💡この記事のポイント
✅オトクな高配当株探しに役立ちます
✅配当利回りが高いほどオトク
✅配当が減額されたり、配当を出さなくなるケースに注意
✅米国株、日本株の配当利回りランキング
個人投資家に人気がある高配当株。PayPay証券の取扱銘柄の中から日米の高配当株をランキング形式で一挙公開!
「配当利回り」とは、今の株価に対して年間の配当金がどれくらい支払われるかの割合を示す指標です。この配当利回りが高いほど投資金額に対して配当が多くてオトクということになります。
株式市場が大きく下落したタイミングでは、配当利回りが高くなり、下値抵抗が期待できることから高配当株への注目はより高まります。
ただし、業績悪化等で株価が下落したことで配当利回りが高い場合もありますし、あくまで予想配当ですので、配当が減額されたり、配当を出さなくなるケースもありますので注意が必要です。
最後に人気銘柄の配当利回りもご紹介します。
米国株:予想配当利回りランキング
順位 | 銘柄名 | 配当利回り |
---|---|---|
1位 | ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス | 13.29% |
2位 | ゼロックス・ホールディングス | 11.34% |
3位 | アルトリア・グループ | 6.94% |
4位 | ファイザー | 6.43% |
5位 | ダウ | 6.33% |
6位 | フォード・モーター | 6.27% |
7位 | ベライゾン・コミュニケーションズ | 6.06% |
8位 | クラフト・ハインツ | 5.00% |
9位 | エーティー・アンド・ティー | 4.82% |
10位 | CVS ヘルス | 4.18% |
※QUICKのデータより作成(2024年12月2日時点)
10位のCVS ヘルス<CVS>は、ドラッグストアやオンライン薬局、ヘルスケア関連サービスを手掛ける企業です。業績不振で株価は2022年2月高値111.25ドルから下落し、今年5月以降は60ドル前後で低迷しています。
しかし、トランプ次期政権で規制環境が変化し恩恵を受けると見られており、投資判断を「買い」に引き上げたアナリストもいるようです。
直近の配当権利落ち日は10月21日でした。
日本株:予想配当利回りランキング
順位 | 銘柄名 | 配当利回り |
---|---|---|
1位 | JFEホールディングス | 5.80% |
2位 | 神戸製鋼所 | 5.75% |
3位 | 商船三井 | 5.67% |
4位 | マツダ | 5.58% |
5位 | LIXIL | 5.25% |
6位 | 日本製鉄 | 5.22% |
7位 | 日本郵船 | 5.17% |
8位 | 本田技研工業 | 5.14% |
9位 | 日立建機 | 5.12% |
10位 | 双日 | 4.81% |
※QUICKのデータより作成(2024年12月3日時点)
9位の日立建機<6305>は8月初旬以降、3,200~3,700円程度で横ばいが続いています。自国への生産回帰を掲げるトランプ関連銘柄として、建機需要の拡大による恩恵を受けると見られていますが、米利下げペースが想定より遅く、米国での建機販売が弱い状態のため、2025年3月期今期純利益予想は減益を見込んでいます。来年はトランプ次期政権のもとで業績を回復できるか注目です。
次回の配当権利落ち日は2025年3月28日の予定です。
日米人気銘柄の配当利回りは?
最後にPayPay証券の主な人気銘柄の配当利回りをピックアップしました。
米国株:人気銘柄の予想配当利回り
銘柄名 | 配当利回り |
---|---|
コカ・コーラ | 3.02% |
マイクロソフト | 0.78% |
アップル | 0.43% |
アルファベット | 0.23% |
エヌビディア | 0.06% |
※QUICKのデータより作成(2024年12月2日時点)
マイクロソフト<MSFT>の株価は7月5日に上場来高値468.35ドルをつけましたが、大手ハイテク株によるAI(人工知能)への過剰投資が不安視されるなどして下落し、8月中旬以降は400~440ドル程度で推移しています。ただ、2024年10-12月期はAI事業の年換算売上高が100億ドルを超える見通しと好調なようです。
日本株:人気銘柄の予想配当利回り
銘柄名 | 配当利回り |
---|---|
ソフトバンク | 4.35% |
トヨタ自動車 | 3.39% |
日本電信電話 | 3.31% |
東京地下鉄 | 2.37% |
三菱重工業 | 0.96% |
※QUICKのデータより作成(2024年12月3日時点)
ソフトバンク<9434>は今年に入り、175~210円程度で推移しています。2025年3月期今期純利益予想を100億円上方修正するなど業績は好調なので、株価が上昇すれば、高い配当利回りに加えて値上がり益も期待できそうです。
記事作成日:2024年12月3日