米国利下げ期待/大統領選挙予備選/日経平均高値【今週のマーケット展望】
【今週のポイント】
・米国株市場は、3月利下げを期待しながらも、一時的な調整には要注意
・15日には大統領選挙の予備選がスタートへ。株式市場への影響も
・日経平均は、33年11カ月ぶりの高値も急な上昇スピードは気がかり材料
【キーワード解説】
予備選挙
◆米国株
◎3月のFOMC(連邦公開市場委員会)での利下げを期待する声もある中、米国のインフレに関するデータはまちまち
◎今週は、経済指標の発表が少ない中、大手金融機関が決算発表へ
◎年初以降、ナスダック市場の値動きが激しくなっているので一時的な調整には要注意
◎大統領選挙の予備選挙がスタートへ。株式市場への影響も注視したいところ
◆日本株
◎先週の日経平均は5日続伸し、33年11カ月ぶりの高値へ
◎来週に控える金融政策決定会合では「現状維持」の公算で、これも株式市場には追い風
◎ただ、年初以降の株式市場の上昇が急スピードなだけに上値追いは慎重に
◎引き続き、米国の金融政策を意識した展開になりそう
【キーワード解説】予備選挙
◎米国では、大統領選挙の候補者を絞り込むために本選挙の前に予備選挙が行われる
◎ここで共和党および民主党の公認候補が一人に絞られることに
◎今回は、現職のバイデン氏(民主党)と前大統領のトランプ氏(共和党)の対決が濃厚
◎ただ、両者とも高齢なうえ、トランプ氏にはさまざまな問題点も
◎なお、大統領選挙の本選は11月5日に行われる予定
◆注目イベント(日本時間)
1月15日(月)
・米国:米国市場休場(キング牧師生誕記念日)
・日本:決算発表(東宝、出前館)
1月16日(火)
・米国:決算発表(モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックスG)
1月17日(水)
・米国:小売売上高
1月18日(木)
・米国:決算発表(チャールズ・シュワブ)
1月19日(金)
・米国:決算発表(トラベラーズ・カンパニーズ)
・日本:消費者物価指数(CPI)