節分天井・彼岸底(せつぶんてんじょう・ひがんぞこ)
◎株式市場のアノマリーの1つで、2月3日の節分の頃に株価が天井を付けて、その後調整局面に入り、3月20日前後のお彼岸の頃に底を打つというものです
◎もともと米(コメ)相場から続く相場格言で、諸説あるようですが、稲刈り前の9月に入った頃に相場が天井を付けて、新米供給とともに需給バランスの関係で相場が下落し、9月20日前後の秋のお彼岸の頃に底を打つといったものだったようです
◎これが転じて現代では、新年入りの投資資金流入が一巡する節分の頃に株価上昇が一服し、企業などが決算期末を控えて、持ち株を売って現金を確保する動きが一巡する春のお彼岸の頃に株価が下げ止まるというアノマリーになったようです
◎しかし、実際には3月末の権利取りに向けた買いが入りやすいため、2月から3月にかけては株価上昇、もしくは下げても下値の固さが見られることが少なくないようです