今晩は底堅い展開か。前日のNY株式相場は続落。FOMCで約3年2カ月ぶりとなる0.25%の利上げが決定され、年内の追加利上げも示唆されたことが重荷となった。ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長がインフレ高止まりへの警戒感を強調し、米10年債利回りが再び5%台へ上昇したことで金融株を中心に売りが先行。ダウ平均は631.21ドル安(-1.21%)、ナスダック総合は3.15ポイント安(-0.01%)で終了した。決定直後は売りが膨らんだものの、ハイテク株の一角が買われたことで指数は下げ幅を拡大させたのち、下げ幅を縮小した。
今晩のNY株式相場は、前日の売り一巡感から買い戻しが期待されるものの、上値の重い展開となりそうだ。米株先物は上昇して推移しているが、米10年債利回りの5%超えや原油高の長期化は、企業の資本コストを押し上げ成長株の重荷となる。もっとも、利上げ初期の動揺が収まれば中長期的に株価は回復に向かうとの見方もあり、下値を叩く動きは限定的とみられる。8月の住宅着工件数や新規失業保険申請件数などの経済指標が相次ぎ発表されるため、高金利下における景気の耐性や労働市場の底堅さを確認する取引となりそうだ。
今晩の米経済指標・イベントは8月住宅着工件数、8月建設許可件数、新規失業保険申請件数、9月フィラデルフィア連銀業況指数、8月中古住宅販売仮契約指数など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:9月17日、14:00)
