【NY市場:4月8日】
★CVSヘルス<CVS>
・2025/4/7(月)終値63.85ドル+0.19ドル
・トランプ政権が2026年のメディケア保険会社の支払い率を大幅に引き上げるとの報道
・バイデン政権が提案していた2.23%から5.06%に引き上げ、業界に250億ドル以上の追加収入の見込み
・ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>、エレバンス・ヘルス<ELV>など関連株と共に時間外取引で大幅上昇
★マーベル・テクノロジー<MRVL>
・2025/4/7(月)終値51ドル+1.57ドル
・自動車内のデータ通信を行う車載イーサネット事業を規制当局の承認を経て、2025年内に売却すると発表
・売却額は25億ドルで、売却により得た資金などをもとに、成長分野に注力する方針
・時間外取引では大幅上昇
★ブロードコム<AVGO>
・2025/4/7(月)終値154.14ドル+7.85ドル
・2025年12月31日までを買い付け期間として最大100億ドルの自社株買いプログラムを開始すると発表
・幹部は「ブロードコムは強力なキャッシュフロー創出能力を有しており、株主への価値提供は可能」と強調
・時間外取引では大幅上昇
【今夜のマーケット展望】
◎NYダウ:2025/4/7(月)終値37,965.6ドル-349.26ドル
◎8日の米国株は堅調か
◎東京市場が大幅反発となり、一旦リスクオフも落ち着いたことからハイテク株を中心とした買い戻しが続く可能性はあるものの、先行き警戒感からの戻り売り圧力は強いと予想され、伸び悩むか
◎日本を含む多くの国と関税交渉が行われることで、その進展状況により株価が左右されそう
◎ただ、トランプ大統領が中国が報復関税を撤回しないと50%の追加関税を課すと表明したことを受け、中国は「最後まで戦う」と強く反発しており、50%の追加関税は不可避の様相
◎この流れに好転が見られれば上値追いも
◎相互関税の税率の計算式が間違っていた可能性があるとの報道。正しく計算すると税率はおよそ4分の1とのこと
◎欧州委員会は米国の鉄鋼とアルミニウムへの関税強化に対抗するため、ダイヤモンドや大豆などの米国製品に25%の対抗関税を課すことを提案。米国産ウイスキーへの50%関税計画は7日の取引時間中に取り下げを発表
◎ベトナムが米国の貿易赤字解消のために、防衛・安全保障製品を含む米国製品をさらに購入するとともに、関税発動の45日間延期を要請したと報道。昨年、ロッキード・マーチン<LMT>の軍用輸送機の購入を協議。
◎ウォーレン・バフェット氏の純資産は1,535億ドルで、今年に入り115億ドル増えたとの報道。テスラ<TSLA>のイーロン・マスク氏は1,347億ドル減り2,978億ドル。バークシャー・ハサウェイ<BRK.B>は2024年末時点で過去最高の3,340億ドルの現金等を保有し、この下落で株式を大量購入するのではないかとの見方
◎中国の自動運転技術開発企業DeepRoute.ai社が、クアルコム<QCOM>と協力し費用対効果の高い先進運転支援ソリューションを開発すると発表
◎アップル<AAPL>、相互関税発動前に米国内店舗では客が殺到し、iPhoneに駆け込み需要と報道
◎主な決算発表: なし
◎注目の経済指標: なし
(2025年4月8日16時15分執筆)