【今夜のマーケット展望】
◎NYダウ:2026/5/7終値49,596.97ドル-313.62ドル
◎日経平均:2026/5/8終値62,713.65円-120.19円
◎NY見通し-4月雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・平均賃金)に注目
◎米軍がイランの艦船攻撃に対する報復を実施したと発表し、停戦合意への不透明感が再燃し、WTI原油先物は一時1バレル97ドル台へ上昇。ホルムズ海峡の閉鎖に伴う世界的供給ショックの長期化が意識された模様
◎アップル<AAPL>がカメラ内蔵の新型AirPods開発を最終段階に進めているとの報道。低解像度カメラがSiriの「目」となり、視覚情報を処理する同社初のAIウエアラブル端末に。Gemini統合版Siriの開発遅れで発売は延期されたが、メタ・プラットフォームズ<META>やオープンAIが先行するAIハード領域での巻き返しを狙う
◎アマゾン・ドット・コム<AMZN>のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が、米バージニア州北部のデータセンターで冷却システム不具合による過熱が発生し、一部サービスが中断したと発表。復旧作業は想定より遅延。この障害でコインベース・グローバル<COIN>にも影響が及んでいるが、顧客の資金は安全としている
◎アルファベット<GOOGL>が、検索市場の独占訴訟で競合へのデータ提供を命じた措置の執行停止を求めた要請を、米連邦地裁が却下。データ共有は数カ月先で同社に差し迫った損害はないと判断。同社は控訴中だが、データ開示に伴う事業基盤への影響や競争激化のリスクを巡る不透明感が意識される格好
◎エヌビディア<NVDA>がデータセンター運営のアイレンに最大21億ドルを投資し次世代AIインフラ構築で提携すると発表。自社の半導体等を供与し最大5GWの再エネ活用AIデータセンター構築を支援する。提携に伴いアイレンから1株70ドルで最大3,000万株の購入権を付与された旨も公表
◎トランプ大統領が14-15日に行う中国・習主席との首脳会談に、ブラックストーン<BX>やシティグループ<C>の最高経営責任者(CEO)が同行するとの報道。イラン戦争下での通商協議に向け、エヌビディアやアップル首脳も招かれる見通し。米産業界トップを交え、制裁や関税等の懸案打開を探る模様
◎エヌビディアのジェンスン・ファンCEOが、トランプ大統領の中国訪問に招待されれば同行する意向を米メディアに対し表明。現時点では正式な打診はないものの、米国を代表しての訪中を名誉と言及。実現すれば、AI半導体の輸出規制や米中通商協議の場に業界トップが直接関与する格好
◎クラウドフレア<NET>が発表した2026年4-6月期売上高予想6億6,400万〜6億6,500万ドルが市場予想6億6,610万ドルを下回った。あわせて人員削減を発表も成長鈍化が嫌気され、時間外取引で-18.92%安
◎コインベース・グローバルが発表した2026年1-3月期決算は売上高14億1,298万ドル、一株当たり利益-1.49ドルともに市場予想を下回る。暗号資産(仮想通貨)の価格低迷による取引収入減や技術開発等の経費増が響き、最終赤字に転落。収益力の先行きに対する不透明感が広がり、時間外取引で-4.69%安
◎ブロック<XYZ>が発表した1-3月期決算は売上高60億5684万ドル、一株当たり利益0.85ドルともに市場予想を上回る。ビットコイン関連は減収も送金アプリ事業が牽引。堅調な業績を背景に2026年12月期今期および2026年4-6月期の利益見通しを上方修正したことが好感され、時間外取引で+7.92%高
◎トレード・デスク<TTD>が発表した1-3月期決算は、売上高が市場予想を上回った一方、一株当たり利益は0.08ドルと市場予想の0.09ドルを下回る。4-6月期の売上高予想7億5,000万ドルも市場予想7億7,100万ドルを下回り、時間外取引で-15.49%安
◎中東情勢緊迫化による米ガソリン価格急騰で消費者の節約志向が鮮明化。低所得層の家計圧迫が警戒される中、クラフト・ハインツ<KHC>は消費者の手元資金枯渇と貯蓄取り崩しを指摘。マクドナルド<MCD>も燃料高に伴う消費者心理の悪化と不安の高まりを懸念し、小売や外食分野での需要減退が一段と強まる状況
◎台湾セミコンダクター(TSMC)が4月の売上高を17.5%増の4,107億台湾ドル(131億米ドル)と発表。AIブームを支えるハイパースケーラー(巨大データセンターを運営する大企業)の継続的な投資が好調な売上を牽引。アナリストは同社の4-6月期の売上高が35%増加すると予想しており、AI関連事業の拡大が一段と進む見通し
◎注目の経済指標:4月雇用統計、5月ミシガン大消費者信頼感指数速報値など
◎主な決算発表:なし
(2026年5月8日15時35分執筆)
