スペースXやアルテミス2で注目の「宇宙関連」日米株10選

💡この記事のポイント

✅NASAの有人月探査「アルテミス2」の打ち上げ成功で宇宙開発への期待が加速

✅スペースXの新規上場観測もあり、投資家の関心が「宇宙ビジネス」へ

✅今後の成長が期待される宇宙関連の日米株をご紹介

🔎登場する主な銘柄

✅米国株:ボーイングロッキード・マーチンノースロップ・グラマン

✅日本株:三菱重工業IHI日本電気


目次

ボーイング<BA>

ロッキード・マーチン<LMT>

ノースロップ・グラマン<NOC>

L3ハリス・テクノロジーズ<LHX>

アマゾン・ドット・コム<AMZN>

三菱重工業<7011>

IHI<7013>

川崎重工業<7012>

三菱電機<6503>

日本電気<6701>

スペースXやアルテミス2で注目の「宇宙関連」日米株10選

米航空宇宙局(NASA)は日本時間2026年4月2日、有人月周回探査計画「アルテミス2」の宇宙船打ち上げに成功したと発表しました。トランプ大統領も同日の演説の冒頭で、NASAのチームや宇宙飛行士たちに祝意を述べ「本当に素晴らしい出来事だった」と触れました。今回の成功は、人類が再び月面に降り立つ未来に向けた大きな一歩であり、株式市場でも宇宙関連分野への関心が急速に高まっているようです。


また、以前から取り沙汰されていたイーロン・マスク氏率いるスペースXの新規上場(IPO)が市場の関心を集めていることも、宇宙関連の注目を高める要因となっているようです。これまでは官公庁主導だった宇宙開発が、民間企業の参入によって「宇宙ビジネス」として本格的な成長フェーズに入ったとの見方が強まっているようです。


宇宙産業は、ロケットの打ち上げだけでなく、衛星データを用いた通信、地球観測、防衛、さらには月面での資源開発など、多岐にわたる分野で市場拡大が見込まれています。今回の宇宙船の打ち上げ成功をきっかけに、宇宙関連企業の成長性に期待する見方が続く可能性もありそうです。


そこで今回は、歴史的な転換点を迎えている宇宙開発をテーマに関連する銘柄をご紹介します。


ボーイング<BA>

米国の航空宇宙大手であり、NASAの有人宇宙船「スターライナー」や、アルテミス計画で使用される大型ロケット「SLS」の中心となる機体部分の開発を担っています。

米国の宇宙開発戦略において、同社は極めて重要なパートナーとされています。有人宇宙飛行の再開に向けた取り組みが本格化するなかで、同社の宇宙事業部門の動向は、世界の宇宙開発の行方を占ううえで重要視されています。


ロッキード・マーチン<LMT>

米国の防衛・宇宙最大手の一社であり、アルテミス計画の有人宇宙船「オリオン」の主契約者です。

オリオンは宇宙飛行士を月に運ぶための重要な機体であり、今回の「アルテミス2」でも中心的な役割を果たしています。また、同社は数多くの人工衛星や宇宙探査機の製造実績があり、宇宙ビジネスにおける安定した収益基盤と、高度な技術開発力が強みとなっているようです。


ノースロップ・グラマン<NOC>

米国の防衛・宇宙関連企業で、月周回拠点「ゲートウェイ」の居住モジュール(HALO)の開発などを手がけています。

アルテミス計画において、月面に降り立つための中継基地となるゲートウェイは非常に重要な役割を担います。また、同社はロケットの固体推進剤や衛星の製造にも強みを持っており、宇宙開発のインフラから探査まで、多角的に事業を展開している点が特徴です。


L3ハリス・テクノロジーズ<LHX>

米国の防衛および航空宇宙分野における大手テクノロジー企業です。

同社はアルテミス2で、推進システム、通信、アビオニクスなどの分野で重要な役割を担っています。同社は公式に、アルテミス2で108の重要要素を供給しているとしており、有人月周回ミッションを支える企業の一つといえそうです。宇宙探査や安全保障分野で宇宙利用が広がるなか、同社の宇宙システム事業への関心も高まりそうです。


アマゾン・ドット・コム<AMZN>

同社は「アマゾンレオ」という大規模な衛星通信計画を独自に進めています。

数千基の小型衛星を順次打ち上げ、世界中に高速インターネットを提供する構想です。これにより、通信インフラが未整備の地域でも高速で信頼性の高いインターネット接続が利用可能になるなど、宇宙を利用した新たなビジネスモデルの構築を目指しており、将来の収益源として期待されています。


三菱重工業<7011>

日本の宇宙開発において、ロケットの製造や打ち上げを主導してきた大手総合重工メーカーです。

日本の基幹ロケットである「H3」の開発・製造を担っており、長年の経験と高い技術力を有しています。政府主導の宇宙開発プロジェクトにおいて中心的な役割を果たすだけでなく、民間衛星の打ち上げ受注の拡大も目指しており、日本の宇宙産業を根底から支える存在といえそうです。


IHI<7013>

ロケットエンジンや、小型ロケット「イプシロン」の開発・製造に関わる日本の大手重工メーカーです。

宇宙空間での推進システムや衛星用コンポーネントなども手がけており、宇宙インフラの構築に欠かせない技術力を持っています。アルテミス計画のような大規模なプロジェクトが進展するなかで、同社の動力技術や宇宙機器への需要も高まることが期待されています。


川崎重工業<7012>

三菱重工やIHIとともに、日本の宇宙開発を支える重要な企業の一つです。

ロケットを打ち上げるための地上設備や、衛星を保護するフェアリング(先端部のカバー)などを手がけています。また、宇宙空間での作業を行うロボットアームなどの開発にも取り組んでおり、将来的な月面拠点建設や宇宙空間での作業支援において、同社の技術が活かされる場面が増えそうです。


三菱電機<6503>

総合電機メーカーとして、人工衛星の製造で国内トップクラスの実績を誇ります。

気象衛星「ひまわり」をはじめ、通信衛星や観測衛星など多様な衛星を開発しており、宇宙インフラの構築に欠かせない存在です。高頻度な地球観測データや通信ネットワークの需要が防衛・災害対策などで高まるなか、同社の衛星技術がビジネスチャンスを広げそうです。


日本電気<6701>

通称NECとして知られる同社も、日本の宇宙開発を牽引してきた企業の一つです。

小惑星探査機「はやぶさ」のシステム開発などで高い技術力を証明しており、人工衛星の製造や地上システムにも強みを持ちます。安全保障やインフラ管理といった分野での宇宙利用が進むなかで、同社の安定した技術力への評価が高まっているようです。




記事作成日:2026年4月2日