中東紛争の終結期待でどうなる?原油、金(ゴールド)、ビットコイン関連など19選

💡この記事のポイント

✅中東情勢は不透明な状況も、戦闘終結への期待感が高まっている

✅原油価格の落ち着きを背景に、日米株式市場は最高値を更新

✅原油、金(ゴールド)、暗号資産関連の日米株などをご紹介

🔎登場する主な銘柄

✅米国株:シェブロンニューモントコインベース

✅日本株:出光興産住友金属鉱山マネックスグループ

✅投資信託:Tracers S&P500 トップ 10 インデックス(米国株式)三菱UFJ 純金ファンド 愛称:ファインゴールド


目次

戦闘終結への期待感から日米の株式市場が上昇

原油価格の下落を背景にS&P500や日経平均は史上最高値を更新

金(ゴールド)とビットコインは調整局面

原油関連

金(ゴールド)関連

ビットコイン関連

株式市場の動きを反映する投資信託

中東紛争の終結期待でどうなる?原油、金(ゴールド)、ビットコイン関連など19選

戦闘終結への期待感から日米の株式市場が上昇

5月24日、米国とイランとの戦闘終結に向けた協議についてトランプ大統領は自身のSNSで「合意内容の大部分が終わった」と明かす一方、イラン側は合意に否定的な見解を示すなど、中東情勢の先行きは未だに不透明な状況が続いています。実際、27日には、米軍がイランの軍事拠点と4機のドローン(無人機)に対して新たな攻撃を実施しており、中東情勢に関するニュースに金融マーケットは揺れ動いています。


また、28日には終結交渉が暫定合意したと報道され、バンス副大統領は「最終合意には至っていないが、近づいている」と述べました。中東情勢の進展は、目下マーケットの最重要課題です。特に、原油価格の上昇はインフレの高止まりなど、世界経済に大きなダメージを与えますので、投資家にとっては注視が必要です。


市場はトランプ大統領の発言や中東情勢に関するニュースに振り回されがちですが、投資家としては、中東情勢を素直に反映する原油価格の動向を参考にするのがいいかもしれません。もちろん、戦闘が終結した後には、さまざまな“後始末”が懸念材料となってきますが、今のところマーケットでは戦闘終結に向けた期待感が高まっているようです。


原油価格の下落を背景にS&P500や日経平均は史上最高値を更新

世界的な原油価格の指標とされるWTI原油先物は、5月29日現在、1バレル=88ドル前後で推移しています。イランへの軍事攻撃が実施されたのは2月28日で、その直前は1バレル=65ドル程度で推移していました。これが4月初旬には117ドル台まで急伸したのですから、直近の88ドル台はかなり落ち着きを取り戻していると考えることができます。


米国株市場でも、NYダウやナスダック総合指数、S&P500が史上最高値を更新するなど、原油価格下落をきっかけに投資家の資金が流入しています。日本株市場でも、原油安や米国株高を背景に、5月29日には日経平均が史上最高値となる66,505.02円を記録しました。


ただ、心配なのは日米株式市場ともに上昇のスピードが速すぎることです。短期売買狙いの資金も多く入ってきていることから、今後は一時的な急落があるかもしれません。一方で、日米主要企業の決算発表も良好だったことから、株価が大きく下落する局面では引き続き「押し目買い」の好機として捉えられそうです。


金(ゴールド)とビットコインは調整局面

日米の株式市場の上昇が続く中、冴えない動きとなっているのが金(ゴールド)価格です。金は「有事の金」とも言われ、戦闘など地政学リスクが高まったときには上昇するというのが教科書的な考え方です。金の指標とされるNY金先物は、軍事攻撃が始まった2月下旬から3月上旬にかけて大きく上昇しましたが、その後は調整局面に入っています。


これは、イラン情勢による原油高 → インフレ懸念 → 利下げ期待後退 → 米金利上昇 → 金売りという流れで、金利のつかない金の投資妙味が弱まったことが原因と考えられます。原油高の終結でインフレ懸念が低下する「逆流」が起これば、金の再上昇も考えられそうです。また、リスクヘッジの考え方に立てば、今後も資産の一部を金に振り分けておくことは、長期的に見て引き続き意味のある選択と言えるでしょう。


最後にビットコイン(BTC)ですが、こちらも直近では冴えない動きとなっています。ビットコインについては、先行きの予測が非常に難しいのですが、足元ではAIや半導体関連などを中心に株式市場が好調で、投資家の資金が暗号資産から株式などに向かったことが考えられます。もちろん、今後リバウンドに転じる可能性は十分にありますが、目先は「今あえてビットコインに投資する理由が見当たらない」と考える投資家は少なくないようです。一方で、株価の上昇が進み「循環物色」「出遅れ物色」で暗号資産に矛先が向く流れも考えられそうです。


いずれにしても、目先の各金融マーケットは中東情勢の進展が大きなカギとなっています。それによって動きそうな金融商品を幅広くウォッチしておくことが重要です。


ここからは、原油、金、ビットコイン関連の日本株と、株式市場の動きに連動しやすい投資信託をご紹介します。


原油関連

シェブロン

エクソン・モービル

アメリカ石油株式コース(ヴァンエック 石油サービスETF)

出光興産

ENEOSホールディングス


金(ゴールド)関連

ニューモント

フリーポート・マクモラン

住友金属鉱山

三菱商事

金(ゴールド)コース(SPDRゴールド・シェア)

三菱UFJ 純金ファンド 愛称:ファインゴールド


ビットコイン関連

ストラテジー

コインベース・グローバル

SBIホールディングス

マネックスグループ


株式市場の動きを反映する投資信託

はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)

eMAXIS NASDAQ100インデックス

Tracers S&P500 トップ 10 インデックス(米国株式)

インデックスオープン・日経225



記事作成日:2026年5月29日