【今夜のマーケット展望】
◎NYダウ:2026/4/8終値47,909.92ドル+1,325.46ドル
◎日経平均:2026/4/9終値55,895.32円-413.1円
◎NY見通し-上値の重い展開か 経済指標は2月個人消費支出(PCE)価格指数など
◎WTI原油先物が、米イラン間の2週間の停戦合意に対する実効性への疑念から1バレル=97ドル台に急反発。イスラエルによるレバノン攻撃継続を受け、イラン側が和平協議に否定的な認識を示したほか、機雷のリスクや保険料高騰から海運各社がホルムズ海峡の通航再開に慎重な姿勢を崩していないとの報道
◎デルタ・エアラインズ<DAL> が、中東紛争に伴う燃料費の急騰により、4-6月期の利益見通しが市場予想を下回り、約20億ドルの燃料コスト増を相殺するため便数を削減する方針。米イラン間の2週間の停戦合意により原油価格は一時1バレル=91ドル台まで下落したが、精製施設の損傷で供給回復には数カ月を要する見通しで、ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス<UAL> やアメリカン・エアラインズ・グループ<AAL> など業界全体の収益圧迫が続く模様
◎米金融当局による資本要件の緩和再提案を受け、米大手36行の余剰資本が現行比20%増の最大3,200億ドルに達するとのモルガン・スタンレー<MS> による試算。規制緩和により、JPモルガン・チェース<JPM> では約400億ドルの余剰が生じる見通しのほか、ゴールドマン・サックス・グループ<GS> やシティグループ<C> が上乗せ規制緩和の最大の恩恵を受けると目されており、自社株買いや配当、融資への充当枠が大幅に拡大する可能性
◎ウォルト・ディズニー<DIS> が、今後数週間でマーケティング部門を中心に最大1,000人規模の人員削減を計画しているとの報道。アサド・アヤズCMO(最高マーケティング責任者)主導の「プロジェクト・イマジン」の下で組織統合と経費削減を推進する狙い
◎キャタピラー<CAT>がボンフィールド最高財務責任者(CFO)の10月退任とカイル・エプリー氏の昇格を発表。AI移行や関税対策を指揮し2025年最高益に貢献した功労者の後任を、生え抜きの財務ベテランが継承。2026年に約26億ドルと見込まれる関税負担増への対応が、新体制での収益維持に向けた焦点
◎フェデックス<FDX>が、5,000人以上のパイロットを代表する労働組合と賃上げに関する暫定合意に達したと発表。2021年からの交渉を経て、2026年に時給を約40%引き上げ、2028年から2030年まで毎年3%昇給させるなどの内容
◎米連邦航空局がアメリカン・エアラインズ・グループとサウスウエスト航空に計約56万ドルの制裁金を提案。検査陽性の乗務員らを追跡検査なしで業務復帰させた規則違反が理由。安全管理不備の露呈で当局の監視強化が懸念され、両社の収益や信頼性への悪影響が警戒される
◎注目の経済指標:2月個人消費支出(PCE)価格指数、10-12月期GDP確報値、新規失業保険申請件数など
◎主な決算発表:なし
(2026年4月9日15時35分執筆)
