インドの株価指数は過去20年間でNYダウを圧倒!
2024年に入り、米国の主要株価指数であるNYダウの史上最高値更新が続きました。一方で、インドの主要株価指数であるSENSEX(センセックス)は、2023年まで8年連続の上昇を記録、過去20年間のパフォーマンスを見てもNYダウを圧倒しています。
今後も同じような好成績を続けられるかはわかりませんが、このように先進国を上回る大きなパフォーマンスもありえるのが新興国投資の強みでもあります。
昨今では、新しいNISA(少額投資非課税制度)がスタートしたこともあって、日本の個人投資家も投資信託を通して、世界の国々の株式市場に投資することが可能になりました。特に、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、通称「オルカン」として個人投資家に絶大な人気を誇っています。
ただ、オルカンの組み入れ上位国を見ると、「オール・カントリー」とはいうものの、実際には米国が約60%と突出しており、成長著しいインドにはわずか1.7%という資産の振り分けになっています(2023年12月29日現在)。
これを理解して投資しているのであればいいのですが、将来的に「新興国の株式市場が上昇したのにパフォーマンスに反映されていない」と後で気づくのはもったいない話です。
もちろん、オルカンはその人気が示す通り、手数料も割安で実績のある投資信託です。ですが、新興国への投資に注目するのであれば、それに強い投資信託を資産運用の一部に加えてみてはいかがでしょうか?
新興国にピンポイントで投資できる投資信託とは?
新興国連続増配成長株オープン
<アクティブ型/成長投資枠>
新興国の株式のうち、一定期間にわたって連続して配当を増配している企業の中から、成長性の高い銘柄に投資する投資信託です。国・地域別の投資比率トップ3は、中国(23.7%)、インド(22.6%)、台湾(16.3%)となっています。
騰落率
| 1ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 | 3年 | 設定来 |
当ファンド | 2.06% | 6.51% | 12.58% | 22.87% | 124.12% |
参考指数 | 1.72% | 5.07% | 13.34% | 17.00% | 185.91% |
※参考指数はMSCIエマージング・マーケットIMIインデックス(配当込み)[円換算後]です
※ファンドの内容やデータは2024年1月の月次運用レポート(PDF)を参照しています
HSBC インド オープン
<アクティブ型/成長投資枠>
インドの株式市場に上場する銘柄のうち、インド国内の企業もしくは、インド経済の発展と成長に関連し、収益のかなりの部分をインド国内の活動から得ているインド以外の国の企業に投資する投資信託です。なお、同投信は2004年に設定されましたが、2004年の設定来パフォーマンスは386.8%にも達しています。
騰落率
| 1ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 | 3年 | 設定来 |
当ファンド | 5.1% | 18.7% | 41.4% | 93.4% | 386.8% |
参考指数 | 5.8% | 22.1% | 48.5% | 119.8% | 1108.3% |
※ファンドの内容やデータは2024年1月31日の月次レポート(PDF)を参照しています。最新の月次レポートはこちらのページからダウンロードしてご確認ください。
新光ピュア・インド株式ファンド
<アクティブ型/成長投資枠>
主としてインド有数の財閥であるTATAグループの投資信託会社が運用する外国籍の投資信託証券を通じて、実質的にインド株式に投資する投資信託。TATAグループは、1868年に創設された財閥で、紅茶や時計から自動車、鉄鋼、IT産業など幅広い製品やサービスを展開しています。2006年の設定来パフォーマンスは340.69%。
騰落率
| 1ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 | 3年 | 設定来 |
当ファンド | 4.67% | 16.59% | 36.57% | 79.27% | 340.69% |
※ファンドの内容やデータは騰落率を除き2024年1月31日のマンスリーレポート(PDF)を参照しています。最新のマンスリーレポートはこちら(PDF)
新興国ハイクオリティ成長株式ファンド 愛称:未来の世界(新興国)
<アクティブ型/成長投資枠>
日本を含む世界の金融商品取引所上場株式(上場予定を含む)の中から、新興国の株式または事業活動の主要な部分を新興国で行うと判断される企業が発行する株式に主として投資を行います。つまり、新興国経済が発展する過程において、恩恵を受けそうな銘柄に投資する投資信託です。
騰落率
| 1ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 | 3年 | 設定来 |
当ファンド | 5.83% | 5.72% | 10.18% | -25.81% | 58.18% |
※ファンドの内容やデータは騰落率を除き2024年1月31日のマンスリーレポート(PDF)を参照しています。最新のマンスリーレポートはこちら(PDF)
リスク分散として新興国への投資を!
ご紹介した通り、今後も新興国の株式市場に注目するのであれば、ピンポイントで新興国に投資する投資信託もあります。ただし、運用コストは投資信託ごとに異なりますし、なかには為替の変動を受けるものもありますので、購入にあたってはしっかりと確認することが大切です。
日本株市場や米国株市場はある程度、身近な投資対象ですが、資産の一部を新興国に配分することはパフォーマンスの面だけではなく、リスク分散としても有効な手段ではないでしょうか。
※詳細な商品性は目論見書をご覧ください
記事作成日:2024年2月6日