💡この記事のポイント
✅中東情勢への懸念など先行きが見通しにくいなか、株式市場を牽引しているAI/半導体関連
✅なかには上場来高値を更新する銘柄も
✅マーケットの注目度が高まるAI/半導体関連の米国株をご紹介
🔎登場する主な銘柄
✅スペースX、マイクロン・テクノロジー、エヌビディア

✅中東情勢への懸念など先行きが見通しにくいなか、株式市場を牽引しているAI/半導体関連
✅なかには上場来高値を更新する銘柄も
✅マーケットの注目度が高まるAI/半導体関連の米国株をご紹介
✅スペースX、マイクロン・テクノロジー、エヌビディア
懸念材料も多い中、AI/半導体関連の一角が上場来高値を更新
スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ<SPCX>
マイクロン・テクノロジー<MU>
エヌビディア<NVDA>
インテル<INTC>
アルファベット<GOOGL>
ブロードコム<AVGO>
オラクル<ORCL>
アプライド・マテリアルズ<AMAT>
米国とイランによる戦争が終結に向かうとの期待から、一時はリバウンドに転じた米国株市場。しかし、ホルムズ海峡をめぐる不透明感が続くなど、中東情勢は日々変化しており、先行きはなお見通しにくい状況です。
そんななか、米国株市場を動かしているのは、引き続きAIや半導体関連銘柄です。中東情勢への懸念に加えて、米国では利上げ観測といったネガティブ要因があるにもかかわらず、AI/半導体関連の一角には上場来高値を更新する銘柄も見られます。
さらに、6月12日に上場したスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)もAI関連銘柄に加わり、マーケットの注目度が高まっています。今回は、AI/半導体関連銘柄の最新事情をお届けします。
2002年に起業家イーロン・マスク氏によって設立された航空宇宙開発企業で、衛星インターネットアクセスによる通信、AIにも進出し、これらの統合したインフラ構築を手がけています。一般には「スペースX」と呼ばれています。6月12日にナスダックに新規上場しました。初値は公開価格の135ドルを11.11%上回る150ドル、終値は160.95ドルでした。終値ベースの時価総額は約2兆1,000億ドル(約336兆円)となり、アマゾン・ドット・コム<AMZN>(約2兆5,700億ドル)に次ぐ世界6位の規模となりました。
株価は6月12日の初値150ドルから6月16日上場来高値225.64ドルまで上昇しましたが、利益確定の売りなどで6月23日上場来安値147.11ドルまで下落しました。
半導体メモリ、ストレージ製品を製造・販売しています。AI活用の拡大を背景に同社のメモリ需要が増加しており、6月24日取引終了後に発表した2026年3-5月期決算は、売上高が前年同期比4倍超、純利益が同15倍に達し、四半期として過去最高を更新しました。市場予想を上回る好業績を受け、株価は時間外取引で+15.77%高と急騰しました。将来的に供給過剰に伴う在庫調整リスクはあるものの、予想PER(株価収益率)は依然10倍台でエヌビディア<NVDA>やアルファベット<GOOGL>の20倍台と比べて割安な状態が続いています。
株価は3月31日安値311.49ドルから6月22日上場来高値1,213.56ドルまで上昇しました。24日の時間外取引では一時これを上回る水準まで買われており、高値更新の可能性もありそうです。
GPU(画像処理半導体)を中心とする半導体やAIコンピューティング関連のソフトウェアとシステムの設計・開発を手がけています。2026年2-4月期決算は、売上高が前年同期比85.2%増、営業利益は同2.5倍と大幅な増収増益でした。5-7月期の売上高見通しは、市場予想の873.6億ドルを上回る891.8億-928.2億ドルとしています。6月1日には、マイクロソフト<MSFT>のWindows向け新型スーパーチップ「RTX Spark」を発表しています。
株価は5月14日上場来高値236.54ドルをピークに、以降は上値の重い展開が続いています。直近では、200ドル前後で推移しています。
主にマイクロプロセッサー、チップセットの設計、製造を手がけています。2026年1-3月期決算は売上高が前年同期比7.2%増と増収だったものの、営業赤字が大幅に増加しました。ただ、AIの拡大を背景にデータセンター向け半導体需要が高まっており、同社のXeonサーバープロセッサーの需要が拡大しています。4-6月期の売上高見通しは138億-148億ドルとしており、市場予想の130.4億ドルを上回っています。
年初から横ばいで推移していた株価は、4月に入り上昇を開始し、6月22日上場来高値141.45ドルまで上昇しました。
インターネット検索やオンライン広告、クラウドサービス、アンドロイドOS、AI関連技術などを提供しています。2026年1-3月期決算は、売上高が前年同期比21.8%増、営業利益は同29.7%増と増収増益となりました。クラウド事業が大きく伸びています。四半期配当を5%増配し、一株当たり0.22ドルとしました。6月3日には、AIインフラやコンピューティング能力の拡充のため、847億5,000万ドルという巨額の増資計画を発表しています。
株価は3月30日年初来安値272.11ドルから5月18日上場来高値408.61ドルまで上昇しましたが、大型増資の発表後は、350ドル前後での弱い動きとなっています。
半導体デバイスとインフラストラクチャ・ソフトウェアの設計、開発、販売を手がけています。6月3日に発表した2026年2-5月期決算は、売上高が前年同期比47.9%増、営業利益は85.1%増と好結果でした。四半期配当を前年同期より0.06ドル多い0.65ドルに増配しています。5-7月期の売上高見通しは市場予想の286.1億ドルを上回る294億ドルとしていますが、AI半導体売上高は市場予想の172億ドルを下回る160億ドルとしています。
株価は3月30日の年初来安値289.96ドルから6月3日には上場来高値495ドルまで上昇しましたが、直近では380ドル近辺での推移となっています。
ソフトウェア、ハードウェアの開発・販売のほか、クラウドサービスも手がけています。6月10日発表の2026年5月期決算は、売上高が前期比17.3%増、営業利益は16.6%増と増収増益でした。年間配当を前期から0.20ドル多い2.00ドルに増配しました。2027年6-8月期の売上高見通しは27-29%増、通期の売上高見通しは900億ドルを維持するとしています。
株価は4月10日年初来安値134.57ドルから6月1日年初来高値250.25ドルに上昇。その後は、決算発表で示された巨額の設備投資費などが嫌気され、直近では165ドル付近まで下落しています。
半導体製造装置と関連部品の開発、製造、販売を手がけています。2026年2-4月期決算は、売上高が前年同期比11.4%増、営業利益は16.3%増と増収増益を確保しています。AIコンピューティングやメモリ半導体の需要拡大が業績を押し上げました。四半期配当を前年同期から0.07ドル多い0.53ドルに増配しています。5-7月期の売上高見通しは、市場予想の81.5億ドルを上回る84.5億-94.5億ドルとしています。
株価は堅調に上昇を続け、6月22日上場来高値641.18ドルまで上昇。翌日は上昇一服となり23日安値573.51ドルまで反落しました。
記事作成日:2026年6月25日