💡この記事のポイント
✅AIへの巨額投資は続く一方、AI関連株の値動きには差も
✅投資家の注目は「AIにいくら投資するか」から「どれだけ利益につながるか」へ
✅注目のAI関連の米国株をご紹介
🔎登場する主な銘柄
✅エヌビディア、マイクロソフト、アルファベット、メタ・プラットフォームズ、マイクロン・テクノロジー

✅AIへの巨額投資は続く一方、AI関連株の値動きには差も
✅投資家の注目は「AIにいくら投資するか」から「どれだけ利益につながるか」へ
✅注目のAI関連の米国株をご紹介
✅エヌビディア、マイクロソフト、アルファベット、メタ・プラットフォームズ、マイクロン・テクノロジー
AIの成長が利益につながるか見極める局面に
エヌビディア<NVDA>
マイクロソフト<MSFT>
アマゾン・ドット・コム<AMZN>
アルファベット<GOOGL>
メタ・プラットフォームズ<META>
マイクロン・テクノロジー<MU>
コヒレント<COHR>
テラダイン<TER>
ロックウェル・オートメーション<ROK>
テレダイン・テクノロジーズ<TDY>
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米国株式市場をけん引してきたAI関連株の値動きに、少し変化が見られています。
生成AIの普及を背景に、半導体やデータセンター、クラウドなどAI関連企業の業績は大きく成長してきました。AIへの投資も拡大が続いています。
一方、株価を見ると、これまでのようにAI関連株がそろって上昇する展開ではなくなっています。その背景には、これまで株価が大きく上昇してきた反動に加え、AIへの巨額投資がどれだけ利益につながるのかを見極めたいという投資家の意識もありそうです。
マイクロソフトやアマゾン・ドット・コム、アルファベット、メタ・プラットフォームズなどの大手IT企業は、AI向けデータセンターや半導体などへの巨額投資を続けています。
こうした企業の投資拡大は、エヌビディアのAI向け半導体やマイクロン・テクノロジーの高性能メモリー、データセンター向けの光通信部品など、幅広いAI関連企業の成長につながっています。
ただ、巨額の投資が続くほど、「その投資からどれだけ利益を生み出せるのか」という点も注目されるようになりました。
さらに、これまで大きく上昇してきた銘柄には利益確定の売りが出やすく、米国の金利上昇も成長株の株価には重しとなります。
AIの成長期待がなくなったというより、投資家がこれまで以上に「どの企業がAIの成長を実際の売上や利益につなげられるのか」を見極める局面に入っているといえそうです。
そこで今回は、AI関連の米国株をご紹介します。
AIの計算処理に使われるGPU(画像処理半導体)で世界をリードする半導体企業です。生成AIの普及によるデータセンター投資拡大の恩恵を大きく受けています。
8月26日に発表した2026年5-7月期決算は、売上高が前年同期比106%増の962億ドル。主力のデータセンター部門は同117%増の890億ドルとなり、AI向け半導体への強い需要が続いています。
株価は3月30日年初来安値164.27ドルから5月14日上場来高値236.54ドルへ上昇。その後は調整局面となりましたが、直近は一時230ドル台まで回復しています。
Windowsなどのソフトウェアに加え、クラウドサービス「Azure」やAI関連サービスを展開する世界最大級のIT企業です。AI向けデータセンターにも積極的に投資しています。
7月29日に発表した2026年6月期前期の決算は、売上高が前期比18%増、営業利益は同21%増と増収増益となりました。4-6月期にはAzureなどクラウドサービスの売上高が前年同期比43%増となり、AI需要を背景に高い成長が続いています。
株価は決算発表を受け、400ドル付近から8月26日年初来高値517.78ドルまで上昇。直近は500ドル前後で推移しています。
ネット通販のAmazonに加え、世界最大級のクラウドサービス「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」を展開しています。AWSではAI向けのサービスも提供しており、データセンターへの投資を拡大しています。
7月30日に発表した2026年4-6月期の決算は、売上高が前年同期比20%増、営業利益は43%増と好調な決算でした。AWSの売上高も同37%増となり、業績をけん引しました。
株価は決算を受けて大きく上昇し、8月3日年初来高値287.2ドルまで上昇。その後は上昇一服となり、直近は260ドル前後で推移しています。
Google検索やYouTubeのほか、クラウドサービス「Google Cloud」や生成AI「Gemini」などを展開しています。AI向けデータセンターへの投資にも積極的です。
7月22日に発表した2026年4-6月期の決算は、売上高が前年同期比24%増、営業利益は同30%増と増収増益となりました。Google Cloudの売上高は同82%増と大きく伸び、AIインフラやAIサービスへの需要が成長を支えました。
株価は決算を受けて上昇し、8月5日高値384.48ドルまで上昇。その後は上昇一服となり、直近は340ドル前後で推移しています。
SNSの「Facebook」や「Instagram」を運営するほか、AIを使った広告サービスやAI搭載スマートグラスなどの開発を進めています。独自のAI開発に向け、データセンターへの大型投資も続けています。
7月29日に発表した2026年4-6月期の決算は、売上高が前年同期比28%増と増収だったものの、営業利益は同8%減と減益となりました。AIインフラや人材などへの投資拡大でコストが増加しました。
株価は1月29日年初来高値744ドルから3月27日年初来安値520.26ドルまで下落。その後はおよそ550~600ドル程度で推移し、直近は610ドル前後で推移しています。
DRAMやNAND型フラッシュメモリーなどを手がける大手半導体メーカーです。AIサーバーで大量に使われる「高帯域幅メモリ(HBM)」に強みを持ち、AIデータセンターの拡大が追い風となっています。
6月24日に発表した2026年3-5月期決算は、売上高が414億6,000万ドルとなり、前年同期の93億ドルから大幅に増加しました。次世代のHBM4も量産出荷を進めており、AI向けメモリー需要の拡大が業績を押し上げています。
株価はAI向けメモリーへの期待から6月25日上場来高値1,255ドルまで大きく上昇。その後は7月29日安値737.88ドルまで下落し、直近は950ドル前後で推移しています。
レーザーや光通信部品など、「光」を活用する技術を幅広く手がけています。AIデータセンターでは大量のデータを高速でやり取りする必要があり、同社の光通信技術への需要が拡大しています。3月2日にはエヌビディアが20億ドルを出資すると発表。次世代AIデータセンター向けの光通信技術で協力関係を強化しています。
8月12日に発表した2026年6月期前期の決算は、売上高が前期比22.5%増と増収となり、最終損益も黒字に転換しました。
株価は7月29日安値220.68ドルから8月7日高値391.37ドルまで上昇。その後は再び調整が続き、直近は260ドル前後まで下落しています。
半導体が正常に動くかを調べる自動検査装置や、製造・物流現場を自動化するロボットなどを手がけています。6月8日には東京エレクトロン<8035>と共同で、AIやデータセンター向けの先端半導体に対応する新しいテストシステムを開発したと発表しました。
7月28日に発表した2026年4-6月期の決算は、売上高が前年同期比約2倍、営業利益は同約4.8倍という大躍進となりました。
株価は6月30日上場来高値487.91ドル以降は上昇一服となり、直近は340ドル前後で推移しています。
工場の機械や設備を自動で動かす産業オートメーションの大手企業です。AIを活用して工場の生産効率を高める「産業AI」や、データセンター関連の自動化にも関わっています。
8月4日に発表した2026年4-6月期の決算は、売上高が前年同期比8%増、一株当たり利益も同40%増と好成績でした。
株価は6月30日上場来高値497.36ドル以降は上昇一服となり、直近では420~430ドル前後で推移しています。
高性能カメラや画像センサー、計測機器などを手がけています。航空宇宙や防衛、工場の自動化など幅広い分野で使われており、ロボットなどが周囲の状況を認識する「フィジカルAI」とも関わりのある技術を持っています。
7月22日に発表した2026年4-6月期の決算は、売上高が前年同期比9.8%増、営業利益は同19.8%増と増収増益となりました。
株価は8月10日上場来高値697.67ドル以降から下落傾向で、直近は600ドル前後まで下落しました。

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記事作成日:2026年9月4日