出遅れ株物色で注目の日米株16選

💡この記事のポイント

✅AI/半導体株を中心に日米株共に急上昇

✅相場の過熱感から「出遅れ株」に物色が向かう可能性も

✅今後の巻き返しが期待される出遅れ株をご紹介

🔎登場する主な銘柄

✅日本株:トヨタ自動車丸紅任天堂

✅米国株:シェブロンウォルト・ディズニージョンソン・エンド・ジョンソン

 

目次

トヨタ自動車<7203>

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>

丸紅<8002>

中外製薬<4519>

KDDI<9433>

キッコーマン<2801>

任天堂<7974>

資生堂<4911>

JPモルガン・チェース<JPM>

シェブロン<CVX>

ウォルト・ディズニー<DIS>

ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>

コカ・コーラ<KO>

ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>

ナイキ<NKE>

マクドナルド<MCD>

出遅れ株物色で注目の日米株16選

2026年5月7日、東京株式市場では日経平均が一時初の63,000円台に乗せ、史上最高値を更新しました。米国の株式市場でも、ハイテク株の比率が高いナスダック指数やS&P500が史上最高値を更新しており、日米ともにAIや半導体関連株が相場を力強く牽引しています。

 

一方で、急ピッチな株価上昇に対して過熱感を指摘する声も出はじめているようです。あるアナリストによると、今後のさらなる株価上昇には、これまで相場を主導してきたハイテク株以外の業種にも買いが広がる必要があるとのことです。実際、4月以降のハイテク株の上昇は急ピッチで、利益確定売りが出る可能性もあります。

 

そこで注目されるのが、相場全体が盛り上がっている中でまだ株価の上昇が控えめ、もしくは下落している「出遅れ株」です。自動車や銀行といった景気敏感株(景気の動向に業績が影響を受けやすい企業の株)や、ディフェンシブ株(景気に左右されにくい生活必需品などの株)、米国の金融関連株などには、相対的にマーケット全体の勢いには乗れていない銘柄があるようです。

 

そこで今回は、ハイテク株からの循環物色で今後の資金流入が期待されそうな日米の出遅れ株をご紹介します。

 

 

トヨタ自動車<7203>

日本を代表する世界的な自動車メーカーです。円高や中東情勢の影響もあり、株価は低迷していますが、ある市場関係者によると、地政学リスクの後退などによって、今後は自動車のような市場全体への影響が大きい景気敏感株の巻き返しが期待されているとのことです。相場の資金がハイテク株から移動する際、注目される出遅れ株のひとつと言えそうです。

 

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>

日本のメガバンクの一角です。銀行株も自動車株と同様に景気敏感株の代表格とされており、AIラリーの一服時の物色対象として意識される可能性がありそうです。今後の日本銀行による金融政策の動向次第では、収益環境の好転が期待される分野でもあります。

 

丸紅<8002>

幅広いビジネスをグローバルに展開する総合商社です。足元の相場ではハイテク株に資金が集中する一方で、商社株には利益確定の売りが出ているようです。このように先に調整した銘柄はハイテク株の調整局面において、見直し買いとなる可能性もありそうです。

 

中外製薬<4519>

医療用医薬品を主力とする大手製薬企業です。AIや半導体関連が大きく買われる中で、医薬品株は相対的に弱い動きが目立ちます。景気動向に左右されにくいディフェンシブ株は、相場の過熱感が意識された際に物色対象となる可能性があります。

 

KDDI<9433>

大手通信事業者です。通信事業は景気の変動に左右されにくく、安定した収益基盤を持つとされています。4月以降は下落が続いており、成長株への投資が過熱した反動で、こうした割安なディフェンシブ株が反発する可能性もありそうです。

 

キッコーマン<2801>

醤油をはじめとする調味料などの世界的食品メーカーです。食品株も典型的なディフェンシブ銘柄であり、足元のハイテク株主導の相場では出遅れが目立っているようです。同社も4月以降は下落基調で、出遅れ株物色の際にはリバウンド狙いの買いが入る可能性もありそうです。

 

任天堂<7974>

世界的なゲーム機およびゲームソフトメーカーです。半導体メモリー価格の高騰などが懸念されて3月中旬以降は下落傾向が続いています。事業自体は堅調なだけに、悪材料出尽くしで物色対象となるタイミングが待たれる銘柄です。

 

資生堂<4911>

日本を代表する化粧品メーカーです。化粧品などの日用品もディフェンシブな性格を持つ業種です。AI関連株の影に隠れがちですが、事業改善と収益悪化懸念の後退で、年初から4月初旬までは株価は回復傾向でした。以降は上昇一服となりましたが、持ち直しの気配を見せているだけに、出遅れ株物色で注目される可能性もありそうです。

 

JPモルガン・チェース<JPM>

米国最大規模の金融機関です。社内で積極的にAIを活用し業務効率化を進めているとのことですが、米国の金融関連株は市場全体より弱く、同社も年初来高値を下回っている状況です。ここ数年の上昇相場で高値一服となっているだけに、循環物色が向かう可能性もありそうです。

 

シェブロン<CVX>

世界規模でビジネスを展開する米国のエネルギー大手です。中東情勢の緊迫化が緩和し、原油価格の上昇が一服するとの見方から4月以降株価は反落しました。しかし、エネルギー需要そのものは底堅く、原油価格自体も高値圏であることから、出遅れ銘柄として見直される余地もありそうです。

 

ウォルト・ディズニー<DIS>

テーマパークや映画、動画配信などを手がける総合エンターテインメント企業です。年初来高値は下回るものの、株価は3月下旬以降は持ち直し気味です。直近の2026年1-3月期決算では動画配信事業などが好調で市場予想を上回り、急騰しているだけに注目したい銘柄です。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>

医療機器や医薬品を広く手がける米国のヘルスケア大手です。ヘルスケア関連株は景気動向に左右されにくい安定感が魅力ですが、足元のAIブームの中では地味な印象を与えがちです。株価はハイテク株が急騰した4月以降は下落傾向なだけに、ハイテク株が調整となれば、見直し買いが入る可能性もありそうです。

 

コカ・コーラ<KO>

世界最大のノンアルコール飲料メーカーです。誰もが知るブランド力と手堅いビジネスが特徴ですが、成長株が持てはやされる局面では株価が停滞しやすい傾向にあります。ただ、年初来高値は下回るものの、業績は好調で株価も堅調なだけに、ハイテク株以外の保有銘柄候補としての安心感があります。

 

ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>

米国の大手通信会社です。配当利回りが比較的高いディフェンシブ銘柄として知られていますが、テクノロジー株の急騰局面では出遅れが目立っています。4月初旬から中旬にかけては下落しましたが、その後はやや持ち直し気味です。安定したキャッシュフローを生み出すビジネスモデルと6%前後の予想配当利回りが、AI相場が不安定になった際の資金逃避先の背景となる可能性もありそうです

 

ナイキ<NKE>

スポーツシューズやアパレルの世界的メーカーです。一般消費財セクターも、ハイテク株の陰に隠れて出遅れ感が意識されやすい業種です。株価はハイテク株が上昇する前の3月以降から低迷が続いているだけに、きっかけがあればリバウンドする可能性もありそうです。

 

マクドナルド<MCD>

世界最大のファーストフードチェーンです。外食産業も景気動向に左右されにくいディフェンシブな一面を持っています。同社の株価も3月以降下落が続いているだけに、出遅れ株物色の対象となる可能性がありそうです。

 

記事作成日:2026年5月7日