金(ゴールド)関連投資の魅力とはじめ方

💡この記事のポイント

✅金は、分散投資やインフレへの備えとして活用しやすい資産

✅つみたてなどで少額からはじめられる

✅金関連の投資信託や株式をご紹介

🔎登場する主な銘柄

金(ゴールド)コース三菱UFJ 純金ファンド 愛称:ファインゴールドニューモント住友金属鉱山

 

目次

金(ゴールド)コース(SPDRゴールド・シェア<GLD>)

三菱UFJ 純金ファンド 愛称:ファインゴールド

ニューモント<NEM>

フリーポート・マクモラン<FCX>

住友金属鉱山<5713>

三菱商事<8058>

初心者の方へ

金(ゴールド)関連投資の魅力とはじめ方

金(ゴールド)投資というと、金地金や金貨を思い浮かべる方も多いかもしれません。ですが、いまはもっと手軽に、少額から金に投資しやすい時代になっています。

 

そもそも金が注目される理由は、株式や債券とは少し違う特徴を持っているからです。景気や企業業績に大きく左右されやすい株式に対して、金は世界共通の実物資産として見られています。そのため、相場が不安定なときの備えとして、資産の一部を金で持つ考え方が広く知られています。

 

分散投資の一部として

初心者の方にとって大切なのは、金(ゴールド)にすべてをかけるのではなく、資産の一部として取り入れる考え方です。たとえば、日本株や米国株の投資信託を中心に持ちながら、その一部に金関連の商品を加えると、投資先が分散され資産全体の値動きが少しなだらかになることがあります。

これが分散投資です。分散投資とは、値動きの異なる資産を組み合わせて、資産全体のブレを抑える考え方です。金は主役として大きく持つというよりも、ポートフォリオ全体の安定感を高めるための一つの選択肢として多くの投資家に好まれています。

 

インフレへの備えとして

もう一つ、金が注目されやすいのがインフレ局面です。インフレとは、モノやサービスの値段が上がり、お金の実質的な価値が下がる状態です。現金だけを持っていると、同じ金額で買えるものが少しずつ減ってしまうことがあります。

こうした局面で、金は長期的な購買力を守る資産の一つとして語られることがあります。もちろん、短期では価格が上下しますが、長い目ではインフレ対策の選択肢になりやすい資産です。物価が上がる局面に備えて、資産の一部に金を組み入れる考え方は、初心者の方にも向いているポイントです。

 

金そのものと金関連の株式では魅力が違う

ここで押さえておきたいのが、金そのものには株式のような配当金や、債券のような利息はないという点です。つまり、保有しているだけで定期的な収入が得られるわけではなく、基本的には値上がり益を狙う投資になります。

一方で、金に関わる企業の株式に投資する場合は少し意味合いが変わります。金鉱山会社や資源会社の株式は、金価格の影響を受けやすい場合があるうえ、企業の方針によっては配当金を受け取れることがあります。金価格への期待に加えて、株式ならではの魅力もある点は、関連株に投資する魅力といえそうです。

 

初心者はどうはじめるとよい?

では、金投資はどうはじめればよいのでしょうか。まずは、分散投資としてポートフォリオに加える方法です。株式100%などではなく、資産運用の一部を金関連商品に振り分けることで、資産全体のバランスを取るやり方です。

また、つみたて投資で少しずつ買う方法もはじめやすい選択肢です。金価格は日々動くため、一度にまとめて買うよりも、時間を分けて買うほうが平均的な価格での購入になります。価格が高いときも安いときも一定額で定期的に買い続けることで、買うタイミングを一度に決めなくてよい点も安心材料になりそうです。

 

少額からはじめられる

PayPay証券では、100円から日米の株式も投資信託もETF(上場投資信託)も買うことができます。そのため、金関連の投資も少額からはじめやすくなっています。最初から大きなお金を動かすのが不安な方にとって、100円からはじめられるのは大きな魅力です。

自分が重視したいのが、ポートフォリオの安定感なのか、つみたてなのか、それとも株式ならではの魅力なのかを考えながら選ぶと、自分に合ったはじめ方ができるのではないでしょうか。

 

ここからは、金関連の商品や銘柄をご紹介します。

 

 

金(ゴールド)コースSPDRゴールド・シェア<GLD>)

金価格の値動きに連動することを目指す世界最大級のETFです。金現物を直接購入保有するのではなく、ETFを通じて金に投資するため、少額から手軽にはじめられます。まずは金価格の値動きを体感してみたい方にとって、入り口になりやすい選択肢といえそうです。

 

三菱UFJ 純金ファンド 愛称:ファインゴールド

国内の金価格の値動きに連動する投資成果を目指す投資信託です。投資信託なので、つみたて投資との相性が良い点が特徴です。少額からコツコツつみたてたい方にとっては、最初の一歩として検討しやすい商品です。価格変動はありますが、一度に大きな金額を投じるのではなく、時間を分けて買っていきたい方に向いていそうです。

 

ニューモント<NEM>

世界有数の産金会社です。金価格が上昇すると業績面で追い風になる可能性があり、金関連株の代表格として見られています。売上高の約85%は金(ゴールド)で、銅や銀なども生産しています。金そのものに投資する商品とは違い、企業として配当を出す可能性がある点も魅力です。予想配当利回りは0.85%。

 

フリーポート・マクモラン<FCX>

銅を主力としつつ、金やモリブデンも手がける国際的な資源会社です。金一本に特化した企業ではありませんが、金関連の収益源を持つ企業として注目されます。資源価格全体の動きを受けやすい半面、株式として配当の魅力があることもポイントです。金価格だけでなく、幅広い資源需要の動きにも目を向けたい方には見やすい銘柄です。予想配当利回りは0.93%。

 

住友金属鉱山<5713>

国内最大の金鉱山として知られる菱刈鉱山を持つ非鉄大手です。金だけでなく、銅やニッケル、電池材料など幅広い事業を展開しているため、金関連株でありながら事業の厚みもあります。金価格に加えて、非鉄市況や材料需要の影響も受ける銘柄です。国内株で金関連銘柄に注目したい方にとって、代表的な銘柄の一つです。予想配当利回りは1.91%。

 

三菱商事<8058>

金に特化した企業ではありませんが、金属資源分野に強みを持つ総合商社です。銅やニッケル、貴金属など幅広い資源ビジネスを持ち、資源市況の恩恵を受ける場面があります。さらに、配当にも注目しやすい銘柄として見られています。金との関連性は一部ですが、商社としての幅広さを意識したい方に向いていそうです。予想配当利回りは2.13%。

 

初心者の方へ

金投資は、値上がりを期待するだけでなく、資産全体をどう整えるかという視点で考えると、初心者の方にもぐっと分かりやすくなります。金そのものに連動するETFに投資するのか、投資信託でつみたてるのか、関連企業の株式で配当も意識するのかによって、資産運用の性格も値動きも変わってきます。

最初から大きな金額ではじめる必要はありません。まずは100円からつみたてたり、少額を資産運用に加えたり、自分に合う方法を見つけていくのがよさそうです。金は、攻めるための資産というより、守りながら育てるための選択肢として、ポートフォリオの中でじわりと存在感を発揮してくれるかもしれません。

 

※ご紹介した配当利回りは記事作成時点(2026年5月13日時点、日本株は5月13日終値、米国株は5月12日終値)の情報を元にしています。

 

 

記事作成日:2026年5月13日