💡この記事のポイント
✅円相場が一時1ドル=152円台となり、約半年ぶりの円高ドル安水準に
✅輸入が多い企業には追い風、海外で稼ぐ企業には逆風となることも
✅一般的に円高メリット/デメリット関連とされる銘柄をご紹介
🔎登場する主な銘柄
✅円高メリット関連:ニトリホールディングス、神戸物産、良品計画
✅円高デメリット関連:トヨタ自動車、東京エレクトロン、ブリヂストン

✅円相場が一時1ドル=152円台となり、約半年ぶりの円高ドル安水準に
✅輸入が多い企業には追い風、海外で稼ぐ企業には逆風となることも
✅一般的に円高メリット/デメリット関連とされる銘柄をご紹介
✅円高メリット関連:ニトリホールディングス、神戸物産、良品計画
✅円高デメリット関連:トヨタ自動車、東京エレクトロン、ブリヂストン
円高はプラスにもマイナスにも
円高メリット関連株
円高デメリット関連株
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2026年9月8日の東京外国為替市場で、円相場が一時1ドル=152円台まで円高が進行しました。2月中旬以来、およそ半年ぶりの円高ドル安水準です。
今回の円高の背景には、日銀が今後、利上げのペースを速めるのではないかとの見方があります。一般的に日本の金利が上昇すると、円を持つ魅力が高まりやすく、円買いにつながることがあります。
さらに、日米の当局が行き過ぎた円安を是正するのではないかとの思惑も円買いを後押ししているようです。これまで円を売ってドルを買っていた投資家が、その取引を解消する動きも広がり、円高が加速したようです。
円高は、企業によってプラスにもマイナスにもなります。
海外から商品や原材料を仕入れる企業は、円高になると輸入コストが下がりやすくなります。一方、海外で多く稼ぐ企業は、ドルなどで得た利益を円に換算したときの金額が小さくなりやすくなります。
9月8日の東京市場でも、自動車や電気機器などが売られる一方、ニトリホールディングスや良品計画など、円高が追い風になるとみられる銘柄には買いが入りました。
ただし、円高になれば、すべての輸入企業が得をし、すべての輸出企業が損をするわけではありません。海外で販売しながら海外から部品や原材料を仕入れている企業も多く、為替の影響は会社ごとに異なります。
そこで今回は、一般的に「円高メリット関連株」と「円高デメリット関連株」とされている銘柄をご紹介します。
家具やインテリア用品を販売する「ニトリ」を展開しています。
海外で生産した商品を多く輸入しているため、円高になると仕入れコストが下がりやすくなります。株式市場でも代表的な「円高メリット関連株」として知られています。
株価は2月18日年初来高値3,493円から4月30日年初来安値2,216.5円へ下落。その後は持ち直し、直近は3,400円台まで回復しています。
「業務スーパー」を全国で展開しています。
海外のお菓子や調味料、冷凍食品などを直接輸入しており、円高は仕入れコストの低下につながる可能性があります。
株価は1月20日年初来高値3,974円から6月19日年初来安値2,516円へ下落。その後は持ち直し、9月4日には一時3,204円まで上昇する場面がありました。
「無印良品」を国内外で展開しています。
衣料品や生活雑貨などを海外で生産しているため、円高になると日本で販売する商品の仕入れ負担が軽くなる可能性があります。
株価は夏場に上昇し、8月12日に年初来高値4,625円をつけました。その後はやや下落していますが、直近は4,200円前後で推移しています。
冷凍食品や加工食品、低温物流などを手がけています。
食品の原料となる水産品や畜産品などを海外から調達しているため、円高は仕入れコストを抑える方向に働きます。
株価は5月13日年初来安値1,731円から7月29日年初来高値2,369円へ上昇。その後はやや下落し、直近は2,100円前後で推移しています。
国内線や国際線を運航する航空会社です。
航空燃料や航空機、部品などはドル建ての支払いが多いため、円高になると円換算した費用が軽くなる可能性があります。また、円高で海外旅行の負担が軽くなれば、日本人の海外旅行需要にも追い風となりそうです。
株価は2月27日年初来高値3,272円から4月30日年初来安値2,406.5円へ下落。その後は回復し、直近は3,000円前後で推移しています。
「ファッションセンターしまむら」を中心に、衣料品や靴、生活雑貨などを販売しています。
国内での販売が中心で、海外で生産された商品も多く扱っています。そのため、円高になると商品の仕入れコストが下がり、利益面で追い風となることが期待されます。
株価は2月18日年初来高値3,771.7円から5月12日年初来安値3,116円へ下落。その後は7月末に3,600円台まで回復しましたが、直近は3,200円台で推移しています。
関西地方を中心に電力を供給しています。
火力発電で使うLNGや石炭などを海外から輸入しているため、円高は燃料調達コストを抑える要因になります。
株価は7月2日年初来安値2,183.5円から9月3日年初来高値3,053円へ上昇。直近も高値圏で推移しています。
世界各地で自動車を販売する、日本を代表する自動車メーカーです。
海外で稼いだドルなどを円に換算するため、円高になると利益が目減りしやすくなります。2027年3月期今期の想定為替レートは1ドル=160円で、足元の153円前後は想定より円高の水準です。
株価は2月9日年初来高値4,000円から6月24日年初来安値2,686円へ下落。その後は一時3,200円台まで回復しましたが、9月8日は円高進行が意識され、一時3,000円割れまで売られました。
半導体をつくるための製造装置を販売しています。
海外の半導体メーカー向けの売上が多いため、円高になると海外で稼いだ売上や利益の円換算額が小さくなりやすくなります。
株価は春から大きく上昇し、7月1日に年初来高値81,260円をつけました。その後は大きく下落し、直近は55,000円前後で推移しています。
油圧ショベルやブルドーザーなどの建設機械を世界で販売しています。
北米やアジアなど海外事業の規模が大きく、円高になると海外利益を円に換算した金額が減る可能性があります。
株価は1月5日年初来安値5,062円から2月13日年初来高値7,840円へ上昇。その後は上昇一服となり、おおむね6,000円台でのもみ合いが続きました。7月下旬からは上昇に転じ、直近は7,500円前後で推移しています。
カメラやプリンター、半導体製造関連機器などを手がけています。
海外での売上が多いことから、円高は外貨で得た売上や利益の円換算額を押し下げる要因になります。
株価は2月9日年初来高値5,033円から5月7日年初来安値3,987円へ下落。その後は持ち直し、7月下旬には4,700円台まで回復しましたが、直近は4,400円台まで反落しています。
自転車部品や釣り具を世界で販売しています。
特に自転車部品は海外で広く使われており、海外売上の割合が高い企業です。そのため、円高になると海外で得た売上を円に換算した際の金額が小さくなり、業績の重荷となる可能性があります。
株価は6月9日年初来安値15,320円から7月30日年初来高値21,530円へ上昇。その後は上昇一服となり、直近は18,500円程度まで反落しています。
ランニングシューズなどのスポーツ用品を世界で販売しています。
北米や欧州をはじめ海外での販売が大きいため、円高になると海外で得た売上や利益を円に換算した際の金額が小さくなる可能性があります。
株価は1月30日年初来安値3,664円から8月17日年初来高値5,440円へ上昇。その後は下落し、直近は4,100円前後まで反落しています。
タイヤを中心に、世界各地で事業を展開する大手メーカーです。
北米や欧州など海外での売上が大きいため、円高になると海外で得た売上や利益を円に換算した際の金額が小さくなりやすくなります。
株価は5月1日年初来安値3,180円から8月10日年初来高値4,393円へ上昇。その後は下落し、直近は3,800円程度まで反落しています。

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記事作成日:2026年9月8日