日には2027年2月期の上期決算の発表を予定しており、足元の受注状況や業績見通しが注目されそうです。

 

 

バンダイナムコホールディングス<7832>

ゲームや玩具、アニメなどを幅広く展開する総合エンターテインメント企業です。

AI/半導体とは異なる「コンテンツ株」として、足元の物色拡大で注目されています。同社は「ガンダム」「DRAGON BALL」「ONE PIECE」など世界的に知名度の高いIP(知的財産)を数多く保有しています。

2026年4-6月期は売上高3,284億円、営業利益692億円となり、いずれも4-6月期として過去最高となりました。複数の人気IPを持つことで、一つの作品のヒットだけに依存しにくい点も特徴です。

AI関連株への集中が一服した場合、業績堅調なコンテンツ株へ資金が向かう可能性も考えられそうです。

 

 

カプコン<9697>

「モンスターハンター」「バイオハザード」「ストリートファイター」など人気ゲームを多数手掛ける大手ゲーム会社です。

世界的なゲーム市場の拡大に加え、過去に発売したゲームを長期間販売する「カタログタイトル」が利益を支えるビジネスモデルに強みがあります。

2026年4-6月期は売上高が前年同期比54.7%増の704億円、営業利益が66.9%増の410億円となりました。新作に加え、過去作品の販売も好調だったようです。

株式市場ではAI/半導体株だけでなく、独自のIPを持ち、業績の伸びが確認できるコンテンツ株も堅調に推移しています。相場の物色対象が広がるなかで注目したい銘柄の一つです。

 

 

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記事作成日:2026年10月6日