💡この記事のポイント
✅日本の長期金利が上昇基調
✅銀行株にとって金利上昇は収益拡大の追い風になる可能性
✅長期金利の上昇で注目の銀行関連の日本株12選をご紹介
🔎登場する主な銘柄
✅三菱UFJフィナンシャル・グループ、ゆうちょ銀行、千葉銀行、SBI新生銀行

✅日本の長期金利が上昇基調
✅銀行株にとって金利上昇は収益拡大の追い風になる可能性
✅長期金利の上昇で注目の銀行関連の日本株12選をご紹介
✅三菱UFJフィナンシャル・グループ、ゆうちょ銀行、千葉銀行、SBI新生銀行
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>
三井住友フィナンシャルグループ<8316>
みずほフィナンシャルグループ<8411>
ふくおかフィナンシャルグループ<8354>
しずおかフィナンシャルグループ<5831>
横浜フィナンシャルグループ<7186>
千葉銀行<8331>
ゆうちょ銀行<7182>
あおぞら銀行<8304>
ソニーフィナンシャルグループ<8729>
SBI新生銀行<8303>
楽天銀行<5838>
日本の長期金利がじわじわ上昇し、高値圏で推移しています。背景には、日銀の金融緩和の縮小、物価の上昇、日経平均が市場最高値を更新するなどの金融市場でのリスクオンの動きが活性化していることにより、相対的に安全資産とされる債券が売られやすい状況などがあります。
10年債利回りなど、「長期金利」は住宅ローンの固定金利や企業の借入コストなど、私たちの暮らしや経済に関わる金利の目安となります。ニュースで「金利上昇」と聞くと難しく感じますが、端的にいうと「借りる・運用するお金の条件が変わりはじめている」ということでもあります。
こうした局面で注目されやすいのが銀行株です。
銀行は、預金などで集めたお金を企業や個人に貸し出し、その「利ざや(貸出金利と預金金利の差)」を収益の柱にしています。長期金利が上がると貸出金利や運用利回りが上がりやすく、預金金利の上昇が急激でなければ利ざやが改善し、収益拡大の追い風になる可能性があります。一方で、保有債券の評価損や資金調達コストの上昇、貸出需要の鈍化など“逆風”もあるので、各行のビジネス構成で受ける影響は変わります。
そこで今回は、金利上昇局面で注目される銀行関連の日本株をご紹介します。
メガバンクの一角で、国内最大級の金融グループ。銀行を中核に、信託、証券、カード・リース、資産運用など幅広い金融サービスを展開。
長期金利が上がると、貸出金利などが高くなり、銀行の利益が増えやすくなる傾向があります。一方で、急激な金利上昇は、銀行が持っている債券の価格が下がる原因にもなるため、金利の上がり方には注目したいところです。
メガバンクの一角。法人向け取引に強みを持ちながら、個人向けやカード、証券などグループ全体で総合金融サービスを提供。
金利の上昇は、貸出金利の引き上げなどを通じて「利ざや」の改善が期待されます。ただ、金利が上がるとお金を借りる人や企業の負担が増えるため、借入が減ってしまう可能性もあります。
メガバンクの一角で、銀行・信託・証券を柱に、法人から個人まで幅広い顧客を持つ金融グループ。傘下にみずほ銀行やみずほ証券を持つ。
長期金利の上昇は、貸出や運用の利回りが良くなり、収益にとって追い風となる可能性があります。ただし、金利上昇によって保有している債券の価格が下がるなど、マイナスの影響にも注意が必要です。
九州を地盤とする地域金融グループ。地元企業や個人向けに、融資や資産形成などの金融サービスを提供。
金利が上がると、貸出金利も上がりやすく、銀行の利益が増える期待があります。一方で、住宅ローンなどの借入が減ったり、地域の景気に影響が出たりしないかどうかも注意が必要です。
静岡県を中心に展開する地域金融グループ。地域企業の資金ニーズや、個人の住宅・資産形成などの金融サービスを提供。
金利が上がる局面では、貸出金利などが改善しやすく、収益アップが期待されます。反面、金利上昇で景気が冷え込むと、企業の資金繰りが厳しくなる可能性もあるため、地域経済への影響も注目です。
首都圏を中心に、個人・法人向けの金融サービスを展開する金融グループ。人口と企業が集まるエリアの強みを生かし、住宅ローンや法人融資などを幅広く提供。
長期金利の上昇は、貸出金利の引き上げにつながり、利益が増えやすくなると考えられます。一方で、住宅ローンの利用が減らないか、預金金利を上げる競争が激しくならないかといった点も確認しておきたいポイントです。
千葉県を地盤とする地方銀行。地域企業の資金ニーズに応えつつ、個人向けでは住宅ローンや資産づくりのサービスも展開。
金利が上がると、貸出や運用の利回りが良くなり、収益のプラス材料になりそうです。ただ、金利上昇で借り手の負担が増えると、お金を借りる勢いが落ちる可能性もあるため、貸出の「量」と「質」の両面が注目されます。
全国の郵便局ネットワークを背景に、巨大な預金基盤を持つ銀行。一般的な銀行に比べ、融資よりも有価証券などで運用する比率が高い点が特徴。
金利上昇は、新しく運用する資金の利回りが良くなるため、収益改善のチャンスになります。一方で、すでに持っている債券は価格が下がりやすいため、短期的な利益への影響には注意が必要です。
特定の地域に限らず、専門性の高い金融サービスなどを展開する中堅銀行。メガバンクや地方銀行とは収益の形が異なりやすい点が特徴。
金利が上がる局面では、貸出や運用の利回りが改善し、追い風になる可能性があります。ただ、一般的な銀行とはビジネスモデルが異なるため、資金調達コストの上昇や市場環境の変化にどう対応するかがポイントになりそうです。
保険を中心に金融サービスを展開するグループ。銀行の“利ざや”だけでなく、保険の運用の影響も受けやすい。
長期金利の上昇は、保険の運用利回りを良くする傾向があり、業績への追い風が期待されます。ただし、金利が動くと保有している資産の価格も変動しやすくなるため、その影響には注意が必要です。
SBIグループの銀行として、個人・法人向けに幅広い金融サービスを展開。グループ連携を生かしたサービスも展開。
金利の上昇は、貸出金利などの改善につながり、収益の追い風になると期待されます。一方で、預金金利が上がると銀行が支払う利息(コスト)も増えるため、金利上昇のスピードが業績にどう影響するか注目です。
インターネット銀行として、口座・決済など日常サービスと結びついた金融を展開。預金・貸出に加え、各種手数料収入も取り込みやすいビジネスモデル。
金利が上がる局面では、貸出や運用の利回りが改善し、プラスに働く可能性があります。ただ、ネット銀行は金利に敏感な利用者が多いため、他行との金利競争によってコストが上がりやすい点も注意が必要です。
記事作成日:2026年2月12日