超初心者シリーズ・14 結局、何を買えばいいの?

超初心者シリーズ・14 結局、何を買えばいいの?

目次

初心者にオススメなのは?

配当利回り4%以上の日本株も

世界的企業が多く上場する米国株

投資信託は運用のプロがあなたに代わって投資

分散投資で安定的な運用を

💡この記事のポイント

✅初心者には中長期投資がオススメ

✅まずは日本株、米国株、投資信託から

✅はじめての投資なら高配当株や有名な大型株など

✅年金も分散投資でリスクを軽減している


 

 

初心者にオススメなのは?

証券会社に口座を開設し、投資に必要な資金を入金したら、いよいよ銘柄選びです。でも、その前にご自身の投資スタンスをしっかりと確認しておく必要があります。

 

というのも、デイトレードなどの短期投資のスタンスの場合、短期投資向きの銘柄は相場環境によっても刻一刻と移り変わっていきますので、知識や経験がないと売買するのはハードルが高く、あまり初心者向きではないと考えられるからです。

 

ですので、ある程度の知識や経験を身につけるまでは、中期または長期投資に的を絞るのも一つの方法です。

 

ネット証券に口座を開設すると、日本株や米国株、投資信託、中にはCFD(差金決済取引)やFX(外国為替証拠金取引)など、さまざまな金融商品に投資することができます。ですが、投資初心者であれば、まずは日本株米国株投資信託への投資がオススメです。

 

配当利回り4%以上の日本株も

では、もっとも身近な日本株からご紹介していきましょう。一口に日本株といっても、皆さんが知っている有名企業から一般的にはあまり知られていないベンチャー企業まで、日本株市場にはさまざまな銘柄が上場しています。

 

一般的に会社の規模が大きい銘柄ほど、値動きが安定していてリスクが低いと考えられます。一方で、規模の小さい企業は、会社が急激に成長した場合には、大きなリターンが得られるというメリットもありますが、逆に経営危機などに陥った場合には最悪、倒産というリスクも存在します。

 

どちらを選ぶかは投資家のリスク許容度によっても異なりますが、はじめての投資であれば、まずは規模の大きな会社の中から、業績が安定していて、かつ将来的にも伸びそうな会社を選んではいかがでしょう。また、長期投資を目的とするなら、上記の視点で選んだ会社の中から配当金を継続して出している会社に投資するのもいいでしょう。

 

配当は、企業が稼いだ利益を株主に分配するもので、保有株数に応じて支払われます。利回りに換算すると、年間4%以上の高配当を出している会社もあり、業績に問題がなければ配当を受け取り続けることができます。極端な話、10年間、株価の変動がなくても、配当金だけで40%(4%×10年間)の利益が得られる計算になります。

 

世界的企業が多く上場する米国株

一方、米国株の場合も、基本的には日本株の銘柄選びと考え方は変わりません。ただ、米国株投資の場合には、為替の変動リスクもあります。円安時には為替差益が得られる一方で、円高時には為替差損が発生することになりますので注意が必要です。

 

ただし、米国株市場には、アップル<AAPL>やアマゾン・ドット・コム<AMZN>など、株価が数十倍になった世界的企業もたくさんあります。こうした株に投資することで、為替差損が発生しても、それをカバーする大きな値上がり益が期待できます。 

 

ちなみに、米国企業の中には数十年に渡って毎年配当金を増額している会社も多数あります。

 

 

投資信託は運用のプロがあなたに代わって投資

「将来、伸びそうな会社なんてわからない。銘柄選びが難しい」と考えるなら、投資信託を買うという手もあります。投資信託は、投資家から集めた資金を運用のプロであるファンドマネージャーが運用し、利益を投資家に分配する金融商品です。

 

投資信託のメリットは、複数の銘柄やさまざまな投資先に分散して運用することでリスクを抑えながら、利益を追求できる点です。難しい銘柄選びもプロがやってくれるので、初心者にもピッタリの金融商品です。

 

投資信託には、日本株に投資するもの、米国株に投資するもの、世界中の株式に投資するもの、インドなどの新興国に投資するものなどたくさんの種類があります。また、株式だけではなく、リート(不動産投資信託)や債券(ゴールド)などに特化したものや、複数の投資先に分散して投資するバランス型もあります。

 

さまざまな種類の投資信託がありますので、これから伸びそうな地域に投資するものや安定重視のものなど、自分に合うものを選べます。

 

投資信託には、投資先や目的などを記載した「目論見書」や、毎月の運用を報告する「月次レポート」などがあります。これらを読んでご自身の投資スタンスにマッチした投資信託を選ぶといいでしょう。

 

分散投資で安定的な運用を

最後に、中長期スタンスの運用では、複数の運用先に分散して投資するのが効果的です。というのも、ひとつの銘柄だけに投資していた場合には、その銘柄の値動きだけに資産の変動が偏ってしまうからです。

 

たとえば、皆さんの年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)では、「国内債券25%」「外国債券25%」「国内株式25%」「外国株式25%」を基本の配分として運用しています。

国内外の株式と債券に4分の1ずつ投資することで、リスクとリターンのバランスを取り、中長期的に安定した運用を目指しているというわけです。

 

投資初心者のうちは、大きなリスクを取ってリターンを狙う前に、安心できる投資先を選んで、まずは「投資」というものに慣れていくことからはじめましょう。

 

記事作成日:2024年11月27日

公開日:2024.11.28

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