バフェットも好む割安株
割安株(バリュー株)と成長株(グロース株)は、どちらが有利か。これは、投資株式投資家の間でも常に語られることの多い大きなテーマです。ちなみに、割安株投資ではウォーレン・バフェット氏、成長株投資ではピーター・リンチ氏といった著名投資家が代表的です。ただ、投資初心者が長期投資で安定的に運用するという視点に立てば、よりリスクを抑えた割安株投資が向いているといえそうです。
割安株とは、本来の企業価値に比べて、株価が割安な水準に放置されている銘柄のこと。比較的、安定して配当が得られる一方で、成長株に比べて株価の急落リスクが低いとされています。
バフェット氏も安定的で割安な株に長期投資するスタイルですので、投資の王道とも言える投資対象です。
とはいえ、投資初心者が銘柄を選ぶのはなかなか困難です。そこで活用したいのが投資信託です。運用のプロであるファンドマネージャーが割安株を選んで投資してくれるので、難しい銘柄選びをする必要がなく初心者にもオススメです。
ここでは、割安株で運用する投資信託をご紹介します。中には、NISA(少額投資非課税制度)の成長投資枠だけではなく、つみたて投資枠を利用できるファンドもあります。
朝日Nvest グローバル バリュー株オープン 愛称:Avest-E(エーベスト・イー)
銘柄の構成比率は、北米が57.7%、欧州が38.3%、アジアが4.0%。組入上位銘柄のトップは、メルセデス・ベンツ・グループ(ドイツ)、CNHインダストリアル(米国)が同率の3.7%(2024年7月31日現在)。割安株に特化した投資で、基準価額は右肩上がりで推移中。
アムンディ・ターゲット・ジャパン・ファンド
2000年の設定来の騰落率が900%超で推移。仮に設定時に投資していた場合、資産は10倍増となっている計算です。独特の銘柄選びで成長が期待できる国内の割安株に投資してくれるファンドです。
ニッセイ日本株ファンド
安定的な大型株による割安株投資の効果に着目した銘柄選択と徹底したリスク管理を目指す割安株ファンド。NISAのつみたて投資枠で毎月コツコツつみたてることで、将来的な資産形成を目指す人向け。為替の動きに左右されないこともメリットの一つ。
ひふみワールド+
カリスマファンドマネージャーとしても名高い藤野英人氏がCEO(最高経営責任者)&CIO(最高投資責任者)を務めるのがレオス・キャピタルワークスです。過去にも数々のファンド賞の受賞歴があり、個人投資家にも大人気の運用会社です。
グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし) 愛称:未来の世界
インデックス型を上回る運用成績を目指したい人に向いています。自分で株の銘柄を探すのは大変なので、ファンドマネージャーが厳選してくれるのは手間も省けてうれしいですね。
※詳細な商品性は目論見書をご覧ください
記事作成日:2024年8月21日