海運、エネルギー、防衛など「中東情勢」関連の日米株10選

💡この記事のポイント

✅中東情勢の緊迫化により、エネルギー、海運、防衛関連株が動意付く展開

✅比較的配当利回りの高い関連銘柄をご紹介

🔎登場する主な銘柄

✅米国株:シェブロンエクソン・モービルロッキード・マーチン

✅日本株:日本郵船商船三井INPEX

 

目次

シェブロン<CVX>

エクソン・モービル<XOM>

コノコフィリップス<COP>

フィリップス66<PSX>

ロッキード・マーチン<LMT>

INPEX<1605>

ENEOSホールディングス<5020>

日本郵船<9101>

商船三井<9104>

川崎汽船<9107>

海運、エネルギー、防衛など「中東情勢」関連の日米株10選

2026年3月に入り、中東情勢が再び緊迫化しています。米国やイスラエルとイランの間での軍事的な衝突や、ホルムズ海峡周辺での緊張の高まりを受け、金融市場では地政学リスクへの警戒が強まっています。

 

こうした事態は、私たちの生活に身近なエネルギー価格だけでなく、世界中の物流を支える海上運賃や、各国の防衛政策にも大きな影響を及ぼします。一方で、社会情勢の変化が追い風となる企業も存在します。

 

中東情勢の混乱で最も直接的な影響を受けるのがエネルギー株です。供給不安からWTI原油先物価格が一時100ドルを超える場面もあり、石油関連企業などの収益拡大が期待されています。

 

また、紅海やホルムズ海峡など、重要な海上交通路で緊張が高まると、船の迂回や保険料の上昇を招き、結果としてコンテナ運賃などの上昇につながります。海運株は運賃の上昇によるメリットと、船の燃料となる原油価格の上昇のマイナス面の両方の影響を受ける場合があります。

 

紛争の長期化や軍事衝突への警戒感は、防衛予算の増額や装備品の需要拡大を連想させ、防衛関連株が買われる可能性もあります。防衛関連は比較的原油価格の影響を受けづらいという面もありそうです。

 

今回は、緊迫する中東情勢の中で注目を集める「エネルギー」「海運」「防衛」の3つの業種から、比較的配当利回りの高い銘柄をご紹介します。

 

 

シェブロン<CVX>

世界的な石油メジャーの一角で、米国のシェールオイル主要産地であるパーミアン盆地などに強みを持ちます。原油価格の上昇はそのまま利幅の拡大につながる構造となっており、中東リスクが意識される中で堅調な動きが続いています。

予想配当利回りは3.6%。

 

エクソン・モービル<XOM>

世界最大級のエネルギー企業です。豊富な石油権益を保有しており、地政学リスクが顕在化する中でその存在感が高まっています。堅調な動きが続き、3月17日上場来高値160.45ドルまで上昇しています。

予想配当利回りは2.61%。

 

コノコフィリップス<COP>

独立系の産油・ガス会社として世界最大級の規模を誇ります。原油価格の変動に対する感応度が高く、エネルギー価格の上昇局面で注目されやすい銘柄です。

予想配当利回りは2.74%。

 

フィリップス66<PSX>

石油精製や石油製品の販売、物流機能を手掛けるエネルギー企業です。中東情勢の緊迫で原油や石油製品の供給網への関心が高まる局面では、精製・物流の両面から注目されやすい銘柄です。3月12日上場来高値178.38ドルまで上昇しています。

予想配当利回りは2.88%。

 

ロッキード・マーチン<LMT>

世界最大の防衛航空宇宙企業です。地対空誘導弾システム「Patriot(パトリオット)」向け迎撃ミサイル(PAC-3 MSE)や、高高度ミサイル防衛システム「THAAD(サード)」などを手掛けています。中東でのミサイル需要増加に伴い、米政府による増産要請や備蓄補充のための期待が高まっているようです。3月2日上場来高値692ドル以降は調整が続いています。

予想配当利回りは2.19%。

 

INPEX<1605>

日本最大の石油・天然ガス開発企業です。中東情勢の緊迫化による原油高に加え、オーストラリアなどで手掛ける液化天然ガス(LNG)の需要増加も業績の追い風となる可能性があるとの見方があります。3月18日上場来高値4,720円まで上昇しています。

予想配当利回りは2.31%。

 

ENEOSホールディングス<5020>

国内石油元売り最大手です。原油価格の高騰は在庫評価益として利益を押し上げる要因となります。一方で、ガソリン価格の上昇による需要減退への懸念も併存しますが、政府による緊急的激変緩和措置などの下支えも注目されています。3月2日上場来高値1,552.5円以降は調整が続いています。

予想配当利回りは2.36%。

 

日本郵船<9101>

国内海運大手3社の一角。中東情勢の混乱が続き、世界各国の企業が在庫確保のために輸送を急ぐ動きから、運賃が上がりやすい状況が続いているようです。3月18日上場来高値6,264円まで上昇しています。

予想配当利回りは3.63%。

 

商船三井<9104>

国内海運大手3社の一角でLNG船の所有・管理・運航を行っています。世界6拠点でLNG船管理を行っており、中東・アジアのエネルギー輸送も行っています。3月18日上場来高値7,050円まで上昇しています。

予想配当利回りは2.85%。

 

川崎汽船<9107>

国内海運大手3社の中で鉄鉱石、石炭、穀物、工業原料、バイオマス燃料まで幅広く運んでいます。特にコンテナ船事業の動向は業績に影響しやすく、運賃上昇となれば業績への寄与が期待されています。3月18日上場来高値2,964.5円まで上昇しています。

予想配当利回りは4.14%。

 

※ご紹介した配当利回りは2026年3月18日終値時点の情報を元にしています。

※出所:QUICK

 

 

記事作成日:2026年3月18日