押し目で注目の金(ゴールド)関連6選

💡この記事のポイント

✅金価格が一時3月下旬以来の4,200ドル台へ下落 

✅約2年半ぶりに200日移動平均線割れ 

✅押し目で注目の金(ゴールド)関連をご紹介

🔎登場する主な銘柄

金(ゴールド)コース三菱UFJ 純金ファンド 愛称:ファインゴールドニューモント住友金属鉱山

 

目次

金(ゴールド)コース(SPDRゴールド・シェア<GLD>)

三菱UFJ 純金ファンド 愛称:ファインゴールド

ニューモント<NEM>

フリーポート・マクモラン<FCX>

住友金属鉱山<5713>

三菱商事<8058>

押し目で注目の金(ゴールド)関連6選

金(ゴールド)の価格が、足元で調整色を強めています。

 

2026年6月8日の海外市場では、金のロンドン現物価格が一時1トロイオンス4,260ドル台まで下落、ニューヨーク金先物も一時4,293ドルまで下げ、3月下旬以来の安値をつけました。1月末の金先物の高値5,600ドル前後から見ると、20%以上の下落となっています。もっとも、日中に大きく下げた後は下げ幅を縮めており、下値を探る動きと押し目買いの思惑が交錯しているようです。

 

下落の背景にあるのが、米国の金利上昇への警戒感です。5月の米雇用統計が市場予想を上回ったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)が年内にも利上げに動くのではないかとの見方が強まりました。金は、株式の配当や債券の利息のような収益を生まない資産です。そのため、金利が上昇すると、相対的な魅力低下から値を下げやすくなります。

 

また、米金利の上昇はドル高につながりやすい面もあります。金は国際的にドル建てで取引されることが多いため、ドル高が進むと、ドル以外の通貨を使う投資家にとって金を買いにくくなります。この点も、金価格の重しになりやすいとされています。

 

今回、投資家の注目を集めたのが、金価格が「200日移動平均線」を下回ったことです。200日移動平均線とは、過去200営業日の平均価格をつないだ線のことです。長期的な相場の方向感を見る際によく使われます。8日のニューヨーク金先物の200日移動平均線は4,431ドルで、今回は明確に下回ったことから、先行きには慎重な見方も広がっているようです。あるアナリストは、下値メドを4,000ドルと見る一方、イラン戦争が終結すれば金価格は再び上昇に転じ、今年末までに5,500ドルに達すると予測しているとのことです。

 

また、新興国を中心とした中央銀行による金の購入など、長期的な価値保存を目的とした需要は残っているようです。中国人民銀行は5月も金を購入したと報じられており、中央銀行の金買いは下値を支える要因として意識されそうです。

 

今後の焦点は、米国の物価指標や金利見通しです。市場予想を上回るインフレ指標が出れば、米利上げ観測がさらに強まり、金価格にはさらなる下押し圧力がかかる可能性があります。一方で、金利上昇への警戒が和らげば、金価格の見直しにつながる場面もありそうです。

 

そこで今回は、押し目で注目したい金(ゴールド)関連をご紹介します。

 

 

金(ゴールド)コースSPDRゴールド・シェア<GLD>)

金価格の値動きに連動することを目指す世界最大級のETF(上場投資信託)です。金現物を直接購入保有するのではなく、ETFを通じて金に投資するため、少額から手軽にはじめられます。金価格の上昇・下落の影響を受けやすい点が特徴です。金投資の基本として利用しやすい選択肢です。

 

 

三菱UFJ 純金ファンド 愛称:ファインゴールド

国内の金現物価格に連動することを目指して運用される投資信託です。国内の金価格は、国際的な金価格(ドル建て)や為替相場の影響を受けることがあります。投資信託なので、つみたて投資との相性が良い点が特徴です。少額からコツコツつみたてたい方にとっては、最初の一歩として検討しやすい商品です。

 

 

ニューモント<NEM>

世界有数の産金会社です。金価格が上昇すると業績面で追い風になる可能性があり、金関連株の代表格として見られています。2026年1-3月期の売上高の8割強は金(ゴールド)で、銅や銀なども生産しています。金そのものに投資する商品とは違い、企業として配当を出す可能性がある点も魅力です。予想配当利回りは1.03%。

 

 

フリーポート・マクモラン<FCX>

銅を主力としつつ、金やモリブデンも手がける国際的な資源会社です。金一本に特化した企業ではありませんが、金関連の収益源を持つ企業として注目されます。銅はAIデータセンター向けの需要増による中長期的な成長が期待されており、主力である銅価格の動きにも業績が左右されます。金と銅の両方の市況に注目したい銘柄です。予想配当利回りは0.94%。

 

 

住友金属鉱山<5713>

国内最大の金鉱山として知られる菱刈鉱山を持つ非鉄大手です。金だけでなく、銅やニッケル、電池材料など幅広い事業を展開しているため、金関連株でありながら事業の厚みもあります。金価格に加えて、非鉄市況や材料需要の影響も受ける銘柄です。国内株で金関連銘柄に注目したい方にとって、代表的な銘柄の一つです。予想配当利回りは2.68%。

 

 

三菱商事<8058>

金に特化した企業ではありませんが、金属資源分野に強みを持つ総合商社です。銅やニッケル、貴金属など幅広い資源ビジネスを持ち、資源市況の恩恵を受ける場面があります。金属資源以外にも多角的な事業を行っているため、金価格の影響を直接的に大きく受けるわけではなく、資源全体に幅広く関わる大型株として見るのがよさそうです。予想配当利回りは2.6%。

 

※ご紹介した予想分配金利回りは、日本株は2026年6月9日終値時点、米国株は2026年6月8日終値時点の情報を元にしています。

 

 

記事作成日:2026年6月9日