日本郵船<9101>
◎2024/2/5(月)終値4,845円-155円
◎昼休みに決算を発表し、午前の小幅安から、午後に下げ幅を拡大して取引を終えました
◎今期純利益予想が2,200億円から2,000億円(前期比80.2%減)へ下方修正され、市場予想2,377億2,900万円程度に届かない見通しであることが嫌気されたようです
◎これは子会社である日本貨物航空の株式譲渡が来期へずれ込むことが主な理由のようです
◎また、個人投資家を中心に増配への期待が高まっていた中で、配当予想が据え置かれたことも売り材料とされたようです
◎一方で、今期経常利益予想は2,350億円から2,450億円へ上方修正しました
◎これは定期船事業で中東情勢悪化に起因してコンテナ運賃上昇が見込まれることや、不定期専用船事業の自動車事業部門で完成車生産台数の回復が顕著であり、引き続き強い輸送需要を想定しているためとのことです
◎株価は2020年3月安値363円から2024年1月の上場来高値5,236円へ上昇後、足もとは4,800~5,200円のレンジ内で高値もみ合いとなっています