スマホもネットもパソコンもAI導入  注目の6銘柄

スマホもネットもパソコンもAI導入  注目の6銘柄

目次

エヌビディア<NVDA>

アップル<AAPL>

アルファベット<GOOGL>

マイクロソフト<MSFT>

セールスフォース<CRM>

シースリー・エーアイ<AI>

AI(人工知能)は株式市場では、一大テーマとなっています。特に、米国株式市場ではAI関連銘柄の堅調な動きが続いています。AI関連銘柄というと、すぐに思いつくのは半導体大手のエヌビディアでしょう。同社はAIブームに乗り、業績を大きく伸ばし、株価も大幅に上昇しています。6月中旬には、同社の時価総額が3兆3,350億ドルに達し、マイクロソフトを抜いて世界トップに躍り出ました(その後は変動中)。

また、6月10日に行われたアップルの年次開発者会議では、生成AIの機能を「iPhone」などに組み込むことが明らかになりました。この報道を受けて、アップル株が上昇し、ナスダック指数は史上最高値を更新しました。そこで、今回は注目のAI関連銘柄をピックアップしてみました。

 

エヌビディア<NVDA>

同社はもともと、GPU(画像処理半導体)の開発・販売を手掛けていました。このGPUは高性能で高価なため、普段私たちが使うパソコンや携帯電話などのデバイスには使われませんでした。しかし、AIには必要不可欠なディープラーニング(深層学習)では、高性能の半導体が欠かせないものだったことから、エヌビディアのGPUに対する需要が飛躍的に高まりました。6月中旬、同社の時価総額は、マイクロソフトを抜いて世界トップとなりました。

株価は6月20日史上最高値140.76ドルから6月24日安値118.04ドルまで下落後、6月26日には一時128.12ドルまで反発しました。調整局面が短期間で終わるかが注目されています。

 

アップル<AAPL>

アップルは、「iPhone」、「iPad」、「Mac」、ウェアラブル端末(Air Pods、Apple Watch等)などを生産・販売する会社。同社は、6月10日に開催された年次開発者会議で、AI機能「Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)」を初めて発表しました。この機能はiPhoneやタブレット端末、パソコンの基本ソフトの最新モデルに導入されます。さらに、AIを搭載した音声アシスタント機能「Siri」の機能も大幅に進化させています。同時に、「チャットGPT」の開発元であるオープンAIとの提携も発表しています。

株価は4月19日安値164.08ドルから6月12日史上最高値220.20ドルまで上昇し、その後もみ合いとなっています。

 

アルファベット<GOOGL>

世界トップのアクセスを誇る検索サイト「Google」の運営企業。同社は、いち早くAIの開発に着手した企業の一つです。同社では、特定用途向け集積回路であるTPU(Tensor Processing Unit)を独自開発し、さまざまなサービスにAI機能が活用されています。また、5月14日に開催された開発者会議では、AIを用いたソフトウェアのアップデートが次々に披露されました。

株価は3月5日安値130.67ドルから6月26日史上最高値184.51ドルまで上昇を続けています。エヌビディアなど他のAI関連株のような大きな調整局面がなく堅調に推移しています。

 

マイクロソフト<MSFT>

パソコン向けOSの「Windows」とビジネス向けソフトウェアの「Office」で巨大IT企業に成長。現在では多角化により家庭用ゲーム機の「Xbox」やタブレット端末の「Surface」なども展開。5月20日にAI向けに設計された新しいカテゴリの「Windows PC」である「Copilot+PC」を発表しました。AIの処理能力が従来のパソコンと比べて最大20倍に向上し、AIをネットにつながなくても端末上で動かすことができます。

株価は2022年11月4日安値213.43ドルから堅調に推移し、6月26日史上最高値453.60ドルまで上昇しています。

 

セールスフォース<CRM>

同社は、営業やカスタマーサービス、マーケティング、EコマースからIT部門までをさまざまなツールで企業と顧客を結び就ける企業支援を行っています。同社はIBM<IBM>とパートナーシップを組み、自社サービスへのAI導入を進めています。5月21日にはIBMの「watsonx AI and Data Platform」の機能を同社の「Einstein 1 Platform」に統合し、AIとデータの導入で戦略的パートナーシップの拡大を発表しています。

株価は2022年12月22日安値126.34ドルから今年3月1日史上最高値318.72ドルまで上昇後、5月30日安値212ドルまで下落。その後はもみ合いとなっています。

 

シースリー・エーアイ<AI>

同社はAIに特化した企業でAIソフトウェアのプロバイダーです。ほかの企業がAI関連企業と称されるのに対して、同社はAI企業と呼ぶことができます。大規模AI、予測分析、IoTアプリケーションの開発、導入、運用のための「C3 AI Suite」を提供しています。業績は非常に好調で、2024年度通期の総売上高は約3億1,060万ドルで、前年同期の約2億6,680万ドルから16%増加しました。さらに2025年度は約23%の売上高成長率を見込んでいます。

株価は2023年6月16日高値48.87ドル以降下落傾向で、今年に入ってからはおよそ20~40ドルのレンジ相場となっています。

 

記事作成日:2024年6月27日

公開日:2024.6.27

銘柄情報/テーマ

シェアする
FacebookXnote

金融商品取引法に基づく表示事項

●本資料をお客様にご提供する金融商品取引業者名等
商号等:PayPay証券株式会社 https://www.paypay-sec.co.jp
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2883号
加入協会:日本証券業協会
指定紛争解決機関:特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター
●リスク・手数料相当額等について
証券取引は、株価(価格)の変動等、為替相場の変動等、または発行者等の信用状況の悪化や、その国の政治的・経済的・社会的な環境の変化のために元本損失が生じることがあります。
お取引にあたっては、「契約締結前交付書面」等を必ずご覧いただき、
「リスク・手数料相当額等(https://www.paypay-sec.co.jp/service/cost/cost.html)」について内容を十分ご理解のうえ、ご自身の判断と責任によりお取引ください。

免責事項等
●本資料は、投資判断の参考となる情報の提供を目的とし、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客様ご自身の判断で行ってください。
●本資料は、信頼できると考えられる情報源に基づいて作成されたものですが、基にした情報や見解の正確性、完全性、適時性などを保証するものではありません。本資料に記載された内容は、資料作成日におけるものであり、予告なく変更する場合があります。
●本資料に基づき行った投資の結果、何らかの損害が発生した場合でも、理由の如何を問わず、PayPay証券株式会社は一切の責任を負いません。
●電子的または機械的な方法、目的の如何を問わず、無断で本資料の一部または全部の複製、転載、転送等は行わないでください。