東宝<9602>
◎2024/4/16(火)終値5,339円+368円
◎前日取引終了後に発表の決算で、今期営業利益予想550億円(前期比7.2%減)は市場予想574億円程度を下回り、年間配当予想70円(前期実績85円)は減配となる見込みですが、売り材料視する向きは限定的だったようです
◎今期は映画事業で「名探偵コナン100万ドルの五稜星」、「ゴジラ×コング新たなる帝国」など話題作のリリース、収益貢献が複数予定されており、開示された業績予想は保守的と見て、今後の上方修正を期待した買いが入っているようです
◎前期営業利益は592億5,100万円(前々期比32.0%増)で最高益を更新し、2022年4月策定の3カ年中期経営計画で掲げた数値目標を前倒しで達成しました
◎併せて、400万株もしくは240億円を上限とする自己株取得枠を設定することも発表しました。上限株数を取得した場合の発行済み株式総数に対する割合は2.29%となります
◎株価は2024年に入り、おおむね4,600~5,200円のレンジ内で推移しています