【NY市場:4月7日】
★コインベース・グローバル<COIN>
・2025/4/4(金)終値160.55ドル-10.21ドル
・週末に、著名投資家キャシー・ウッド氏のARK ETF(上場投資信託)が引き続き株式を追加購入していたと報道
・ファンド・レポートでは、デジタル通貨セクターに対して強気の見通しを示唆
・時間外取引では下落
★シェブロン<CVX>
・2025/4/4(金)終値143.28ドル-12.84ドル
・7日のアジア市場でニューヨーク原油先物相場は一時約4%急落し、1バレル=60ドル割れとなり、石油株の重石になる可能性
・貿易戦争の激化が世界的なリセッション(景気後退)やエネルギー需要減退を招くとの警戒感が背景
・サウジアラビアがアジアの顧客向けに5月出荷分の原油価格を直近2年間で最も大幅に引き下げ
・時間外取引では小動き
【今夜のマーケット展望】
◎NYダウ:2025/4/4(金)終値38,314.86ドル-2,231.07ドル
◎7日の米国株は、下値模索の展開が継続か。
◎日経平均は前日比-7.83%の大幅続落となり、週明けアジア時間の米国株先物もきつい下げとなっており、景気敏感株や関税強化の影響が大きいと見られる銘柄を中心に売りが広がるか
◎米連邦準備理事会(FRB)が早ければ5月にも利下げに踏み切るとの観測が急拡大しており、金融当局者らの発言で利下げを確認できればパニック的なリスクオフ姿勢が緩和する可能性も
◎トランプ大統領は6日、記者団からの株価下落についての質問に「時には薬を飲まなければならないこともある」と発言、関税計画を撤回する気配を見せなかったとの報道
◎強気派で知られるあるアナリストは6日付けレポートで、2025年の目標が楽観的過ぎたと認めた上でS&P500種株価指数の年末予想を5,600ポイントへ下方修正
◎ゴールドマン・サックス<GS>では米国のリセッション(景気後退)が今後12カ月以内に起きる確率の予想を35%から45%へ引き上げ、政策の不確実性の高まりなどにより、設備投資が想定以上に落ち込む可能性は高いと判断
◎米政権の「相互関税」に対する各国の報復関税で米国の大豆輸出が大打撃を被りそうと報道、中国の報復発表に加えて欧州連合(EU)も米国産大豆に関税を課す可能性が高いと穀物トレーダーは予想
◎テスラ<TSLA>、ウォール街でテスラ株に強気派のアナリストが6日付けで目標株価を550ドルから315ドルへ大幅引き下げ、「マスク氏は今こそ行動し、空気を読んで、この不確実な局面でリーダーになる時だ」と主張
◎中国の報復関税に最も脆弱なのはボーイング<BA>、インテル<INTC>、マイクロン・テクノロジー<MU>、キャタピラー<CAT>などの米国企業だとの報道
◎ウォルマート<WMT>、中国系短編動画投稿アプリ「TikTok」の米国事業買収への参加を検討しているという4日取引時間中に伝わったニュースを否定
◎ビットコイン(BTC)が75,000ドル台まで下落し、コインベース・グローバル<COIN>、ロビンフッド・マーケッツ<HOOD>、チャールズ・シュワブ<SCHW>、ブロック<XYZ>などに悪影響も
◎主な決算発表: なし
◎注目の経済指標: 2月消費者信用残高
(2025年4月7日17時15分執筆)