【今夜のマーケット展望】
◎NYダウ:2026/3/3終値48,501.27ドル-403.5ドル
◎日経平均:2026/3/4終値54,245.54円-2,033.51円
◎NY見通し-引き続き神経質な展開か 経済指標は2月ADP民間部門雇用者数など
◎トランプ政権のマイケル国防次官が、バイデン前政権下での商用AI(人工知能)契約に広範な運用制限が含まれ、戦闘任務を麻痺させる恐れがあると批判。調査対象のアンソロピック製AI「Claude(クロード)」は、物理的破壊を伴う作戦計画が事実上不可能で、規約違反時に作戦途中でシステムが停止するリスクを指摘。トランプ大統領は既に同社を安全保障リスクに指定。新たにオープンAIと契約したが、同社も同様の制限導入を示唆しており、軍事利用の制約を巡る懸念が残っている模様
◎オープンAIが、マイクロソフト<MSFT>傘下の「ギットハブ」に対抗する、新たなコードホスティングプラットフォームを開発中との報道 。プロジェクトは初期段階で、完成まで数カ月を要する見通しだが、リポジトリ(ソースコードの保管場所)を、顧客向けに有料提供することも検討されている
◎エヌビディア<NVDA>のベンチャーキャピタル部門NVenturesが、英国の自動運転スタートアップ「オクサ」による、1億300万ドルの資金調達ラウンドに出資。同社への出資を通じ、自動運転分野への投資をさらに拡大する
◎アップル<AAPL>が、最新のM5チップを搭載し、ストレージを大容量化した新型「MacBook Air」と「MacBook Pro」を発表。13インチAirは1,099ドルからで標準容量を512GBに倍増、14インチProは2,199ドルからで1TBを標準化。PC市場低迷の中、実質的な値下げにより買い替え需要の取り込みを狙う
◎インテル<INTC>が、フランク・イアリー会長の退任と、後任に取締役のクレイグ・バラット氏が5月に就任することを発表。昨年就任したリップブー・タン最高経営責任者(CEO)の下での経営刷新の一環で、投資家出身から業界経験者への会長交代により、停滞する経営の立て直しと企業文化の変革を加速させる
◎中東紛争の激化により、ドバイやドーハなど主要拠点空港で計21,300便超が欠航。デルタ・エアラインズ<DAL>がテルアビブ便を22日まで運休するなど航空網の混乱が続いており、米国政府は自国民避難のため軍用機の確保を急いでいる。燃料価格の急騰も各社の収益を圧迫する大きな要因に
◎ロッキード・マーチン<LMT>などの米防衛関連企業が、トランプ政権による禁止措置を受け、アンソロピック社のAI「クロード」を排除する見通し 。国防総省が同社を安全保障上のリスクに指定したことに伴い、ロッキード・マーチンは政府の指示に従う方針を表明。アールティーエックス<RTX>やL3ハリス・テクノロジーズ<LHX>は、コメントを控えている
◎ゼネラル・モーターズ<GM>が、オンライン競合に対抗し、米国内の中古車販売方法を刷新 。6月から「シボレー」などの販売店に、自社サイト「カーブラボー」への移行を義務付け、保証対象を15年落ちの車両や他社ブランドにまで拡大。新車価格高騰を背景に中古車需要の獲得を狙う
◎エクソン・モービル<XOM>が、数週間以内に技術者チームをベネズエラに派遣 。トランプ大統領が、1,000億ドルの投資によるエネルギー産業再建を石油各社に求める中、過去に資産接収を受けた同社は復帰の条件として、持続的な投資保護の確立を求めている
◎モデルナ<MRNA>が新型コロナワクチン基盤技術の特許侵害訴訟を巡り、米アービュタス・バイオファーマなどと最大計22億5,000万ドルを支払うことで和解 。これにより本件の特許紛争が全て解決し、将来のワクチン開発における特許使用料の支払い義務も免除される
◎スターバックス<SBUX>が、米国南部および北東部での成長を支援するため、ナッシュビルに新たな拠点を開設 。今年後半に稼働予定で、調達オペレーションを担うチームのオフィスとなる
◎ブラックストーン<BX>傘下のプライベートクレジット・ファンドで、四半期の解約請求が、37億ドル(発行済み株式の7.9%)に急増。中堅企業向け投資を行うファンドの主な貸出先の1つであるソフトウェア企業がAI脅威論にさらされ解約増に
◎注目の経済指標:2月ADP民間部門雇用者数、2月ISM非製造業PMI、米地区連銀経済報告(ベージュブック)など
◎主な決算発表:ブロードコム
(2026年3月4日15時40分執筆)
