💡この記事のポイント
✅為替介入で一時的な円高進行も、円安トレンドは継続の可能性
✅円安メリット株の値動きは二極化
✅株価の強弱に分けて円安メリット株をご紹介
🔎登場する主な銘柄
✅トヨタ自動車、小松製作所、旭化成、JX金属、フジクラ、アドバンテスト

✅為替介入で一時的な円高進行も、円安トレンドは継続の可能性
✅円安メリット株の値動きは二極化
✅株価の強弱に分けて円安メリット株をご紹介
✅トヨタ自動車、小松製作所、旭化成、JX金属、フジクラ、アドバンテスト
為替介入で急激な円高ドル安が進行
円高へのトレンド転換の動きは限定的
円安メリット株の動きは二極化
株価が弱含んでいる円安メリット株
株価が堅調な円安メリット株
大型連休前の4月30日の夜、外国為替市場で突如、円相場が急騰し、1ドル=160円台から一時155円台まで円高ドル安が進行する場面が見られました。マスコミ各社の報道によると、日本政府・日銀による5兆円規模の為替介入が実施されたとのこと。その後も、5月1日、4日、6日と「円安阻止」を目的とした為替介入と見られる動きが観測されています。
足元では、中東情勢の悪化によって原油価格が高騰、深刻な物価高が心配されています。これに加えて、このまま円安が進めば、食品や輸入品などのさらなる値上げへとつながる可能性があります。片山さつき財務相が「投機的な動きには断固たる措置」とコメントしていることもあり、今後も為替介入への警戒感が浮上しています。なお、為替の円高推移は、輸出企業が多い日本の株式市場にとっては基本的にマイナス要因となります。
では、今回の為替介入を受けて、マーケットの反応はどうだったのでしょうか?
今のところ介入への警戒感こそ出ているものの、円高への大きなトレンド転換は見られません。むしろ、投機筋による絶好の円売り場面を提供したとの見方もあるようです。
仮に、為替介入による円高は一時的なもので今後も円安トレンドが継続するのであれば、株式市場では円安メリット株に追い風が吹く可能性があります。基本的に円安の恩恵を受ける銘柄は、自動車や電機、精密機械などの輸出関連企業や海外売上比率が高い企業になります。これは、海外で販売した売り上げなどを円換算することで売上高や利益が為替差益によって底上げされるからです。
ドル円相場は2024年以降、およそ160円近辺が高値圏となっています。今年に入ってからも3月下旬から4月下旬にかけておよそ160円を上値に高値もみ合いが続きました。その後、冒頭でご紹介した介入から反落しました。
チャート的にはこの160円の節目を突破すると、さらに円安ドル高が進展する動きも考えられます。その際には円安メリット株が買われる展開もありそうです。
ただ、円安メリットの代表格である自動車株などは総じて株価が低迷しています。これにより、割安性を示すPER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)も低下しています。例えば、トヨタ自動車<7203>は予想配当利回り3.48%/PER12.4倍/PBR0.93倍、SUBARU<7270>も予想配当利回り4.95%/PER13.2倍/PBR0.6倍など割安さが目立ちます。今のうちに買っておき反転を待つという作戦も考えられそうです。
一方で、円安メリット株の中にも株価が堅調な銘柄もあります。それらの銘柄はトレンドに乗っている銘柄ともいえ、円安進展となればさらに上値を追う可能性も考えられます。
このように同じ円安メリット株でも株価の動きは二極化しています。そこで今回は、同じ円安メリットの中でも株価が低迷しているものと堅調なものに分けてご紹介します。
トヨタ自動車
本田技研工業
日産自動車
SUBARU
スズキ
マツダ
デンソー
アイシン
ヤマハ発動機
いすゞ自動車
小松製作所
日立建機
クボタ
AGC
旭化成
東レ
SUMCO
信越化学工業
JX金属
フジクラ
TOWA
ダイキン工業
三菱電機
パナソニックホールディングス
アンリツ
TDK
アドバンテスト
レーザーテック
ファナック
安川電機
SMC
THK
ダイフク
DMG森精機
荏原製作所
ミネベアミツミ
ニデック
富士電機
レゾナック・ホールディングス
浜松ホトニクス
ローム
京セラ
太陽誘電
村田製作所
東京エレクトロン
記事作成日:2026年5月11日