💡この記事のポイント
✅米国株は高値更新からAI/半導体関連株中心に下落
✅中東情勢次第での乱高下の中、好業績ながらも割安な銘柄も
✅好業績×割安の米国株をご紹介
🔎登場する主な銘柄
✅ジョンソン・エンド・ジョンソン、エクソン・モービル、パランティア・テクノロジーズ、ショッピファイ

✅米国株は高値更新からAI/半導体関連株中心に下落
✅中東情勢次第での乱高下の中、好業績ながらも割安な銘柄も
✅好業績×割安の米国株をご紹介
✅ジョンソン・エンド・ジョンソン、エクソン・モービル、パランティア・テクノロジーズ、ショッピファイ
株価が割安に放置されている好業績株
ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>
プロクター・アンド・ギャンブル<PG>
ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>
エクソン・モービル<XOM>
ファイザー<PFE>
コンステレーション・エナジー<CEG>
パランティア・テクノロジーズ<PLTR>
インテュイティブ・サージカル<ISRG>
ショッピファイ<SHOP>
エーティー・アンド・ティー<T>
米国株式市場は中東情勢など不透明な状況もありながら史上最高値を更新してきました。しかし、6月に入り急ピッチな上昇への高値警戒感もあり、AI/半導体関連株などに利益確定の売りが見られるようになりました。
2026年6月10日のNYダウは前日比-953.33ドル安の急落を記録し、心理的節目であった「5万ドル」の大台を約3週間ぶりに割り込みました。ナスダック総合指数も大幅続落し、主要半導体株で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は直近高値から約12%下落しました。
この高値からの下落は、主に、地政学リスクの再燃からの原油価格のリバウンド上昇、AI/半導体関連株の急ピッチな上昇への警戒感からの利益確定売り、スペースXの超大型IPO(新規公開株)を控えた「資金確保の売り」などがマイナスに働いたようです。
しかし翌11日には一転、トランプ大統領がイランへの攻撃中止を表明し「戦闘終結への最終合意が近い」との見方を示したことで投資家心理が急改善。WTI原油先物が1バレル85ドル台へと急落して過度なインフレ懸念が和らぎ、NYダウは+929.97ドル高と猛反発し50,0848.75ドルと大台を奪還しました。前日に売られていたハイテク株や半導体関連を中心に、激しい買い戻しが入る展開となりました。
一方、個別銘柄に目を移すと、これまでマーケットをけん引してきたAI/半導体関連株以外は未だに戦争の影響などにより、好業績でありながら割安な株価となっている銘柄も多くあります。
そこで今回は、好業績×割安株をご紹介します。
医薬品、医療機器の開発、生産、販売を手がけています。2026年1-3月期の売上高は前年同期比9.9%増、一方、純利益は同52.4%減と大幅減益でした。ただ、四半期配当を前年同期から0.06ドル増配し、1.3ドルとしています。また、2026年12月期今期売上高見通しも若干ですが上方修正しています。がん治療新薬やうつ病治療薬の売り上げは好調ですが、新製品の販促費や広告費が負担となっているようです。なお、同社は60年以上連続で増配を続けています。
株価は3月2日上場来高値251.71ドルから段階的に上値を切り下げており、5月11日安値220.37ドルまで下落。直近は240ドル前後まで戻しています。
化粧品、ヘルスケア用品、衣料用洗剤、衛生用品などの消費財の製造を手がけています。2026年1-3月期の売上高は前年同期比7.4%増、営業利益は同0.4%増で着地しました。四半期配当は前年同期より0.0503ドル増配して1.0568ドルとしています。地政学リスクの高まりや物価上昇の影響などにより、今期の原材料コスト見通しを大幅に引き上げていますが、既存事業の売上高は順調に伸びているようです。
株価は2月27日年初来高値167.25ドルから6月1日年初来安値138.93ドルまで下落。直近は150ドル前後まで戻しています。
子会社を通じて無線・有線の通信関連製品・サービスを提供しています。2026年1-3月期の売上高は前年同期比2.9%増、営業利益は同3.3%増と増収増益でした。モバイル契約者数の増加が業績を牽引しています。四半期配当を前年同期から0.0175ドル増配して 0.7075ドルとしています。なお、2026年12月期今期の見通しでは、一株当たり利益を従来の4.9~4.95ドルから4.95~4.99ドルに上方修正しました。
株価は2024年以降おおむね40ドル台で推移していましたが、今年に入り上昇し3月24日年初来高値51.68ドルを付けました。その後は上昇一服となり、およそ45~48ドル程度で推移しています。
石油・天然ガスの探鉱開発、石油製品の生産や移送など、エネルギー関連事業を手がけています。2026年1-3月期の売上高は前年同期比2.6%増だった一方、原油・天然ガス市況の変動などを背景に、純利益は同45.8%減となりました。ただ、四半期配当は前年同期より0.04ドル増配し、 1.03ドルとしています。中東情勢の混乱が鎮静化すれば、同社の業績は巡航速度に戻る可能性がありそうです。
株価は、3月30日年初来高値176.41ドル以降は上昇一服となり、以降はおおむね140ドルから160ドルのレンジでの動きが続いています。
バイオ医薬品事業を手がけています。2026年1-3月期の売上高は前年同期比5.4%増となった一方、純利益は同9.4%減と増収減益でした。がん治療薬など新薬や既存薬は順調でしたが、新型コロナ関連薬が大きく減少し利益を圧迫しました。ただ、新薬や既存薬が新型コロナ関連薬の減少をカバーできる状況になってきているようです。
株価は4月2日年初来高値28.74ドルから5月18日安値25.19ドルまで下落。その後は26ドル前後でもみ合いとなっています。
原子力や風力、太陽光、水力などの発電資産を保有し、クリーンエネルギーを生産するほか、電力・天然ガスなどのエネルギー関連製品・サービスを提供しています。2026年1-3月期の売上高は前年同期比63.8%増、営業利益は同5.2倍と大幅増収増益となりました。電力需要の拡大などを背景に、原子力発電所の発電量が大幅に増加するなど、風力、太陽光、水力などの発電量が拡大しました。
株価は1月5日年初来高値378.5ドル以降は、およそ260~320ドル程度で推移していましたが、6月10日年初来安値240.51ドルまで下落しています。
データの収集・分析に特化した企業・政府向けソフトウェアプラットフォームを手がけています。2026年1-3月期の売上高は前年同期比84.7%増、営業利益は同4.3倍と大幅な増収増益となりました。4-6月期の売上高見通しを市場予想の16.8億ドルを上回る18.0億ドル、営業利益を市場予想の9.29億ドルを上回る10.6億-10.7億ドルとしています。さらに、2026年12月期今期の売上高見通しと営業利益を上方修正しています。
株価は2025年11月上場来高値207.52ドル以降は調整色が強くなり、今年4月10日年初来安値122.68ドルまで下落。その後、6月1日高値163.7ドルまで戻しましたが、上昇一服となり6月11日安値127.17ドルまで下落しています。
ロボット手術の独占企業で、手術支援ロボット「ダヴィンチ・サージカル・システム」などの設計、製造、販売を手がけています。2026年1-3月期の売上高は前年同期比23%増、営業利益は同48%増と増収増益でした。手術件数の増加、ダヴィンチ・システムの導入数増加、ダヴィンチおよびイオンシステムの導入台数の増加が業績を牽引しています。
株価は1月7日年初来高値603.88ドルまで上昇後は下落を続け、6月2日年初来安値396.68ドルまで下落しました。直近は410ドル前後で推移しています。
Eコマースプラットフォームを提供しています。2026年1-3月期の売上高は前年同期比34.3%増、営業利益は同88.2%増と増収・大幅増益となりました。AIアシスタントの利用拡大などAI活用が業績に寄与しています。また、GMV(流通取引総額)が初めて1,000億ドルを超えるなど取引が拡大しているようです。
株価は1月13日年初来高値170.9ドルまで上昇後は調整に入り、5月14日年初来安値94ドルまで下落。その後6月1日高値124.63ドルまで戻しましたが、直近は110ドル前後で推移しています。
電話サービス会社。無線通信やインターネット関連の事業も手がけています。2026年1-3月期の売上高は前年同期比2.9%増、営業利益は同15.7%増と増収増益でした。家庭用インターネットサービスで光ファイバーと5Gの顧客が拡大しています。同社は、2026-2028年に配当と自社株買いを通じて株主に450億ドル以上を還元する計画を発表しています。
株価は3月24日年初来高値29.43ドル以降は調整局面となり、6月9日年初来安値22.31ドルまで下落しています。
記事作成日:2026年6月12日