川崎汽船<9107>
◎2024/5/8(水)終値2,194.5円+29.5円
◎前日取引終了後に発表の決算で、今期純利益予想1,200億円(前期比14.5%増)は市場予想1,263億5,100万円程度を下回り、前期純利益1,047億7,600万円(前々期比84.9%減)は大幅減益となり、朝方に株価下落となる場面がありましたが、ほどなく上昇に転じました
◎川崎汽船では、今期の市況は堅調な荷動きを背景に底堅いと想定する一方、中国経済の先行き不透明感など懸念要素もあるとしています
◎今期の年間配当予想85円(前期実績250円)は4月実施の1対3の株式分割を考慮すると、実質増配の見通しであり、こちらは好感されたようです
◎併せて、3,955万6,000株もしくは1,000億円を上限とする自己株取得枠の設定を発表したことも買い材料視されたようです。上限株数を取得した場合の発行済み株式総数に対する割合は5.5%となります
◎株価は3月の上場来高値2,590円から4月安値1,943円へ下落後、この日は2,236.5円まで一時反発しました