【今夜のマーケット展望】
◎NYダウ:2026/2/3終値49,240.99ドル-166.67ドル
◎日経平均:2026/2/4終値54,293.36円-427.3円
◎NY見通し-上値の重い展開か 経済指標は1月ADP民間部門雇用者数など
◎金先物価格が一時5,100ドルを超えて上昇。米軍によるイラン無人機の撃墜により中東での地政学的緊張の高まりを受け、安全資産として押し目買いが続く
◎アルファベット<GOOGL>傘下のグーグルの検索サービスを巡る独占禁止法訴訟で、米政府などは是正措置が不十分として控訴。ブラウザ売却などを命じなかった判断に異議申し立て。グーグルも一審判決を不服として控訴しており、独占認定や是正内容を巡る争いが続く見通し
◎エヌビディア<NVDA>のジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)が、オープンAIの次期資金調達への投資を明言。民間企業で過去最大規模の巨額投資になる見通しで、一部で報じられた交渉停滞の懸念を否定。最新型半導体への不満による関係悪化も伝えられるなか、次世代AI(人工知能)開発に向けた協力体制を改めて強調
◎エヌビディアのAI半導体「H200」の中国向け販売が、米当局の国家安全保障審査により停滞しているとの報道 。トランプ大統領の輸出承認後も、国務省が厳格な規制を求めている。2026年12月期今期の販売再開が待たれるなか、条件の不透明感から中国顧客の発注も進んでいない模様
◎アマゾン・ドット・コム<AMZN>のクラウド部門責任者が、宇宙データセンターの実現はコスト面やロケット不足から「現実から遠い」との見解を示した。2026年12月期今期もAI拡大で地上の電力供給が課題となるなか、アルファベットなどが進める構想に対し、現時点では経済的ではないと指摘
◎マイクロソフト<MSFT>のAI戦略の中核「Copilot」が苦戦との報道。ブランドの混乱や操作性の課題から有料会員の優先利用率が11.5%に低下し、アルファベットの「Gemini」など競合への流出が目立つ模様。2026年12月期今期は、4億5,000万以上の有料枠を抱える顧客基盤を活かせるかが焦点と指摘
◎アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>の2026年1-3月期売上高予想は約98億ドルと市場予想を超えたが、前期比で約5%の減収見通し。中国向け出荷再開という加点要因を含んでも前期比で落ち込む点が嫌気され、株価は時間外取引で-8.09%の下落。競合との利益率の差も重石に
◎セールスフォース<CRM>のデータ分析部門「タブロー」の責任者、ライアン・アイテイ氏が退任 。対話型アプリ「スラック」の幹部に続く離職を受け、巨額買収した事業の統合を進める中での幹部交代に、市場では経営体制への不透明感を懸念する声が上がっている模様
◎ボーイング<BA>が、新型機「777X」量産機の初飛行を4月に予定。長年の延期を経て来年の初納入を目指す計画の重要な進展となる。GEエアロスペース<GE>製エンジンの不具合懸念はあるが、来年の初納入計画を維持し、機体認証取得に向けた量産機での試験を加速させる
◎ボーイングが、航続距離や貨物積載量を拡大した「787ドリームライナー」の改良モデルを、2026年1-6月期から納入開始 。飛行距離が約643キロ延長、または約5-6トンの追加貨物積載が可能となる 。来年初納入予定の「777X」についても年内の認証取得を目指す
◎フォード・モーター<F>が、中国の吉利汽車と製造や自動運転技術の提携に向け協議中 。欧州工場の有効活用や技術共有により、先行するテスラ<TSLA>や中国勢に対抗しコスト削減を目指す
◎チポトレ・メキシカン・グリル<CMG>の2025年10-12月期売上高は29億8,000万ドルと市場予想を下回った。2026年12月期今期の売上高見通しもほぼ横ばいと低調で、原材料費高騰に伴い1-2%の値上げを予定するが、利益率の低下が懸念され株価は時間外取引で-5.83%下落
◎注目の経済指標:1月ADP民間部門雇用者数、1月ISM非製造業PMIなど
◎主な決算発表:
イーライリリー
フィリップス66
ボストン・サイエンティフィック
ウーバー・テクノロジーズ
アッヴィ
クアルコム
アルファベット
(2026年2月4日15時35分執筆)
