NYダウ史上最高値/TSMC/テスラ決算/海外投資家の日本株買い【今週のマーケット展望】
【今週のポイント】
・TSMCの好決算などを受けて、NYダウが史上最高値を更新
・IBMやインテル、テスラなど注目企業が決算発表へ
・日本株上昇の背景に海外投資家の積極的な日本株買い
・今週の日銀金融政策決定会合は「現状維持」の公算
【キーワード解説】
TSMC
◆米国株
◎先週の米国株市場では、NYダウが史上最高値を更新
◎世界最大の半導体受託製造メーカーTSMCの好決算で半導体関連やAI(人工知能)関連が人気化
◎今週は、IBM、インテル、テスラなど注目企業の決算発表に注目
◎大統領選挙の予備選挙(共和党)では、最初に指名争いの党員集会が行われたアイオワ州でトランプ前大統領が圧勝。株式市場への影響を見極めたいところ
◆日本株
◎TSMCの好決算などを背景に、日経平均株価はバブル崩壊後の高値を更新
◎東証のデータによると、海外投資家が日本株を大幅に買い越し中
◎今週の日銀金融政策決定会合では、金融政策は「現状維持」の公算
◎ただし、中国株市場が下落していることには注意が必要
【キーワード解説】TSMC
◎TSMCは「Taiwan Semiconductor Manufacturing Company」の略。「台湾積体電路製造」や「台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー」とも表記する
◎TSMCは、他社で設計された半導体を製造する世界最大の半導体受託製造メーカー
◎半導体は世界景気の先行指標と見られているため、TSMCの業績見通しは市場でも注目されている
◎2024年12月期はAI半導体の強い需要もあり、売上高は過去最高となる見通しで、日本でも半導体関連やAI関連の銘柄が人気化するきっかけとなった
◆注目イベント (日本時間)
1月22日(月)
・日本:日銀金融政策決定会合(23日まで)
1月23日(火)
・米国:決算発表(ゼネラル・エレクトリック、スリーエム、プロクター・アンド・ギャンブル、ジョンソン・エンド・ジョンソン)
・日本:政策金利、植田日銀総裁会見
1月24日(水)
・米国:購買担当者景気指数(製造業および非製造業PMI)
・米国:決算発表(ネットフリックス、テキサス・インスツルメンツ、フリーポート・マクモラン)
・日本:決算発表(ニデック、ディスコ)
1月25日(木)
・米国:決算発表(IBM、テスラ、コムキャスト、ダウ、ゼロックス・ホールディングス)
1月26日(金)
・米国:個人消費支出(PCE)
・米国:決算発表(インテル、ビザ、アメリカン・エキスプレス)
・日本:金融政策決定会合議事要旨(12月開催分)
・日本:決算発表(信越化学工業、ファナック)