💡この記事のポイント
✅ 公益・エネルギー関連は業績が安定しており、高配当株が多い
✅ AIデータセンターの拡大が電力需要を押し上げ、新たな収益源に
✅石油・ガスも、安定したエネルギー供給と高い還元力が再評価
🔎登場する主な銘柄
✅サザン・カンパニー、ネクステラ・エナジー、シェブロン、フィリップス66、デボン・エナジー

✅ 公益・エネルギー関連は業績が安定しており、高配当株が多い
✅ AIデータセンターの拡大が電力需要を押し上げ、新たな収益源に
✅石油・ガスも、安定したエネルギー供給と高い還元力が再評価
✅サザン・カンパニー、ネクステラ・エナジー、シェブロン、フィリップス66、デボン・エナジー
サザン・カンパニー<SO>
デューク・エナジー<DUK>
ネクステラ・エナジー<NEE>
エクソン・モービル<XOM>
シェブロン<CVX>
ウィリアムズ・カンパニーズ<WMB>
フィリップス66<PSX>
バレロ・エナジー<VLO>
マラソン・ペトロリアム<MPC>
デボン・エナジー<DVN>
初心者の方へ
「公益株(こうえきかぶ)」と呼ばれる電力やガスなどのインフラ関連銘柄は、私たちの生活に欠かせないサービスを提供しているため、景気に左右されにくい「ディフェンシブ株」の代表格として知られています。
最近では、AI(人工知能)の普及に伴うデータセンターの急増により、膨大な電力需要が見込まれることから、安定した配当に加えて成長期待も一段と高まっているようです。
公益株はこれまで「安定感はあるが地味」なセクターという印象が強かったかもしれません。しかし、現在の「AIブーム」がその評価を大きく変えようとしています。生成AIを支えるデータセンターには膨大な電力が必要であり、安定して大量の電力を供給できる公益企業の価値が見直されつつあります。
また、エネルギーインフラを支える石油・ガス大手も、効率的なエネルギー供給と株主還元の強化によって、株価も堅調に推移しています。安定的な収益基盤と、AIやクリーンエネルギーといった新潮流。この両面から、今改めて注目を集めているようです。
そこで今回は、電力やエネルギー関連の高配当株をご紹介します。
ジョージア州やアラバマ州など、米国南東部を中心に電力・ガスを供給する大手公益企業です。
米国で数十年ぶりとなる新設原発の稼働に成功し、クリーンで安定した電力供給体制を強化しています。データセンター需要の取り込みにより、堅調な業績が続いています。
また、78年連続で減配していない(配当維持または増配)実績があり、信頼感のある銘柄と言えそうです。予想配当利回りは3.1%。
広範囲で事業を展開する全米屈指の電力・ガス会社です。地域分散が効いている分、特定地域の天候や景気の影響を受けにくいとされます。
電力需要増に備え、2029年までに830億ドルという巨額の設備投資計画を進めています。旺盛な電力需要を背景に、堅調な業績が続いています。
また、100年連続で現金配当を継続しており、株主還元の継続姿勢が特徴です。予想配当利回りは3.41%。
世界最大級の再生可能エネルギー発電会社であり、フロリダ州最大の電力会社を傘下に持ちます。太陽光や風力発電のリーダー的存在で、公益株の中でも成長性が話題になりやすい存在です。
業績も堅調で、2026年2月には前年比10%の増配を発表しました。
公益株の中でも高い成長性を誇り、インカム(配当)とキャピタル(値上がり益)の両取りを狙う投資家に注目されやすい銘柄です。予想配当利回りは2.63%。
世界最大級の総合エネルギー企業です。石油・天然ガスの生産から精製までを一貫して手掛けます。
2025年10-12月期の売上高と一株当たり利益は共に市場予想を上回り、堅調な業績が続いています。低炭素技術への投資も進めており、エネルギーの安定供給と将来の環境対応を両立させています。
また、43年連続で増配を継続しており、米国を代表する「配当貴族」銘柄の一つです。予想配当利回りは2.79%。
エクソン・モービルに次ぐ米国のエネルギー大手です。徹底したコスト管理と資本効率の高さが特徴です。
2025年10-12月期の売上高と一株当たり利益は共に市場予想を上回りました。2026年にかけては、買収したヘスの資産が寄与することで、さらなる生産拡大を見込んでいるようです。
また、39年連続で増配を継続しています。株価も2022年の上場来高値189.68ドルが目前の水準まで上昇しています。予想配当利回りは3.88%。
米国の天然ガス輸送インフラ(パイプライン)を担う大手企業です。全米で消費される天然ガスの約3分の1を取り扱っています。
2026年2月の決算発表では、新規プロジェクトの稼働を背景に2026年12月期今期の利益見通しを引き上げ、配当も5%増額しました。
天然ガスはAIデータセンターのバックアップ電源として重要で、需給調整の役割を担う側面もあり、同社の収益は安定しています。予想配当利回りは2.91%。
石油精製や輸送、化学事業などを多角的に展開する企業です。原油価格よりも、精製マージンや稼働率などが注目される局面があります。
2026年2月には四半期配当を1.27ドル(前期比約6%増)に引き上げることを決定しました。精製マージンの改善と徹底した資産売却による財務健全化が進んでいるようです。
2012年の分社以来、毎年増配を続けており、安定した利回りが期待されます。予想配当利回りは3.1%。
独立系としては世界最大級の石油精製会社です。ガソリンや航空燃料などの需要動向、精製マージンが株価の材料になりやすい銘柄です。
航空燃料などの需要回復を背景に、2025年10-12月期の売上高と一株当たり利益は共に市場予想を上回りました。
また、2026年1月、四半期配当を1.13ドルから1.2ドルへ約6%引き上げました。予想配当利回りは2.39%。
全米最大級の精製能力を持つ独立系エネルギー企業です。
2026年3月今期の配当を前年同期から増額するなど、株主還元に極めて積極的な姿勢を見せています。
大規模な自社株買いを並行して行っており、一株当たりの価値向上を重視する投資家にも注目されているようです。予想配当利回りは1.99%。
原油・天然ガスの掘削・生産(アップリーム)に特化した独立系企業です。市況の影響を強く受ける分、好況時のキャッシュフローが大きくなりやすい特徴があります。
2026年にコテラ・エナジーとの大型合併を控えており、コスト削減と生産効率の向上が期待されています。
固定配当に加えて、業績に応じた「変動配当」を出す仕組みを取り入れています。市況が良い時期には、非常に高い利回りが期待できるのが特徴です。予想配当利回りは2.85%。
※ご紹介した予想配当利回りは、2026年2月13日終値時点の情報を元にしています。
公益株は配当が魅力な反面、金利上昇局面では株価が重くなることがあります。逆に、金利が落ち着く局面では見直されることもあるため、配当だけでなく金利の動向にも注意しましょう。
電力需要が増えるのはプラスですが、送配電網の増強や電源確保には時間もコストもかかります。投資が利益にどう反映されるかまで含めて見るのが公益株のポイントです。
フィリップス66やバレロなどの精製やデボンなどの資源開発は、公益株より景気・市況の影響を受けやすい分、業績や配当もブレやすくなります。
これらの特徴を踏まえて保有と売却を組み合わせるのも一法です。
記事作成日:2026年2月16日
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