PayPay証券では、9月21日より新たに米国株13銘柄の取り扱いを開始しました。どの銘柄も投資家にとってはポピュラーな銘柄です。今回は、追加された13銘柄についてご紹介していきます。
アボット・ラボラトリーズ(ABT)
ジェネリックを含む医薬品、診断薬・診断機器、栄養剤、医療機器などの開発および販売を行っています。2017年には医療機器メーカーのセント・ジュード・メディカル、2023年9月にはビッグフット・バイオメディカル社を買収しました。新型コロナ関連では、複数の簡易検査キットを開発・発売しています。
アナログ・デバイセズ(ADI)
アナログ、デジタル、ソフトウェアの技術を組み合わせ、工場のデジタル化、モビリティ、デジタル・ヘルスケアなどのIC(集積回路)の設計や製造、販売を行っているグローバル企業です。2023年7月には米オレゴン州の半導体ウエハー工場拡張のため、10億ドル以上の投資を発表しています。
コノコフィリップス(COP)
2002年にコノコ社とフィリップスペトロリアム社が合併して誕生した石油スーパーメジャーの一角です。原油、天然ガス、液化天然ガスなどの探査、生産、輸送を手がけ、世界13カ国・地域で事業を展開しています。
ディーア(DE)
世界最大級の農業機械メーカー。子会社「ジョンディア」を通じて、農業機械・芝刈機、建設機械・林業機械を製造・販売し、それに付随した金融サービスも提供しています。さらに、eモビリティおよび新たなバッテリー製造にも取り組んでいます。
エンフェーズ・エナジー(ENPH)
2006年に設立され、太陽光発電向けマイクロインバーター・システムの設計や開発、製造および販売を行っています。マイクロインバーターは発電効率が高い分散型発電装置で、太陽光のみで電力供給が可能です。
フォード・モーター(F)
GM(ゼネラル・モーターズ)と並ぶ米国の大手自動車メーカーです。主力ブランドの「フォード」に加え、高級車「リンカーン」を製造・販売し、それに付随した金融サービスも提供しています。世界125カ国・地域以上の販売網を持っています。
ハネウェル・インターナショナル(HON)
航空機部品・関連サービスから商業用不動産、ビル管理、商用・家庭用・産業用セキュリティや探知機、ライフサイエンス、特殊化学品、電子・先端材料、エネルギー、物流・倉庫、小売りなど多くの事業を展開しています。
イーライリリー(LLY)
医薬品の開発・製造のグローバル企業です。世界で初めてインスリン製剤やペニシリンの大量生産を実現しました。米国ほか海外7カ国に研究施設と製造施設を持ち、世界の120カ国・地域に製品を供給しています。2022年度には世界55カ国以上で臨床研究を行っています。
ラムリサーチ(LRCX)
半導体製造の各工程向け装置の開発を手掛けています。半導体関連デバイス製造にトランジスタ、配線、パターニング、先端メモリ、組立の各工程で革新的技術と生産性向上ソリューションを提供しています。販売先の大部分は海外で、中国、韓国などの半導体企業となっています。
モルガン・スタンレー(MS)
金融サービスの大手。投資銀行、証券、資産運用、不動産などを手掛けています。米国で銀行・証券業務の兼業を禁じたグラス・スティーガル法により、モルガン商会の証券部門が独立して設立されました。2008年に三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)と資本提携を行っています。
サービスナウ(NOW)
クラウドサービスの大手企業です。クラウドベースの「Now Platform」により、企業内のさまざまな業務をプラットフォーム上に一元化することで、自動化や効率化、ワークフローの標準化をサポートします。2022年末時点で世界の約7,700の企業にサービスを提供しています。
オキシデンタル・ペトロリアム(OXY)
石油・ガスの開発を行っています。米国内ではテキサス州、ニューメキシコ州、コロラド州、メキシコ湾沖の海洋などで石油・天然ガスの開発、海外ではオマーン、UAE、アルジェリアなどで事業を展開しています。CO2排出量削減にも積極的に取り組んでいます。
チャールズ・シュワブ(SCHW)
ネット証券を中心に、子会社を通じてさまざまな金融サービスを提供する貯蓄貸付(S&L)の持ち株会社です。提供する金融サービスは、証券仲介業、銀行業、資産運用業、金融アドバイザリー業など多岐にわたっています。
記事作成日:2023年10月17日